★ランダル・ジャレル(Randall Jarrell:1914年5月6日~1965年10月14日)は、アメリカのナッシュビル出身の詩人、童話作家、小説家、文芸評論家...というお方。私はまだ少しの作品しか知らないけれど、やはり童話あるいは児童文学という流れの中で知ったお方なので、『陸にあがった人魚のはなし』(1965年)や『詩のすきなコウモリの話』(1964年)から読み出した。「人魚」には何か子どもの頃から魅了されている。なので、『陸にあがった人魚のはなし』のお話を少し。 『The Animal Family』というのが原題であることは読み終え...
少女世界の伝書鳩 | 2011.03.09 Wed 10:06
JUGEMテーマ:児童文学 一昨日の話。「講談社の社長が交代するみたいだね。新聞に載っているよ」と勤め先の書店から帰宅した娘。 へえーと思い、朝日新聞朝刊を見ると、「4月に7代目社長になる 講談社副社長 野間省伸さん(42)」という見出しが目に入った。 お坊ちゃまの典型例みたいなご容貌にハイ・センスなムードが漂う写真。経営戦略に終始した内容。「慶應大学卒業した1991年、旧三菱銀行に入行。99年に退職し、講談社入社。取締役、常務を経て2004年から現職。日本電子書籍出版社協会の代表理事も務めている」...
マダムNの児童文学作品 | 2011.03.08 Tue 02:25
★子どもも読める(年齢差はありますが)絵本や児童文学、童話や民話等を基本としています。個人的に好きな作家や作品のみ取り上げています。なので、☆をつけるブックレビューは☆5つのものばかりです。まだまだ古今東西、自由に大量に追記作業をのんびり続けてまいります。お気に入り作家は幾度も登場します。 海外絵本作家・児童文学作家 アストリッド・リンドグレーン:ASTRID LINDGREN 「長くつ下のピッピ」 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ:ANTOINE DE SAINT-EXUPERY イーディス・ネズビット:EDITH NESBIT 「若草...
少女世界の伝書鳩・クララの森別館 | 2011.02.26 Sat 07:41
★私はどうしてだか分からないけれど、妖精や妖精の国に憧れ続けている。憧れという言葉とも違うかな...存在を信じているし出会ったことは無いけれど好きなのだ。妖精が登場するお話や映画に出会うと嬉しい。メアリー・ノートン(Mary Norton)は英国の児童文学作家であり、この『床下の小人たち』は代表作であり、続編もある(全部で5作品だと想う)。このお話は人間(床上の住人)から物を借りて生きている小人の一家の物語。児童文学を侮ってはいけない。大人になった私は子供の頃から絵本や漫画が好きで、読書という意識の無い頃か...
少女世界の伝書鳩 | 2011.02.26 Sat 07:27
あの子と わたしを へだてるもの ふたりの少女のあいだには、高い柵があった。でも、ふたりは やがて…… そのなつ、 さくの むこうがわに あるものは なにもかもが とおく みえた。「どうしてかな」と ママに きくと、「いつだって ずっと そうだったのよ」とママは いった。 その夏、町をしきる柵がいつもより大きく見えた。柵の向こう側にあるものは何もかもが遠く見えた。ふたりの少女をへだてる高い柵。少女たちの友情は、やがて、その柵をこえ……。人種をこえた少女たちの交流を詩情豊かに描く。 ジャクリー...
少女世界の伝書鳩 | 2011.02.26 Sat 03:43
「児童文学はまちがいなく文学である。それ以上でも以下でもない。・・・・・児童文学とは、小説や戯曲と同じような、一つの文学ジャンルであって、それ自身自律的に存在しているのである。」 三木卓「児童文学―この輝かしい世界」(朝日新聞 昭和46年2月27日号)より引用 ★「児童文学」と聞くと敬遠される本好きのお方も多い。好きな人が好きで良いと思うので自由に好きな作品を鑑賞し、其々の感想を抱けば良いけれど、ちょっと悲しいという本音。子供の頃に母が読み聞かせてくれた童話や絵本、読むように毎月届く伝記。歌ってく...
少女世界の伝書鳩 | 2011.02.25 Fri 11:15
今日は、昨日手に入らなかった、アリエッティの原作本「床下の小人たち」を早速買いに行き、ゲットしてきました。まだまだ、本屋さんでは、アリエッティコーナーがあり、人気があるんですね~。ところが、ゲットしてきた割に、今読んでいる時代小説「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズを読んでしまいました…。こちらは、先日読み終えました。まだ、5巻です…。でも、おもしろくて、どんどん引き込まれていきます。アリエッティは、いつ読み始めるのか…。
ラ・スール通信 | 2010.11.02 Tue 17:05
JUGEMテーマ:児童文学 ストラヴァガンザ 《仮面の都》 「ストラヴァガンザ」シリーズメアリ・ホフマン/著乾 侑美子/訳小学館(501P) ISBN 978-4092903715 発売日 2003/11 きみは今でもストラヴァガンテだ。 あらすじ 21世紀ロンドン。癌に冒され、辛い化学療法を続けながら、ベッドの上で一日を過ごすルシアン。ある日、父親から貰ったマーブル模様の手帳をきっかけに、突然、異世界へと飛び込んでしまう。そこはルシアンの知る世界とそっくりで、だけど、少し違う平行世界(パラレルワールド)。 16世紀、ヴ...
Ma Belle | 2010.10.28 Thu 19:32
JUGEMテーマ:児童文学 妖怪アパートの幽雅な日常 《2》「妖怪アパート」シリーズ香月日輪/著講談社文庫(207P) ISBN 978-4062762991 発売日 2009/3/13 このたび、長い長い旅路の果てに、ようやく主と巡り合えて、我ら一同心より喜んでおります旨どうかお察ししていただきたく……ああっ寝ないで!ご主人様!! あらすじ半年間の寮生活を経て、寿荘に舞い戻ってきた夕士。妖怪、人間入り乱れての日々がふたたび始まった。ある日手にした「魔道書」の封印を解き、妖魔たちを呼び出してしまった夕士は、除霊師の卵・秋...
Ma Belle | 2010.10.26 Tue 23:00
JUGEMテーマ:児童文学 妖怪アパートの幽雅な日常 《1》「妖怪アパート」シリーズ香月日輪/著講談社文庫(239P)ISBN 978-4062761697発売日 2008/10/15夢がかなって、今とても幸せ。 あらすじ共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉。とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん。十三歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで“妖怪アパート” 次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識と知識は砕け散る。大人気シリーズ、待望の文庫化。 感 想文章がちょっと説教...
Ma Belle | 2010.10.26 Tue 22:30
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