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JUGEMテーマ:時代小説 図書館本。長いシリーズの一冊目だが、内容は主なシリーズ登場人物の紹介。なので、本番はこれから、という感じ。こういうのをテレビでやってくれないかね。いつまでも池波正太郎とか藤沢周平とかの作品をドラマ化してるんじゃなくて、新しい作家の作品を映像化すれば、新しい時代劇ファンが生まれると思うけどな。まあ、主演はジャニーズなんかじゃなく、ちゃんと演技できる時代劇向きの体型の若手俳優・・・って誰?(笑)。まあ、楽しいお話のようだとは思えるスタートの一冊でした。なお、...
本、読みました。 | 2020.05.05 Tue 09:11
JUGEMテーマ:時代小説 短編集。これまでに読んだ著者の3長編のような不満をまったく感じない。最初の「三筋界隈」は、米の高騰、人気のない道場、刀の交換、真剣での立ち合いなどが過不足無く繋がって話を作っている。表題作の「春山入り」では、刀を挟んで古くからの友との関係が描かれるが、二人の子を亡くした夫婦の回復の物語ともいえる。「乳房」の夫婦とも漢詩好きだったというオチも良い。「約定」の最後の謎や「夏の日」の盛り上がりの頂点でスパーンと切って結末を示す手法からも青山文平は短編の名手とい...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 13:38
JUGEMテーマ:時代小説 青山文平を読むのは3冊目だが、これまでの中では一番、話としての形が見えた。ただ、あくまで「これまでの中では」というだけで、起伏がある話とはいえないと思う。同じ土地で一緒に育ち六十過ぎになった幼馴染たちとの話が主軸なんだろうが、早く亡くなった幼馴染の息子とそれに関係した芸人一座、主人公の娘婿の正体といった脇の話のメリハリが弱く、幼馴染が殺されることになった謎解きの結末も盛り上がりに欠ける。文庫本の帯に「(主人公が)友の死の謎を追い、江戸に澱む闇を斬る」とあった...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 13:37
JUGEMテーマ:時代小説 図書館本。今回は怪談話から始まる。まさか幽霊を犯人にして終わらせるわけはないし、一体、どうやってこの謎に始末をつけるのかと思った時には既に話に引き込まれているわけね。岡っ引きの息子の嫁の家出騒ぎや、小間物問屋清之介の兄の病気も、話の主軸に収束していく。怪談話の謎解きは本格推理物のような精緻さはないけど、それを期待するような話でもないだろう。ひとつ気になったのは、犯行の中心人物の名前が前作『地に巣くう』のそれと同じだったこと。同一人物ではないのだから、名前...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 13:23
JUGEMテーマ:時代小説 図書館本。冒頭、同心信次郎が襲われる。そこから、亡き父親が悪事に加担していたのではないかという疑いを抱き探索を進める。同心の父親を尊敬していた岡っ引き伊佐治は反発するが、亡くなっている身内であっても探求の手を緩めない。相変わらずの毒舌と小間物問屋主人清之介とのピリピリした緊張関係。今回はとうとう清之介に人を斬らせてしまう…。作者は二人の関係をどこまでエスカレートさせるつもりなのかな。ほどほどにしておいたほうがいいと思うけど。それにしても、毎回、色っ...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 13:20
JUGEMテーマ:時代小説 図書館本。話に起伏のない青山文平の本を2冊読んだ後なので、冒頭からサスペンス感いっぱいの物語に引きずりこまれた。10年前、夫に女郎と無理心中されたのが、前作に出てききた品川の旅籠の女将で主人公の一人である同心の愛人。それとそっくりの心中事件が起きるが、それも10年前の事件も殺しだった可能性が出てくる…。同心と岡っ引き、小間物問屋の主人の3人が相変わらずの緊張関係を保ちながら、この謎に挑む。この旅籠の女将の他、小間物問屋の主人の兄の囲い者だった女もレ...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 13:18
JUGEMテーマ:時代小説 前回「白樫の樹の下で」同様、話の目指す先がなかなか掴めなかった。剣術に優れた武士、鮭の養殖、執政間の争い、死に向かう意思、母と同様に駆け落ちする娘等々、どれが話の主軸になるのか見当がつかないまま、読後に感じたのは「で、何?」。母と娘の駆け落ちの理由がともに夫のためだったことが明らかにされるが、それが主軸なら物足りず、主人公とその婿の死に向かう意思も説得力に欠けるように思う。ラスト一行の家老のセリフは笑えるといえば笑えるが、これを最後に持ってくる意味がどこ...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 13:17
JUGEMテーマ:時代小説 短編集。これまでに読んだ著者の3長編のような不満をまったく感じない。最初の「三筋界隈」は、米の高騰、人気のない道場、刀の交換、真剣での立ち合いなどが過不足無く繋がって話を作っている。表題作の「春山入り」では、刀を挟んで古くからの友との関係が描かれるが、二人の子を亡くした夫婦の回復の物語ともいえる。「乳房」の夫婦とも漢詩好きだったというオチも良い。「約定」の最後の謎や「夏の日」の盛り上がりの頂点でスパーンと切って結末を示す手法からも青山文平は短編の名手とい...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 12:58
JUGEMテーマ:時代小説 青山文平を読むのは3冊目だが、これまでの中では一番、話としての形が見えた。ただ、あくまで「これまでの中では」というだけで、起伏がある話とはいえないと思う。同じ土地で一緒に育ち六十過ぎになった幼馴染たちとの話が主軸なんだろうが、早く亡くなった幼馴染の息子とそれに関係した芸人一座、主人公の娘婿の正体といった脇の話のメリハリが弱く、幼馴染が殺されることになった謎解きの結末も盛り上がりに欠ける。文庫本の帯に「(主人公が)友の死の謎を追い、江戸に澱む闇を斬る」とあ...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 12:56
JUGEMテーマ:時代小説 初めての作家の時代小説を読む時は、どんな具合の話を書く人なのか探りながら読むことになる。家に例えると、間取りはどうだ、内装はどうだ、といったところ。それを早く掴めれば話の先行きに見通しが立ちストーリーが追いやすくなるが、この作品の場合、それがなかなか掴めなった。主人公と友たちの成長の物語なのか、辻斬りを追う話なのか、恋の話なのか…。それが、半分を過ぎたあたりの言い交した相手が殺されたところから急に話が転がり出す。最後の壊れてしまった友との対峙の場面...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 12:54
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