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JUGEMテーマ:試写会 リングサイド・ストーリー ♯101 はじまりは、弁当工場を突然クビにされるカナコの動揺から。 稼ぎのない俳優ヒデオ(35歳)と10年も同棲中で、収入がなくなればふたりの生活は大ピンチ。 ヒデオは、オーディションを受けるもことごとく落ち続け、いまやカナコのひも状態。 それでも「いつかは、カンヌ映画祭に連れてってやる」が彼の捨て台詞だ。 そう、ダメ男とそれを一心に支え続ける健気な彼女のちぐはぐを描いたコメディである。 確かに素直に笑えて痛快であるが...
映画、観たまんま | 2017.09.26 Tue 21:13
JUGEMテーマ:試写会 ザ・サークル ♯100 “ちょっと先、数年後にはきっとこうなる”とSNS社会がもたらす危うさを予見する物語。 刺激的でわくわくさせられるが、わが身に降り掛かってくると思える人には好ましからざるサスペンスである。 今日、身の周りの至る所で監視カメラが我々を狙っている。 スマートフォンのカメラ機能もあなどれない。 そうしたカメラが超小型の、例えばピンバッヂほどで超高性能ワイヤレス、しかも写し出された映像がネットワークされて 世界中の誰も...
映画、観たまんま | 2017.09.26 Tue 13:07
JUGEMテーマ:試写会 女神の見えざる手/Miss Sloane ♯99 これほど凄まじい映画を観たことがあっただろうか。 ひとりの女性が、己の信じる「勝利」のためだけに倫理、正義など容赦なく切り捨て戦略を練り成し遂げる。 映像で奇を衒うことなく、全編セリフの応酬そのもの、最後の最後まで、そうエンディングロールが終わるまで 観客の肝を鷲掴みにしてしまう、凄まじく魅力的な作品である。 ひとりの女性、名はエリザベス・スローン。 政党や議員に、クライアントの要請に添うように働きか...
映画、観たまんま | 2017.09.13 Wed 17:57
JUGEMテーマ:試写会 昨日、9/23公開のユリゴコロの試写会に行って来ました♪ 一冊のノートに記された殺人者の記憶。 それは運命を狂わす、禁断の真実。 原作は、 沼田まほかるさんの人気ミステリー小説「ユリゴコロ」だそうです。 熊澤尚人監督、主演の吉高由里子さん、主題歌を歌っているRihwaさんの舞台挨拶もあり、 とっても楽しみにしていました(^^)/ 舞台挨拶中は撮影禁止でしたが…"(-""-)" 吉高由里子さん、顔がちっちゃくてめちゃ可愛かったです♪ 芸能人の方は...
主婦ときどき派遣OLのお得な暮らしダイアリー | 2017.09.07 Thu 09:54
JUGEMテーマ:試写会 50年後のボクたちは/tschick ♯98 14歳の少年ふたり、マイク(Maik)とチック(Tschick)が夏休みに破天荒な旅をする物語りだ。 どう破天荒かというと、旅の手段は、チックが無断で借用したおんぼろ車「ラーダ・ニーヴァ」で、彼の祖父が住む町を目指すわけだが 道を知らないばかりか地図もない。ただ南へ南へとアクセルをふかすだけ。 ひた走る道は、彼らの人生を示唆しているのかもしれない。 とうぜん無免許。それでいてアウトバーンを突っ走るのだから、挙げ句の果て...
映画、観たまんま | 2017.08.28 Mon 12:04
JUGEMテーマ:試写会 米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー ♯97 あまりにも沖縄について知らなさすぎた。 米軍支配と闘った、否、いまも闘っている人たちの強固な意志。 彼らに対する差別と抑圧の歴史。 そして、瀬長亀次郎という人が、占領下における圧政、弾圧、妨害に屈することなく民主主義を求め貫いたことも。 現実、沖縄では普天間基地の辺野古への移転反対の闘争が続けられている。 街中から基地を移すのだから危険性や騒音等々から解放される策として良いではな...
映画、観たまんま | 2017.08.24 Thu 11:14
JUGEMテーマ:試写会 三度目の殺人 ♯96 この作品で、思いもかけないことを知った。 法廷は、真実を解明する所ではないということ。裁きは、真実と無関係に下されるという事実。 是枝裕和監督は、そうした実態を知り、真実が何か分からないまま、 人が人を裁いていかなければ維持できない不完全な“裁きのシステム”を描き出したのである。 河川敷で食品加工工場の社長が殺された。容疑者は、殺人の前科がある三隅という、工場の元社員。 三隅は、過去の経緯から死刑は確実と思...
映画、観たまんま | 2017.08.16 Wed 09:32
JUGEMテーマ:試写会 エル/ELLE ♯95 パンフレットを見ると“衝撃”という文字が踊る。 確かに、思わぬ展開に“えっ!”“おっ!”と揺さぶられ、遂にはストーリーにとことん引き込まれることになる。 パンフレットはまた、“世界初の気品あふれる変態ムービーにして異色のサスペンス”というコピーで“衝撃”を強調。 そういわれれば、なるほど変態要素が随所ににじみ出ている。 が、“あっ!これってフランス映画ならではのセンス...
映画、観たまんま | 2017.07.28 Fri 20:41
JUGEMテーマ:試写会 ローサは密告された/MA’ROSA ♯94 あまりにもリアルすぎて、フィクションであることを疑いたくなる。 というのも、スラム街のそのまんまを舞台に、カメラは全篇手持ち、照明も作為は感じられない。 まるで、潜入捜査ならぬ潜入撮影といった感じだ。 潜入先は、警察署内。麻薬密売で逮捕した容疑者を警察官が恐喝し、事態によっては暴力をふるい、 押収した現金を署員で山分けしポケットに入れる。さらに、署長にも分配される。 いくばくかは、若い者にわたし、酒...
映画、観たまんま | 2017.07.25 Tue 14:25
JUGEMテーマ:試写会 静かなる情熱 エミリ・ディキンスン ♯93 エミリは、詩人である。1886年、無名のまま55歳で生涯を終えた。 が、妹によって1800篇近くの詩稿が発見されたことで世に知られることとなり いまや文芸にとどまらず、多くの芸術家に影響を与える存在として高く評価されている。 作品は、そんな彼女の半生を描いたものである。 エミリが生きたアメリカは、女性に厳しい時代。何事においても女性を評価しようとしない。 彼女の詩に対して「有名...
映画、観たまんま | 2017.07.20 Thu 08:27
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