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数年前に実際にあった少女の拉致監禁事件を元に書かれたようです。実際の事件は10年近く監禁されていたので、ワイドショーでもよくとりあげられてましたが、この小説では1年程となっています。中では主人公が小説家になりこの事件のことを書いていたり、解放された後に想像していたり、本当のところはどうなのか分からないところもあります。小説の中の話ではストックホルム症候群ではないと書いてありますが、私はやはりそれになっていたんじゃないかと思います。もし自分がこんな目にあったら…やはりそうなるかもしれないと考えた...
kuuの読書感想 | 2010.09.22 Wed 14:36
JUGEMテーマ:ミステリこんばんは、あざらしです。新宿鮫シリーズ 第7弾読み終える。今回はちょっと変わったはじまり方でした。はじまったときには、鮫島がおりの中に捕らわれの身となっている。で、なかなか状況が分からない。そこから回想とのカットバックで少しずつ状況がわかるという構成。でも、プロットは前回6作目に比べてシンプルで、しかも舞台は新宿ではなく、九州のある地方都市。シリーズ全体を通していまだに謎である(警察内部告発であろう)手紙。その手紙を鮫島に託して、自殺してしまった同僚・宮本の7回忌に出席...
脚本家になりたい!シナリオ研修生の映画・読書日記 | 2010.09.21 Tue 21:01
有栖川有栖『闇の喇叭』(理論社,2010/06) 召和20年の米国の原爆開発のわずかな遅れが歴史の分岐点となり、北海道以北と分断された日本。その簡潔な歴史をスケッチした序章はそれだけで端正な改変歴史SFである。 平世21年、日本は、北海道(召和22年にソヴィエト連邦の後押しを得て日之本共和国として独立)と戦争状態にあった。北からのスパイ、徴兵制、経済の停滞、東京一極集中、それから法律で禁止された私的探偵行為……、世の中は閉塞感に満ちている。県立多岐野高校2年生の空閑純は、大阪で探偵をやっていたという過去を隠した...
更・ぅれしぃがらし日記 | 2010.09.19 Sun 09:42
JUGEMテーマ:ミステリこんばんは、あざらしです。『新宿鮫VI 氷舞(こおりまい)』を読む。新宿鮫の第6作目。新宿鮫、うぬぼれ刑事バージョンみたいな話だった。もちろん、ノリは、ヘイヘイヘイ、ではないが。ちょっとプロットが複雑で、作品の前半立ち上がりが遅かった。で、いつもと違ったはじまり方。冒頭部分の登場人物で、その人がどう関わっていくか、予想が出来た。でも、途中のプロットがめちゃめちゃ複雑なので、それを理解するのが大変で、その人物が登場する欠点を、プロットの複雑さが、その臭いを打ち消そうとしてい...
脚本家になりたい!シナリオ研修生の映画・読書日記 | 2010.09.15 Wed 18:29
古典部シリーズの最新刊。 ホータローたちの下に新入部員・大日向が入ってきた。しかし彼女は仮入部期間終了と共に古典部をやめると言い、ホータローはマラソン大会の最中にこの数ヶ月の古典部を振り返って、大日向が辞めようとしている理由を推理するのだが……という話。 省エネ主義のホータローがマラソンをしているのも面白いですが、走りながら推理をするというのもちょっと変わっていました。前作の終わり方が終わり方だったんで、タイトルを見たときはホータローと千反田のふたりのことが描かれているのかと思っていまし...
今夜、地球の裏側で | 2010.09.08 Wed 17:09
結構早いペースで新刊が出ている湊さんの最新刊。 読了後、『夜行観覧車』というタイトルの意味するところを考えていました。この話に出てくるいくつかの家族達それぞれ個人が見えている景色は立場によって違うけれど、家族という箱に一緒に入って夜の闇の中をぐるぐると回っている観覧車のよう。どこか遠くに明かりが見えればいいけれど、それに気づかないままぐるぐると回り続けるのかもしれません。あるいは乗り合わせたことそのものについて考え、何かを吹っ切るか。 物語は、とある高級住宅地で起こった殺人事件に関係す...
今夜、地球の裏側で | 2010.09.07 Tue 17:15
JUGEMテーマ:ミステリ推理小説と犯罪小説は厳密には違う。推理小説は、犯人と探偵(あるいは読者)とのあいだにはっきりとした境界線がある。読者はあくまでも自分は正義の側にいるという安心感があって作品を読む。しかし、犯罪小説は違う。ときに読者は、犯罪者の気持ちに同調してしまう。いつ境界線を越えてしまうかわからない。”自分だって…”と不安にかられる。「新宿鮫」シリーズが犯罪小説であるのはいうまでもない。(新宿鮫5炎蛹 文庫本のあとがき、より) *こんばんは、あざらしです。この記事冒頭のあと...
脚本家になりたい!シナリオ研修生の映画・読書日記 | 2010.09.06 Mon 17:53
《内容紹介》ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。(「BOOK」データベースより)まさに、ラスト一行でひっくり返りました!!すごすぎる…色んな結末を想像しながら読みましたが、全て期待を裏切られました。もちろん良い意味で、です♪こういう、...
読書メモ | 2010.09.04 Sat 01:16
JUGEMテーマ:ミステリ『海賊岬の死体』に続く、一時的な恋人にしたいゆるキャラNO.1のホイット・モーズリー判事シリーズ第3作です。今作では、6人もの子供を置いて行方をくらましたホイットの母親探しがテーマです。父のベイブが余命四ヶ月の宣告を受け(唐突な設定!)、ホイットはもう一度両親を会わせたいと願い、探偵を雇って調査します。しかし母親は失踪後に相当なことをやらかしてきているらしく、探偵は「これ以上追いかけるのはやめたほうがいい」の一点張り。それでも調査続行を無理強いしたホイットですが、その矢先に探...
dry yeast | 2010.09.03 Fri 03:24
JUGEMテーマ:ミステリ『大誘拐』が爽快だったので買ってみた(かなり昔ですが…)本です。ずいぶん積んでしまった。嫌われ者の経営者が、蔵の中で死んでいるのが見つかります。要塞のようなその蔵は、もしかして密室?死因は心臓麻痺のようですが…というミステリが、田舎町を舞台に繰り広げられます。ユーモアあふれる筆でさくさく話は展開しキャラも濃く読みやすいです。ですがオチは、あー、なんとなくそんな気がしてました、という感じ。普通ーな読後感でした。
dry yeast | 2010.09.03 Fri 03:14
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