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グリム童話、通し番号でずっと追っていますが、前話あたりから、短いお話が続きます。そして、その、用いられている短いシーンから、受け取られるものは、人それぞれなのではないでしょうか。 この物語は、ある魔術師が、大勢の人々の前で、その魔術を披露していると、四つ葉のクローバーによって賢くなった、ひとりの娘にそれを見破られてしまいます。すると、人々の見ている幻は解けてしまいました。 この幻が、タイトルにもなっている、おんどりのかついでいる、重いであろう、天井の梁です。実は、その天井の梁は、麦わ...
'ものがたり'散策 | 2017.04.23 Sun 18:11
神様は、すべての動物を作ると、狼をお供にしました。ただ、やぎを作り忘れ、それを悪魔が作ったことになっています。題名になっている、神様のけだものとは狼のことで、悪魔のけだものとはやぎを指します。 (KHM05)『狼と七匹の子やぎ』に代表されるように、グリム童話第一巻では、結僕民族にとっての、家畜を荒らす狼は悪者として、やぎなど、人に家畜として飼われる動物は、正義として描かれてきました。それとはどうも趣が違います。やぎは、木を荒らす害獣として描かれ、狼が、それに対する守護者のような描写がなされます。...
'ものがたり'散策 | 2017.04.22 Sat 18:31
むかしあるところに、ふたり兄弟がいて、共に王さまの軍隊に入っていました。おそらく軍隊での働きが違うのでしょう、兄は金持ちでしたが、弟は貧乏でした。 弟は、なんとかして貧乏から逃れたいと思い、軍服を脱いで百姓になります。わずかばかりの畑を耕し、かぶらの種をまきました。すると、そのかぶらは、みるみる大きくなり、成長をやめません。その大きさは、二頭の雄牛でなければ引けないほどの大きさになります。 弟はこのかぶらを持て余しまします。そして、色々と考えました。売ったところでどれほどのお金になるかも...
'ものがたり'散策 | 2017.04.21 Fri 18:29
ある王さまと女王は、豊かに暮らしていました。しかし、子どもだけが授かりません。彼らに残された願いは子どもを得ることだけでした。そんなふたりの間に、やっと子どもが授かります。 しかし、果たしてそれは、ロバの姿をしていました。女王は悲しみました。しかし王さまは、自分の子供を、れっきとした王子として育てます。そのおかげで王子はすくすくと育ちます。その王子が主人公です。そして、彼の成功譚が語られます。 それはそうと、この物語、表現が雑に感じられました。そのおかげで、いまいち物語に溶け込め...
'ものがたり'散策 | 2017.04.20 Thu 20:08
むかし、あるところに、ひとりの貧しい女がいました。彼女には、ひとりの息子がいて、息子は、始終、旅に出たいと口にしていました。女には息子に持たせるお金など無く、息子は、自分でお金を工面するべく、「たくさんじゃない、たくさんじゃない」と言って歩き始めます。 しばらくすると、何人かの漁師に出会います。そして、彼らは、この息子の言葉を聞くと、怒ってしまい、殴りかかってきます。なぜなら、漁師たちが網を上げると、確かに魚はたくさんじゃなかったからです。そして息子は、道中、言って歩く言葉を、漁師たちに変...
'ものがたり'散策 | 2017.04.19 Wed 18:40
むかし、ひとりの王さまがいました。王さまの城の近くには、大きな森があって、たくさんのけものがいました。 王さまはある時、狩人に、森へ鹿を仕留めてくるよう言いましたが狩人は帰ってきませんでした。王さまは次の日、その狩人を探してくるように、さらにふたりの狩人を森におくります。しかし彼らも帰ってきませんでした。 三日目には、王さまは多くの狩人を森に向かわせて行方知らずとなった狩人たちを探させます。しかし、狩人たちは、ひとりとして帰ってきませんでした。人々は恐れて、もう誰も森に入るものはいません...
'ものがたり'散策 | 2017.04.18 Tue 18:23
むかし、あるところに、歳をとった女王がいました。しかし彼女は魔女でした。彼女は、日々、どうしたら、人間どもを破滅させることができるかを考えています。 そして彼女には、大変美しいけれど、傲慢な王女がいました。女王は王女に求婚するものに、課題を与え、それをこなすことができないものは、容赦なく首を落として殺していました。 そこへ、とある国の王子が、その課題を解いて、王女と結婚しようとするのですが、当然父親である王さまは、この、息子を死に行かせるような行為に反対します。 しかし、王子は、それ以...
'ものがたり'散策 | 2017.04.16 Sun 18:42
むかし、あるところに王さまがいて、王さまには、美しい十二人の王女がいました。城の大広間には、王女たちのベッドが並んでいて、王女たちが眠りにつくためにベッドに入ると、王さまは、大広間の扉を閉め鍵をかけて出入りを出来無くしています。 それにもかかわらず、朝になると、王女たちの靴は、どこかで、さんざんダンスをしてきた後のように、擦り切れているのでした。王女たちが、どこでダンスをしてくるのかは、誰にも分かりませんでした。 とうとう王さまはおふれを出します。王女たちがどこでダンスをしてくるのか探り...
'ものがたり'散策 | 2017.04.15 Sat 18:49
歳をとって役立たずになった馬が、主人にお払い箱にされるところを、ズル賢い狐が知恵を絞って馬を助けます。 馬は、主人に、ライオン一頭でも引っ張る力があれば、以後も手元に置いて飼うのだがなと言われるわけですが、馬にその力は、すでにありません。馬が狐に相談します。 すると、狐は、ライオンのもとに出向き、思わせぶりに、自身の体を、馬のしっぽに縛り付けるならば、いつもより、ゆっくりとたいらげることができるだろうなと持ちかけます。 ライオンは同意し、狐に実行させました。しかし、その縛り加減が問題で...
'ものがたり'散策 | 2017.04.13 Thu 18:27
四人兄弟の父親は、息子たちに独立をうながします。兄弟はそれぞれの道を精進するため散っていきますが、約束の期日を決め再び集うことを約束します。 兄弟は、それぞれに師匠を見つけ、上の兄弟から順に、泥棒、星のぞき、狩人、仕立て屋になりました。グリム童話で主に用いられる登場人物の職業が連なっています(星除きは初めての登場ですね)。そして、それぞれは、その道の達人になりました。 約束の日が来て四人は集い、それぞれ身につけた技を父親に見せました。父親は大変満足し、そのうちに、兄弟の技が、世のために役...
'ものがたり'散策 | 2017.04.12 Wed 19:04
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