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JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 「……って、ところでなんなんだい? その、カーテンにくるまってサングラスかけてる、ちっさいかたまりは……」 と、いきなりセルティが絶句するが。 ちっさいかたまりって……、俺のことかい……。 「やっだー! ちっさいってことはもしかしてエヴィン? あ、やっぱり! てゆうかその格好って何のギャグ? あんたって真剣に馬鹿なことばっかりするから、とりあえずいるだけで笑えるわよね〜!」 きゃいきゃいしたこれは、リエであるが……。 なんか今のリエの台詞で妙〜に心が傷つき果ててるカ...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.10.30 Sun 00:21
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 陽光満ちた碧空に、ぽっかり浮かぶ入道雲。時折響く稲妻に、雨足去ってかかる虹。そうして晴れた空の下、咲き誇るは鮮やかな、大輪見事なひまわりたち。 俺の住んでるウィルシードは、夏といえどそんなに暑くなるわけじゃないんだが、それでもいつもより格段に強くなった日差しの下、したたかに萌ゆる緑、激しくも熱いその自然の息吹を感じると、こちらとしても自然浮き足だってくる。 しかもそんな時期に毎年の長期休暇だぞ? そりゃあもう意気込んでバルグリアまでの旅行に臨んだって...
波濤の戦士達〜CRESCENT BIBLE〜 | 2011.10.30 Sun 00:19
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 久々に暇を持て余していた休日、何気なく開いたアルバムの、一番終わりの方に張られていた写真には、青い海とひまわりと、みんなの笑顔が写っていた。 楽しかった夏休みも、思い出として過ぎ去ってしまうと切ないもんだなあ。 そんじゃまあ、今回はその夏休みの事でもお話しするとしようか。 天下一品な剣の腕(正しくは適当に人並みな剣の腕)と金髪碧眼な小作りの美貌(正しくはただの発育不順)を持つこの俺、「蒼穹の騎士」エヴィン=アルロ=リスバーンは、青春まっただ中の十七...
波濤の戦士達〜CRESCENT BIBLE〜 | 2011.10.30 Sun 00:19
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー しかしそんな折り……なんだかいい香りをまどろみの意識の中で感じた俺は、なんだろうと目を開けた。 目の前でちまい蟹が歩いてる……。いや、それよりこの頬の下のもちもちとしたすべらかな感触は一体……、 「あら、エヴィン。目が覚めちゃったの?」 ……へ? 「シェ、……シェーダ?」 俺は瞬間カァッと顔が燃え上がったのを感じながら、反射的に飛び起きた。 目に入ったのは、青い花柄の水着を着た、シルバーブロンドのたおやかなる美少女。 そしてその、むきだしの、真っ...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.10.30 Sun 00:18
目が覚めて、一番に考えるのは、自分の最後の記憶だ。その記憶がどこで途切れて、そして繋がった今はいつなのだろうと考える。そんなこと考えても無駄なのは分かってるのに、考えざるを得なかった。 だって、それぐらいしか考えることがなかったから。 そんなくだらないことでも、考えていないと自分を保っていることが出来なさそうだったから。 自分で自分を保つしか、もう方法は残っていない。誰も、僕を助けることは出来ないから。- - - - - うっかりテーマをこれにしたけど、土台世界観はア☆ンさんの創作小説のものをお借り...
N.M. | 2010.07.22 Thu 15:06
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジータケルはつい一年前の高校三年生の春に両親をなくした。親戚が引き取ってくれる予定であったが、親が残してくれた家や財産があり、わりと不自由なく高校は卒業できそうであったので住み慣れた家に一人で住むことに決めた。両親は忙しい人たちであった。二人とも世界を飛び回って仕事をしていたようだ。親子水入らずで食事をした記憶は小学生が一番新しい。だから、両親が不慮の事故で二人とも亡くなったと聞かされたときは悲しい。という気持ちはあっても さみしい。という気持ちは無かった。...
あたまのなか。 | 2010.04.10 Sat 22:54
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