[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
JUGEMテーマ:試写会 92歳のパリジェンヌ ♯65 マドレーヌ、92歳。増える“できなくなったこと”が気がかりだが、元気にひとり穏やかに暮らしている。 かつては助産師として活躍し、社会運動にも参加するなど意欲的な人生を選択してきた。 家族が揃って祝ってくれる誕生会で。彼女は「いままで本当にありがとう。幸せな人生だわ」と感謝を伝え、続けて何とも耳を疑うような決意を発表したのである。 「気力があるうちに、自らの人生の幕を下ろしたいと思うの。2ヵ月後の10月17日に私...
映画、観たまんま | 2016.09.20 Tue 14:31
JUGEMテーマ:試写会 男と女 ♯4 もう半世紀もの歳月が過ぎてしまったようだ。 最初の公開は、1966年(昭和41年)5月。監督のクロード・ルルーシュは29歳の若さだった。 制作費は少額で照明スタッフを雇うことができず、車内で語り合う二人のシーンは、俳優自らがライトを持ち撮影したという。 パリから150キロ離れた寄宿舎に娘を預ける「女」。同様に息子を預けるレーサーの「男」。 「女」は、パリヘ帰る電車に乗り遅れてしまう。そこに「男」が出合わせ、「女」は「男」の車でパリへ向かうことに。...
映画、観たまんま | 2016.09.09 Fri 18:47
JUGEMテーマ:試写会 高慢と偏見とゾンビ ♯063 小説の映画化は、数限りない。 この作品もジェイン・オースティン著の恋愛と結婚を主題にした小説『高慢と偏見」を素にしたものである。 ベネット家の5人姉妹、その娘たちの玉の輿を狙う毋、ベネット家の隣りに越してくる資産家の若者など登場人物の設定は小説の通り。 ところが、よりによって人を喰い殺すゾンビを大量にトッピングしてしまったのである(これも小説がある)。 18世紀末、結婚こそが女性の幸せという価値観のイギ...
映画、観たまんま | 2016.08.29 Mon 18:36
JUGEMテーマ:試写会 アスファルト 英題/Macadam Stories ♯062 この“笑いと皮肉”は、チャップリンの域を越えたようにすら思える。 おんぼろアパートでの3つの出来事。 1- 壊れたエレベーターの交換について自治会で賛成か、反対かを討議。 2階に住んでいるから利用しないのに頭割りの負担でも納得できないと、ひとりの男だけが反対。 ところが、利用せざるを得ない事態に陥る。 2- 鍵っ子の高校生が住む隣りに有名だったという女優が越してくる。 エレベーターが壊れていた...
映画、観たまんま | 2016.08.24 Wed 17:35
JUGEMテーマ:試写会 歌声にのった少年 The Idol ♯061 言ってしまえば、少年が歌手になる夢を叶えるシンプルなストーリーだ。 となると、“苦労に苦労を重ねて”とか“努力の甲斐あって”といった形容が付きものだが、この作品は“奇跡的に”がふさわしい。 舞台は、パレスチナ・紛争の地:ガザ地区。厳しい現実のみが横たわり、夢を抱くことすら奪われた日々の暮らし。 住民は、地区から一歩も出ることを許されない。 子どもたちが地中海に面した海岸で魚...
映画、観たまんま | 2016.08.16 Tue 17:36
JUGEMテーマ:試写会 イングリッド・バーグマン 愛に生きた女優 ♯060 ひと一人の人生は、運命、偶然、選択によって決まるという考え方がある。 運命、偶然は、自らの意志をもって変えることはできない。対して選択は自らの行為であり、この選択こそ生まれもった権利であるという。 人生は、運命や偶然に身を委ねる方が楽かもしれない。それでも自ら選択する方が人間を人間足らしめるというのだ。 イングリッドの運命はといえば、1915年、ストックホルムに生まれ、父が写真家であったこと。 ...
映画、観たまんま | 2016.07.29 Fri 08:22
JUGEMテーマ:試写会 リトル・ボーイ 小さなボクと戦争 ♯059 アメリカ市民の側からみた太平洋戦争をとても素直に描いた作品のように思える。 しかし、制作者たちはそうした意図を持ってはいなかっただろう。 故に日本人にとっては観た後、複雑な思いが残る。 カリフォルニア州の小さな漁村。 そこに住む、8歳にしては背の低いひとりの少年(リトル・ボーイ)のまわりに起こる出来事を屈託なくストーリー化。 村人たちには真珠湾攻撃への恨みを打ち消せず、ジャップには躊躇なく銃口を向け...
映画、観たまんま | 2016.07.20 Wed 20:08
JUGEMテーマ:試写会 ストリート オーケストラ ♯058 美談は、美談的なものとして創作しようとすれば、とりあえず出来る。 となると、わざとらしさが透けて見えまちがいなく興ざめてしまう。 しかし、この作品は確かに美談であり信じ難いことだが、事実なのだから“事実は小説よりも奇なり”の体がある。 そこはブラジル最大のスラム街。警察の権力すら及ばない。 生きるためにギャングの手先となりカード詐欺を生業とする子ども。 「おまえんとこの母さんは自分の子どもの数す...
映画、観たまんま | 2016.07.06 Wed 17:56
JUGEMテーマ:試写会 トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 ♯057 さすがに、「ローマの休日」を知らない映画ファンはいるまい。ただ、その脚本は誰が書いたのか、知る人はいまい。 調べて、イアン・マクレラン・ハンターだとわかったとしても、実はその人が書いたものではないのだ。 第二次大戦後、共産主義者とその同調者に対する“赤狩り”が猛威を振るうアメリカ。その理不尽な弾圧は、ハリウッドにも及ぶ。 そうなると、権力に媚び すり寄る者、主義主張を変える者、抵抗する...
映画、観たまんま | 2016.06.25 Sat 16:52
JUGEMテーマ:試写会 シング・ストリート/未来へのうた ♯056 ほっ、15歳。 振り返るほどの過去があるわけでなく、いまを楽しみ、ちょっと先だけ見て悩みつつもいつかはうまくいくと確信できる年頃。 そんな少年:コナーたちの、常識との戦いを描いたカッコイイ作品である。 彼らが住むダブリンは、アイルランド東部に位置し、海を隔ててイギリスを望む。そこは憧れの地である。 国は、不況に見回れコナーの父もあおりを受け職を失い、やむなく学費の安い公立校へ転校させられる。 そこは、イジメとケンカで荒れ、...
映画、観たまんま | 2016.06.15 Wed 18:55
全426件中 241 - 250 件表示 (25/43 ページ)