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大人に成っても、子供の頃の大切な人の記憶は テテュスからは消えてないんですね。きっと………。 どどどっ! が背後の駒音に、シェイルが振り向く。 途端、脇をシェイルに支えられていたテテュスが身を起こし、一歩踏み出し支えるシェイルの身を、腕を横に付き出し後ろに回す。 テテュスの大きな背に庇われ、がシェイルは叫んだ。 「…!無茶だテテュス! 俺にだって解る…神聖呪文…しかも高位の呪文なんて唱えたら……」 が、どどっ!と迫り来る馬に跨る騎士相手にテテュスは剣を、がちっ!と合わせて最初の一撃を...
アースルーリンドの騎士 | 2011.03.17 Thu 16:01
テテュスの絵でシクハックです…。 まだ間に合いそうにありません………。 銀髪の一族の兵は自分の真正面の狂凶大猿(エンドス)が、白い稲妻に貫かれ、激しい痛みに絶叫を上げるのを、剣を下げ呆然と見上げた。 兵には誰一人としてその雷土は落ちて来ない。 ディングレーはそこら中で上がる凄まじい獣達の絶叫が響く中、テテュスの体がふっ…。と光を落とし、途端前へと、がくっ!と身を倒しながら右足を前に出し、ぐっ…っと踏み止まるテテュスに気づき、咄嗟に駆け寄った。 シェイルはテテュスの横に駆け込むディング...
アースルーリンドの騎士 | 2011.03.13 Sun 13:24
わかってたケド…。 ゼイブンとギデオンの会話って、まるっとぎゃぐだわ………。 「…………………………」 ゼイブンは自分の放った光柱が、窪地に走らず蛇行して行き先が解らなく成る様に、呆然とした。 「あれが奥の手か? 派手だな?」 笑う、ギデオンの横に、ァントレイユの馬が並ぶ。 ローフィスはファントレイユに抱きかかえられたまま叫ぶ。 「全速力でここを抜けるぞ!」 「!」 ギデオンは怪我人の、リキの入った怒鳴り声に無言で拍車を掛け、速度いや増すファントレイユの馬に必死で並走する。 グ...
アースルーリンドの騎士 | 2011.03.06 Sun 06:29
暴れん坊ギデオンには 何を言っても無駄だとは思う………。 ギデオンはしなやかにその身を返し、周囲三方を取り巻く賊の、正面の男にあっという間に間を詰め剣を振りかぶって斬り殺し、返す刀で一瞬で横に滑って右。 二人の男が瞬時に切り裂かれて倒れるのを、残る左の男は目を見開き見つめてる間にもう、ギデオンは剣をその男の腹に、突き立て怒鳴った。 「戦ってる間に、よそ見してる奴がいるか!」 背後に居た賊達は目を見開く。 ギデオンが血糊の付いた剣を構え、突っ込んで行くと、賊達は一斉に背を向...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.28 Mon 14:32
まだ助っ人現れる気配はありませんね…。 ワーキュラスは内部の様子も見ているので 彼なりに必死でしょうが 運んでいるのは魂だけとはいえ、生きた人間。 壊れ物注意。なので気が気では無いでしょう…。 けど、ゼイブンの決意に直ぐ応えるローフィス。 重傷を負っていても、ローフィスは流石です。 ざっ! ゼイブンは短剣の入った革袋をローフィスに、放る。なり、剣を抜く。 ちゃっ! ローフィスは革袋を受け取り、やれやれ。と顔を下げる。 ゼイブンは馬の鞍から滑り降りると、ローフィス...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.23 Wed 09:39
ううむ…。 まだ緊迫感…。 この時代はどうかは解りませんが、少なくとも 二人の時代のこの洞窟は、私でも絶対ヤだと思います………。 が、ローフィスはふい…。と顔を前に向け手綱を繰って、目前の道の左へと馬を、促した。 ゼイブンも、無言で続く。 脇の岩道を、少し下る。 ゼイブンは真剣な表情を、崩さない。 崖の、中の洞窟を進むもう一つの道は、入り口は広く、中は広い。 が丸っと平坦で無い上に途中途切れ、突然床が陥没したように無くなっていて、段差を降り、また登る難所があり更に…。 彼らの時代...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.19 Sat 13:28
大人のテテュスの絵が描きたい…。 それは、格好いいです…。 レイファスは…美々しい美青年に成ってますが…。 外見だけは。 ギュンターは小刻みに、興奮と感動で揺れる顔を、下げる。 …体中の血が、沸騰したように、熱い。 そしてこの兵の熱意を一身に受け継ぐ金髪の一族の長達は、だからこそ決まって…一族を勝利に、導いて来たのだと理屈抜きに感じる。 興奮と戦意で高まる感情そのままの顔…顔…顔が、自分に向けられる。 どの顔にも自分に対する“信頼”が、溢れ漲ってた。 ギュンターは兵に応えるよう...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.15 Tue 15:01
こういう時のオーガスタス描くのは 作者の醍醐味。 流石オーガスタス。の格好いいシーンです…。 がギュンターはあんまりレイファスの消耗が激しく、つい唸る。 「…まずいな…。 奴らの攻撃が続けば…お前が先に、ぶっ倒れる」 が、オーガスタスはさっきのレイファスの攻撃に、得物を襲うのを止めて呆然と宙で眺め、動きを止める飛び魔(イレギュレダ)の黒い群れを伺った。 途端、後列に振り向き吼(ほ)える。 「隊列整えろ!」 その声に、光球の威力に見入り宙を呆然と見上げていた兵達が、一斉に息を吹き返...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.10 Thu 07:43
飛び魔(イレギュレダ)に対抗する手段の殆ど無いままの彼ら。 助っ人はいつ そして誰が登場するのか…。 ってまあ、テテュスが出たので 次が誰かは、バレバレですよね。 「剣の予備は後一本しかない!」 アシュアークの言葉に、ギュンターもオーガスタスも馬の進路を、変えたものかどうか、迷う。 隊列は乱れきり、それでも続く列から弾き出された、恐怖に竦む者達は馬を操りかねて速度を落とし、止めた途端馬上からその身を、胴を太い魔の腕に掴まれ上空に連れ去られる。 キィヤァァァァァァァァ...
アースルーリンドの騎士 | 2011.02.04 Fri 14:07
ついにシェーンデューンの勢いを無くすシェイル…。 ディングレー更にピンチ! 援軍は、間に合うのか?! ずん…! 倒れ伏す狂凶大猿(エンドス)の向こう。 開いた門から、まだ狂凶大猿(エンドス)の、こちらに進み来る毛むくじゃらの一群を見つけ、ディングレーは遮二無二剣を振る。 最早…人間の敵は居ない。 狂凶大猿(エンドス)の、毛むくじゃらの大きな姿がそこらかしこで、兵達にその腕を振り回し、薙ぎ倒す光景が広がる。 シェーンデューンが走り行き、また一人、仲間を喰おうと掴み上げる狂凶大猿(エンドス)...
アースルーリンドの騎士 | 2011.01.31 Mon 11:37
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