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チームSECHS! | 2019.07.01 Mon 10:04
アラクネは1人の王子様に会いました。 「アラクネ、久しいのう」 「お久しぶりです、ラドマン王子」 彼は 鉱石の国の王子 ラドマン・アーネックス。 アラクネとは旧知の仲です。 「今日はどうしたのだ? 何か欲しい鉱石でもあるのか?」 「いいえラドマン王子。 私はあなたに会いに来たのです」 「なんじゃ。 鉱石が欲しいわけではないのか」 ラド...
チームSECHS! | 2019.04.21 Sun 06:36
JUGEMテーマ:短編小説 お願い<m(__)m> ※ネット注文のご注意点 ?スマホからご注文の場合 ⇒PCメール拒否設定がされている場合がございます。 モノによっては、読者様のメールが出版社に届きません。 または、出版社からの読者様へのメールが届きません。 設定を見直して、PCメールとやり取りができるようにお願いいたします。 ?ネットでのメール内容について ※ご希望の本の題名と作者名を必ず明記ください。 お名前・ご住所・連絡先の明記をお願いいたします。 (本を送れない場合一例 「水月...
新作SF「ミチビキビト?逝導師佐鴈」水月あす薫のシリウスの泉 | 2019.03.05 Tue 15:26
JUGEMテーマ:短編小説 、新作SF 「ミチビキビト ? ―逝導師佐鴈―」 (みちびきびと いち せいどうしさがん) ¥444+税(税込¥480) 発行しました‼️ (今回は前編。後編は来年2月21日発行予定です) すでに前後編予約注文、書店からの注文が始まっています。 ネット注文、ぜひご利用くださいませ。 ホームページにも掲載中です。 よろしくお願いいたしますm(__)m 出版社は、ネット注文開始しました。 表紙絵が私のプロフィール画 木版画家 小林綾子画伯です。 北の杜編集工房 仙台市若林...
第三作初の短編集「白龍抄」水月あす薫のシリウスの泉 | 2019.02.04 Mon 01:31
「そっちは寒い?」 彼は無邪気に笑う。 「こっちはそう寒くはないよ」 吹きすさぶ風は、そう冷たくはない。 可愛い白く小さな花の中、レッチェは白い布で身をくるんでいる。 サイレント星の神殿での正装だ。 彼の周りの風は、頬を突き刺すわけでも、身を切るわけでもない。 穏やかな。たおやかな風が舞っている。 とてもこちらの冬とは違うようだ。 指先で髪遊びをしている彼。 1つに編んだ髪から、零(こぼ)れ...
チームSECHS! | 2018.12.01 Sat 07:15
JUGEMテーマ:短編小説 あんたは知らなかっただろうけど、ずっとあんたを見ていたよ。 最初は正直『憑くならもっと美人が良かった』なんて思っていた。 でも今は、あんたでなきゃ駄目だったと思っているんだ。 あんた、損な性分だよな。 今の世の中、自分のことだけでいっぱいいっぱいで、他人のことになんかまるで目が向いていない人間ばかりだって言うのに。 あんたはいつでも周りの人間を気にして、誰かの苦労や痛みに気づいちまう。 だけど、気づいて手を差し伸べたところで...
言ノ葉スクラップ・ブッキング〜シーン&シチュ妄想してみた。〜 | 2018.04.13 Fri 22:49
JUGEMテーマ:短編小説 僕は列車の出発を待っていたら、車掌がやってきて列車を乗り換えるよう伝えて来た。どうやらこの列車は電気がついていないので、夜は真っ暗になってしまうからだという配慮だった。僕はいったん列車から降りて外に出た。暮れて行く日を浴びてホームの中を移動した。閑散としたホームだったが、端っこの方ではアザミが咲いており可憐な姿をのぞかせていた。新たに乗り込んだ列車は、造りこそ今乗って来たものと同じだったが、天井には電球があり、窓枠にはガラスがついていた。電球の数は多すぎて眩しすぎ...
ぶるすけった | 2017.12.17 Sun 12:28
JUGEMテーマ:短編小説 その駅では長い時間止まることなく列車は動き出した。客室に人が入ってくることはないだろうと思っていたら、今度は一人の老人が入ってきて、そしてまた先ほど女性がそうしたように、僕の席の反対側に腰掛けた。 老人は微塵も薄くなっていない髪と、それに合わせるように銀縁の円いメガネをかけていた。太ってはいないが貧相というにはほど遠く、体つきはきわめて健康そうに見えるのだが、しかし不機嫌そうな目の下にはクマがついており、不気味な雰囲気を際立たせている。樫で作られたふうな長い杖を...
ぶるすけった | 2017.12.16 Sat 08:14
JUGEMテーマ:短編小説 眩しすぎる光が車窓の中まで入り込んで、僕は思わず目に手を当てなければならなかった。列車が線路とぶつかる音が規則正しく響き、心地よい揺れとなって体に伝わってついつい意識を失いそうになる。しかし先ほどまで眠っていたからか、目は冴えていて、眠りに落ちるということはなかった。四人掛けの席を一人で独占していた。いや、この車両には僕一人しか乗っていないようだった。 列車はどれぐらい走り続けているのか、最後にどこで止まったか、すっかり忘れてしまっていた。窓の外に展開される景色...
ぶるすけった | 2017.12.15 Fri 15:00
JUGEMテーマ:短編小説 翌日のことだった。さっきの国語の授業もすっかり脱線して、物語に出てくる雪国の暮らしの話をしているはずなのに、いつの間にか鍋物の話題にすり替わり、おでんの具は何が好きかなどともはや家庭科でもないレベルの話になってしまっている。ほとんどの生徒は授業には目もくれず、卵型の小型ゲーム機に夢中になっていた。先生は真面目に聞いてくれる数人のためだけに授業をしているようだった。いつの間にか時計の針が終了時刻に近づいていたので、先生も早めに切り上げて休み時間にしてくれた。 「...
ぶるすけった | 2017.12.09 Sat 09:12
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