[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] スピリチュアル小説のブログ記事をまとめ読み! 全259件の20ページ目 | JUGEMブログ

>
スピリチュアル小説
  • JUGEMテーマ

ブログテーマ

ユーザーテーマ

スピリチュアル小説

このテーマに投稿された記事:259件 | このテーマのURL:https://jugem.jp/theme/c231/9819/
スピリチュアル小説
このテーマについて
スピリチュアル関係の小説。ハイヤーセルフの「今」や「過去」を詩篇や小説風に書いたもの。
皆さんだけの「物語」をシェアしてください☆
このテーマの作成者
作者のブログへ:「hitsukisun」さんのブログ
その他のテーマ:「hitsukisun」さんが作成したテーマ一覧(2件)
このテーマで記事を投稿する
このテーマに投稿された記事
rss

< 15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25 >

【みなもの光】26〜重陽の月〜

小さな家のドアが開いたのに気付いて、メイシンが振り返った。 「おかえ……」 いつものように迎えの挨拶をしようとして、彼女は思わず絶句する。 開かれたドアの向こうに立っていたのは、金髪の長い髪を揺るがし、白く大きな翼を背に持つ少女だった。金髪の天使。……が、うちに来た?あんぐりと口を開けて、眼を丸くしたまま、メイシンが呟く。「あんた……誰?」金髪の少女の後ろに立っていたジェレミーが、思わず吹き出した。「マーシアだよ」 「はっ!?」 金髪の少女は青い瞳でメイシンを見上げると、少し恥ずかしそうにはに...

星紡夜話 | 2009.10.10 Sat 22:26

【みなもの光】25〜純性〜

「‥‥お前は、前に文句言いに来たんじゃなかったのか?」ツイン契約の許可を得にきた少女を見下ろして、金髪の大天使は静かに言い放った。……確かに、少女がツインの事で散々言いたい放題言いにきたのはつい先日のこと。メイシンは、青年の背中に隠れるようにして、ミカエルの視線を遮った。「そんなに凄まなくてもいいでしょう」少女をかばうように、ユリウスが仲裁する。その青年の後ろから、首だけを出してメイシンは啖呵を切った。「あんたなんか……大っっ嫌い!!」子供っぽい言い分に一瞥くれて、ミカエルは冷めた口調で呟いた。「...

星紡夜話 | 2009.10.10 Sat 09:41

【みなもの光】24〜再契〜

「あんたたち、元々ツインだったんだ……」呆然と呟くメイシンに、ジェレミーとマーシアは苦笑を返す。しばらく手入れをしていなかった庭を、四人は総出で見回っていた。伸び放題の薔薇を前にして、メイシンは意気揚々とハサミを構えるのだが、どこにハサミを入れればいいのやら、実はさっぱり分かっていない。一方のマーシアは、花茎の一本一本を丁寧に見ながら、新芽を残して枝を切り離す。「まだ綺麗なお花もあるから、おうちに持って帰って飾りましょう」バケツに水を張った中に、家に飾る花を丁寧に差し込んでいく。マーシアの手際...

星紡夜話 | 2009.10.05 Mon 17:13

【みなもの光】23〜宿命(さだめ)た場所へ・2〜

メイシンの寝室の外、そのドアのすぐ横で、ジェレミーは壁にもたれて二人の様子を感知していた。もう逃げるなよ、か。メイシンの、愛する者を引き寄せる「強さ」を、彼は素直に敬服する。アクアマリンの瞳を閉じて、青年は静かに息を吐いた。今度は、僕が言われる番になったかな。吐き出した息を取り戻すように、ジェレミーは息を吸い込むと、寝室の壁から立ち去った。そのまま、ゆっくりとリビングダイニングのドアへと向かう。ドアノブに手をかけ、祈るように目を閉じてから、ノブを回してドアを押し開けた。水色の髪を揺らして、マ...

星紡夜話 | 2009.10.04 Sun 03:38

【みなもの光】22〜宿命(さだめ)た場所へ・1〜

長かった。とても長く感じられた。あなたまで辿り着くために、一体どれだけの転生を繰り返したのだろう。差し込む光が眩しく感じられて、メイシンはうっすらと瞼を開いた。目を開くと、見慣れた天井が飛び込んでくる。自分の部屋のベッドに横たわっているのだと氣が付いて、少女はゆっくりと身を起こした。「無理しちゃ駄目だよ」横から声がして視線をやると、ベッドの傍らにジェレミーが座っていた。メイシンは、まだ思うように動かない身体を起こして、枕に背をもたせ掛ける。「……もう大丈夫。ちょっとびっくりしただけ」力ない声と...

星紡夜話 | 2009.10.03 Sat 15:00

【みなもの光】21〜灼天子・2〜

運命を決める戦場は、いつになく静かだった。嵐の前の静けさか。「俺から離れるなよ」傍らに立つ少女に、青年は念を押す。少女は、少し笑っただけだった。昔のような輝く笑みを、もう少女の顔に見ることはなくなっていた。空虚の中に、少し感情を漂わせただけの、儚い笑み。彼方から押し寄せる、暗黒の塊。そこに、彼らは突破口を開ける。最初に切り込んだのは、ユリウス。彼が開けた「穴」に、少女が飛び込む。無謀なほどただ前にいるものを切り倒し続け、防御というものを最初から知らないかのごとく、相手を切り裂くだけの剣さばき...

星紡夜話 | 2009.10.02 Fri 22:02

【みなもの光】20〜灼天子・1〜

長く続く大戦の世に、送り出された儚い命。私たちは、大きな強い光と、願いと意志から零れ落ちた、小さな欠片。強い意志を宿した、ピーコックグリーンの鋭い瞳。薄い金髪の短い髪に、赤いマントがよく似合う。その後姿に、ずっと憧れていた。彼は少女が物心つく頃には、すでに戦場に出ていた。いつか自分も、彼と同じ場で戦えることを夢見ていた。青年を兄のように慕っていた。彼も少女を、妹のように可愛がってくれた。小さな身体にそぐわない大きな剣を持ちながら、彼に剣術を教わる時間が、何よりも幸福で嬉しかった。少女は成長し...

星紡夜話 | 2009.09.24 Thu 16:48

【みなもの光】19〜其処に在る資格〜

何から始まったのか分からない。きっかけがどこにあったのかも思い出せない。ただ、ずっとくすぶっていた想い。 わたしは認められたいの?全ての人に愛されたいの?確固たる地位を確立したいの? いいえ。わたしは認められない。わたしは要らない子。わたしは捨てられたのだから。 愛されないのは構わない。でも、独り、ぽつんと、取り残された感覚に耐えられない。   マーシアとメイシンが統合してからも、マリア・メイの中で密かに沈み込んでいるマーシアの姿は、彼の目にも見えていた。その姿に焦燥を覚えていたのは、ジ...

星紡夜話 | 2009.09.23 Wed 19:27

【みなもの光】18〜燈は翳る・2〜

 三箇所に点在するエネルギーシステムは、作られた「擬似天使」によってエネルギー源を集め、施設で融合させることによってエネルギーを生み出し、無数の「研究施設」へと送り出す。魂の核を融合させた時に生じるエネルギーを、そのエネルギー炉から「ラボ」や「箱庭」と呼ばれる施設へ送り続けている。今回、彼らが任されたのは、その三つの施設のうちのひとつ。同じく、この「施設」に関わりのあった者が共に参加していた。残る二つは、現在の天使エリア統括者と、その部下である技術主任が担当する。半球状に敷かれた結界の上...

星紡夜話 | 2009.09.14 Mon 16:59

【みなもの光】17〜燈は翳る・1〜

カスタリアの小さな家に、マリア・メイとジェイの二人だけが暮らすようになって間もなくの事。二人の共通の過去において存在し、今もなお稼動し続けている「研究施設」と呼ばれるものの、「中核」を破壊して欲しいとの依頼が、三次元の本体を通して舞い込んだ。「中核」とは、メイシンが過去に「被験者」として在籍していた研究施設やその類似施設に、無尽蔵のエネルギーを送り続けるシステム。このシステムの破壊依頼を、彼女たちは快く引き受けた。「久しぶりに、思い切り暴れられるじゃない?」マリア・メイの中のメイシンが、興奮冷...

星紡夜話 | 2009.09.11 Fri 03:11

このテーマに記事を投稿する"

< 15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25 >

全259件中 191 - 200 件表示 (20/26 ページ)

[PR] レンタルサーバー heteml [ヘテムル]
あなたのクリエイティブを刺激する、
200.71GBの大容量と便利な高機能!