[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] グリム童話のブログ記事をまとめ読み! 全147件の8ページ目 | JUGEMブログ

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グリム童話
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世界中で愛されている童話集「グリム童話」について語りましょう。
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グリム童話(KHM83) 『幸せハンス』 ハンスの物語が表現したかったもの

ハンスの物語は、これまで(KHM32)『ものわかりのいいハンス』、このブログでは扱いませんでしたが(KHM82)『博打打ちのハンス』があります。そしてこの物語で三話目です。いずれも愚か者であるハンスが、その足りない頭で、世の中を渡る顛末が描かれます。 前二話のハンスは常人の思考からは逸脱しています。彼には、人間が人間であるための条件である、帰納的思考さえできないのです。それゆえに、それぞれのお話では、彼自身の狂気が描かれていました。 この三話目の物語も同様です。彼は、七年間働いた給金として得た...

'ものがたり'散策 | 2017.03.09 Thu 18:31

グリム童話(KHM81) 『陽気な兵隊』 とある楽天的な男の一生

主人公の兵隊は、戦争に出て働いていたのですが、戦争が終わると僅かな金品を受け取ってお払い箱になります。彼は、さすらいの旅を始めます。そして、その僅かにもらった金品が、兵隊を、天国の使徒、聖ペートルスと出会うきっかけを作ります。 兵隊は、聖ペートルスの化けた乞食に、戦争で得た僅かな金品を、おおかた恵んでしまいます。兵隊は、気まぐれで、ただ気前よくそうしただけなのですが、それを、慈悲深さと勘違いした聖ペートルスは、兵隊に興味を持ち同行します。 しかし、聖ペートルスは、兵隊と共に過ごすうちに、...

'ものがたり'散策 | 2017.03.08 Wed 18:33

グリム童話(KHM77) 『かしこいグレーテル』 題名に皮肉が込められた物語の類型

(KHM32)『ものわかりのいいハンス』にしろ(KHM34)『かしこいエルゼ』にしろ、こういう題名が付いているお話にかぎって皮肉を込めてか、正反対の愚かなキャラクターが描かれてきたました。 しかし、このお話の主人公はなかなか頭が回ります。主人公は料理人で、仕事中の飲酒のエピソードが語られます。 しかし、この頭の回り方、意地悪なとり方をすれば、常習的な酒飲みによくみられるそぶりなのです。彼らは、こと、アルコールを飲むための口実に関して、大変、頭が良く回ります。その他、自分に都合の良い出来事の作話...

'ものがたり'散策 | 2017.03.07 Tue 18:32

グリム童話(KHM73) 『おおかみときつね』 賢い狐、愚かな狼

(KHM72)『おおかみと人間』に続き、動物寓話ものが続きます。今回は狼と狐の登場です。そして相変わらず狼はマイナスイメージで描かれています。今回は、狼の貪欲さがクローズアップされるのでした。狐は、洋の東西を問わず、良くも悪くも賢いイメージが定着しているようですね。 お話はこうです。狼は、自分のすみかに、狐を住まわせていました。狐は弱いので狼のいうことを何でも聞かなければなりません。狼は、食べ物の調達に、狐を使い走りにしていました。 ところで狼は、狐が調達した食べ物だけではもの足りず、欲を...

'ものがたり'散策 | 2017.03.06 Mon 18:25

グリム童話(KHM72) 『おおかみと人間』 西洋における動かしがたい狼のメタファー

狼のビッグマウスを、狐がたしなめるお話です。グリム童話でお馴染みの狼ですが、相変わらずの悪いイメージで描かれています。牧畜が盛んであった民族にとっては、害獣であろうから仕方がないのでしょう。ヨーロッパ文化の根底には、狼に対する、我々とは違ったイメージがあるものと思われます。 これだけたくさん登場して、どれもこれも似通った悪いイメージで描写されます。他をだますというパターンが多いようですが、ここでは大口を叩いて、悦に入っています。いずれにしても孤独なあり方ですね。 そして、物語結末では、お...

'ものがたり'散策 | 2017.03.05 Sun 18:07

グリム童話(KHM71) 『六人男、世界をのして歩く』 心のどこかで切に願う世界の単純さ

とある男は戦争に出て働きますが、戦争が終わると国から僅かなお金をもらって、お払い箱になってしまいます。割に合わない報酬に怒って、彼は、自身の活躍に見合ったものを得るために、ある決意をします。仲間を集めて、いつか王さまから国中の宝を手に入れてやるのだと...。 男は、仲間を、その計画の道中で調達してゆきます。そして自身を合わせて六人集まりました。彼らは、おのおの、何らかの技のスペシャリストです。ただしスペシャルなのは、あくまで、その何らか得意な技だけなのであって、皆、どこか抜けています。そんな彼...

'ものがたり'散策 | 2017.03.04 Sat 18:35

グリム童話(KHM70) 『三人の幸運児』 未知の世界へといざなわれる者

死を前にした、とある貧乏な父親は、自分の三人の息子に、自分の持ち物を分け与えます。そして父親は、その値打ちのないものを、どう賢く使うかが肝心で、それらのものが、まだ知られていない国を探すがよい、と言い残して死んでゆきます。 そして息子たちは、それぞれ、おんどり、大鎌、猫をもらい受け、旅立ち、財産を築いて幸せとなるお話です。 もし、現在もグリム童話が、誰かの手によって改訂を続けられていたのなら、普通に考えると、このお話は、差し替えられていてもおかしくありません。現代は、未開の土地など存...

'ものがたり'散策 | 2017.03.03 Fri 18:34

グリム童話(KHM69) 『ヨリンデとヨリンゲル』 民話の役割

この物語はグリム兄弟以前にも文献として書き手から書き手へと、受け継がれてきたもののようで、こういうものも口承ではありませんが、グリム兄弟の目に止まったようです。 お話は、若くて美しい娘であるヨリンデが、森の中の城に住まう醜い魔女に鳥にされてしまいます。許嫁であったヨリンゲルが、これを助けて幸せになるという物語です。オーソドックスな物語ですが、だからこそ、民話というものの役割について考えさせられました。 洋の東西を問わず、魔女に類する架空の存在が、物語には登場します。彼らは、いろいろな...

'ものがたり'散策 | 2017.03.02 Thu 18:24

グリム童話(KHM68) 『ペテン師と大先生』 自らが自らのための変身

父親であるヤンは、自分の息子の手に職を付けさせるためにせよ、そのやり方は、いい加減そのものです。偽りの神託によって、まさかのペテン師の道を歩ませようとするのです。 そして、その先生を探しに、森を歩き回ります。そこで出会った、とあるおばあさん、おそらく魔女でしょう、彼女はそれならと自分の息子を紹介します。その息子がペテンの大先生だというのです。 息子を、その親方にあずけて早一年、ヤンの息子は、親方と同じ、魔法で変身の術を身につけた、立派なペテン師となるのでした。 さて、晴れてペテン師...

'ものがたり'散策 | 2017.03.01 Wed 19:07

グリム童話(KHM67) 『十二人の狩人』 ひきさかれた恋仲のふたりのゆくえ

この物語では、恋仲であった若い王子と、その許嫁の王女の二人の愛情が試されます。 王子の父親が死に、その遺言により、王子はやむなく、許嫁の王女を無視して、父の勧めた王女と結婚をしようとします。 それを聞いた許嫁の王女は、たいへん悲しみますが、すぐに父親である王に頼んで、自分と顔も姿もそっくりの娘を十一人集めさせました。そして十二人分の狩人の服を作らせ、それらを自分と彼女らに着せて男に化け、王子のもとで雇わせ潜伏します。彼女は諦めきれなかったのでしょう。一方王子は、許嫁の王女を無視したわ...

'ものがたり'散策 | 2017.02.28 Tue 18:51

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