[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]

・大人になるということ 大人っていうのはすてきだと、ぼくは思う。 お金もたくさん使えるし、重たいものだって軽々と持ち上げられる。 どこにだって行けるし、なんてったって何をしても叱られないのがいい。 「ねぇ、おじさん。大人になるってどんな気持ちだった?」 以前、ぼくはおじさんに聞いたことがある。 おじさんは父さんの弟で、なんでも知っているのだ。 「うーん、そうだね...
ノアゲハの創作ブログ | 2017.12.29 Fri 14:39
・大人になるということ 大人っていうのはすてきだと、ぼくは思う。 お金もたくさん使えるし、重たいものだって軽々と持ち上げられる。 どこにだって行けるし、なんてったって何をしても叱られないのがいい。 「ねぇ、おじさん。大人になるってどんな気持ちだった?」 以前、ぼくはおじさんに聞いたことがある。 おじさんは父さんの弟で、なんでも知っているのだ。 「うーん、そうだね...
ノアゲハの創作ブログ | 2017.12.29 Fri 14:39
・セカイノオワリ 視界一杯に広がる、青い空。風はいつもと変わらない速度で雲を運び、鳥は優雅に滑翔している。 あと少しでこの世界が終わるとは思えないほどの、穏やかな風景。 俺はビルの屋上で仰向けに寝そべりながら、耳に入ってくる人間たちの最後の声に耳を傾ける。狂ったように叫び声を上げる者、神に祈りを捧げる者、愛を歌う者――。 そんな人間たちの最期を嘲笑うかのように、北東の空は薄らと赤く染まっている。あと数分も...
ノアゲハの創作ブログ | 2017.12.27 Wed 13:08
・曼珠沙華、悲願花 もう一度、この場所に踏み入ることはないと思っていた。 街道脇の細道を入り少し行くとそこには、一面の紅が拡がる。昔と変わらぬその光景に息を飲む。あの頃に戻ったかのように、彼の姿を探す。 何故忘れてしまったのだろう。幼い頃の記憶には私の隣にはいつも彼がいたのに。 ある日を境に彼は、私の記憶からいなくなった彼……。 病院のベッドで目覚めた私は自分の姿を鏡に写し、自分が大...
ノアゲハの創作ブログ | 2017.12.24 Sun 14:30
・割引弁当 Yさんは、地方の商社に勤める、独身の女性である。 毎日のように残業があり、仕事が終わるとコンビニに寄って弁当を買い、部屋でひとり、食べる。 数年前、悪い男にひっかかって、借金を背負った。それに懲りて、今は特定の交際相手はおらず、借金を返すために、質素に生活している。 さて、Yさんが立ち寄るコンビニでは、夜の九時をすぎると、売れ残りの弁当やおにぎりに2割引きのシールが貼られる。 たいていは人気のない商品し...
ノアゲハの創作ブログ | 2017.12.22 Fri 13:48
JUGEMテーマ:詩 JUGEMテーマ:創作日記 JUGEMテーマ:ショート・ショート 体を斜めに傾かせて 落ちる中で視認した “彼”のことを 乗り合わせた車両で 掏(す)りと痴漢が共に 捕まった 私の財布を盗み損ねた スリと痴漢の疑いで 腕を掴み上げられた者に 挟まれて何て日だと その場をさっさと離れ ちょうど着いた 降車駅ホームに出た 目の前にいた被害者の 髪の美しい女性の 残像が文字通り 残...
しょだまさしのレビューしまっせ! | 2017.12.20 Wed 18:59
・吸血鬼になりたかった男 「先輩、あの男、さっきから何ぶつぶつと呟いているんですかね」 「あぁ、お前はまだ新人だから知らなかったな。あいつは毎日、欲してんのさ」 「何をですか?」 「血だよ」 後輩の新人看守の問いかけに、老練の看守はなんでもないことのように応えた。ぞくりと新人看守の体に震えが走る。新人看守は牢屋の中にいる男にチラリと目を向けた。 「一体、あの男は何をして捕まったんです...
ノアゲハの創作ブログ | 2017.12.15 Fri 18:49
・人生が約束されたこの幸運 ふと気がついたら、そこにいた。何故かは解らない、どうしてそこにいるのかもわからない。解っているのは、確かにあったぬくもりが無くなってしまっていると言う事だけだった。 心細さに身動きすると、誰かの身体に触れた。これは誰だろう、と思って思いつく。これは多分兄弟の身体。そしてふいに記憶がよみがえった。 確か自分と兄弟は、母さんの側にいたはずだった。母さんが美味しいお乳をくれるのに、競い合って飲...
ノアゲハの創作ブログ | 2017.12.14 Thu 16:05
・ままごと 俊介と由香は幼馴染みだ。 「あなた、また靴下脱ぎっぱなしにしてるじゃない。ちゃんと片付けてっていつも言ってるでしょ」 そんな由香の小言に心底うんざりした顔で、俊介は顔を背けた。 「ちょっと聞いてるの? まったく黙り込んじゃって、文句があるならはっきり言えば良いじゃない」 「お前に何を言ってもムダだからな。じゃ、会社行ってくる」 俊介は深くため息をつきつつ、由香に背を向け...
ノアゲハの創作ブログ | 2017.12.12 Tue 13:42
ご覧いただきありがとうございます。 今回は、はっきりしないストーリーですが、 むしろ割り切れない心持ちを表現しました。 オチも不明瞭ですが、よろしくおねがいします。 ・家族サービスの後 武志は、一日のドライブの疲れを癒すべく、風呂に向かった。 ここはフェリー内である。なんとなく不安定な階段を下りて、浴室へ向かった。 時間はもう21時を過ぎたあたりだった。武志は、今日一日家族のために存分に運転をした。家族のために一...
ノアゲハの創作ブログ | 2017.12.11 Mon 19:31
全1000件中 631 - 640 件表示 (64/100 ページ)