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JUGEMテーマ:オリジナルファンタジーCRESCENT BIBLE「偽りの花嫁〜The false bride」 ウィルシード王国軍の英雄・蒼穹の騎士エヴィンは、人よりちっさい(+カワイイ)という悩みの持ち主。その悩みに拍車をかける、国軍聖大使(←軍で一番エライ人!)ティルラドからの新たな任務、それは……女装をして嫁に行け!? ……かくして、泣く泣く「偽りの花嫁」として敵陣たるデヴァンス伯爵家に乗り込むエヴィンだが、どっちもイケちゃう伯爵・イールからのマジなアタックや、何故か今回不機嫌な親友・アルスとの不仲(?)の果てに、待ち受...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.21 Mon 19:32
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 「……はじめてだったんだ」 俺は、思わず固まった。 ……なんだって……? 「もしかして……アルスお前、今まで誰かとキスしたことない……?」「ああ! ねぇよッッッ!」 て・ことは。さっきのがコイツのファーストキス……? 俺がアルスのはじめての相手っつうことになんのか……? ……な、な、なんじゃそりゃあ……(滝汗) 彼女がいないのは知っちゃいたが、お前そんなにハンサムで頭良くて背も高くてモテモテのクセ今まで17年の生涯の内にまだキ...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.18 Fri 11:34
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー エピローグ 「へえ〜、それで結局ふられちゃったのね、あんたってば」「そうなんですよ閣下ぁ。エヴィンさんってばつれなくって……。でも人間、あきらめも肝心ですよね」 「へえ、あんたも成長したねえ〜」「ええ。やっぱり僕は、お美しい閣下のために一生を捧げたいと思います!」 「……あ、ああ、そう……。そりゃど〜も……でもちょっと近寄らないでね」 パレスにある国軍聖大使の執務室にて、俺はティルラドとイールのそんな会話を聞きながら、部屋の隅っこにうずくまり悲しみ...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.18 Fri 11:01
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 「証拠をお見せします……。私が本当に愛しているのは……」 俺は静かな足取りで歩んだ。 そして、ある人物の前に立った。 「……アルス……」「え?」 アルスの点になった目と、俺の涙でいっぱいの瞳が、静かに交錯して時が止まる。 そして。 「愛してる……!」 そのまま。 俺はアルスの唇に。 思いっっっっっきり! 口づけた。 さあああーーーーッッッ! とアルスの血の気が引く壮絶な音がモロに聞こえた気がしたが、そんなこたーどー...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.18 Fri 10:56
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 「証拠をお見せします……。私が本当に愛しているのは……」 俺は静かな足取りで歩んだ。 そして、ある人物の前に立った。 「……アルス……」「え?」 アルスの点になった目と、俺の涙でいっぱいの瞳が、静かに交錯して時が止まる。 そして。 「愛してる……!」 そのまま。 俺はアルスの唇に。 思いっっっっっきり! 口づけた。 さあああーーーーッッッ! とアルスの血の気が引く壮絶な音がモロに聞こえた気がしたが、そんなこたーどーでもいい。危なくなったら助けてねって、俺...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.18 Fri 00:26
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 刹那。 俺の中で、何かが妙〜な感じに燃え上がった。 ……こんなナリしてようが、俺は男だ。 嫁にはいかん! 清楚可憐な純白エプロンで「ご飯にする? お風呂にする? それともわ・た・し?」って言ってくれるカワイイ嫁さんをもらう男の夢を、あきらめてたまるぁーーーッ!!「ごめんなさい!」「みきゃああああ!」 俺は力一杯イールを突き飛ばし、その場をさっと離れる。後ろでものすごい勢いで吹っ飛んだイールが、壁にどかんと激突してぐちょばきょべちゃッッ!っという妙な音と共に奇...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.18 Fri 00:23
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 「ビアンカちゃん、今回のことは本当にごめんね。私たちが邪魔した分まで、幸せになってね」 ヘラが俺の手をひしと握り、そしてちらとアルスを見る。 すると、アルスはやさしく笑い返していた。 ……いいよな、お前らは幸せで……。 だが、ヘラには何の罪もないのだ。彼女は俺が男だなんてことさえ、知っちゃいないのだから、仕方ない。仕方はないが……。 せめて、そのやさしさの半分でもいーから、俺に向けてくれる気はないんかアルス君! 友達じゃあんっっ(泣) 「さあ、ビアンカ」 な...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.17 Thu 21:23
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 6 偽りの花嫁 麗しの花嫁。 最愛の人との永遠の愛を誓う、結婚式。 これは、世の女性の夢であるという。 無垢を表す純白のウェディングドレスを纏い、華やかなブーケを手に、愛する人と結ばれるその日。清らかなる乙女は、永遠を誓った愛する男と大人の女性としての新たな一歩を踏み出し、新たな未来を紡ぎはじめる。なにより喜ばしく、輝かしい瞬間だ。 しかしその花嫁が、清らかな少女じゃなく、清らかな少年だったらどうなるんだろう……まあ、俺はぶっちゃけ、もう清くはないん...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.17 Thu 21:21
そしてすべてはJUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 「さあ、お前もこれでわかったろう。もう観念して、シェーダの居場所を教え、悪事から手を引け。そして服役した後(のち)に、真人間としてやり直すんだ。いいな? イリーア」 立ち上がり、俺はそう言った。しかしイリーアはうつむいて黙したまま答えない。 俺は何かイヤな予感がして、すっと眉をひそめる。 この女……この期に及んでまだ何かたくらんでいるのか? すると俺の危惧を肯定でもするかのように、イリーアが突然、哄笑をあげた。 「ふふふ……あーっはっはっはっ! ...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.17 Thu 18:19
JUGEMテーマ:オリジナルファンタジー 「ところでその腕、痛くないのか?」「……痛くないわけあるか馬鹿が。だからこうして抑えて止血してんだ。そんなことより、今はシェーダのことが心配だ」 律儀にリクエストにお答えしてくれるのは、コイツなりの優しさととっていいもんなのか……と、そんなことはおいといて。 そうだった。 ……シェーダ……! 「イリーア。悪あがきはやめたらどうだ。てめぇの娘を幸せにする道は、本当にこんなもんなのかよ!」 アルスが強く啖呵を切る。 イリーアはそこで、引きつってはいるが...
三日月の聖書〜Crescent Bible 波濤の戦士達 | 2011.11.15 Tue 01:02
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