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スピリチュアル関係の小説。ハイヤーセルフの「今」や「過去」を詩篇や小説風に書いたもの。
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【みなもの光】16〜灼癒の女神・2〜

「……スッキリした?」カスタリアに戻るなり、メイシンを見たジェイがぼそりと呟いた。「なんか怒ってんの?」「いや、別に」どことなく仏頂面で、ソファに座ったまま、青年は視線を外す。メイシンはそれを見て、少しだけ肩をすくめた。「マーシアどこ?」「さあ。部屋にいるだろう?」マーシアがこの小さな家に来てから、新たに寝室を2つ増やしてある。ジェレミーが少しの間ひとりで居たいと言い出したのもあるのだが、その為に各々個室を持つようになっていた。その寝室へ向かおうとするメイシンの後姿に、ジェイの声が突然刺さった...

星紡夜話 | 2009.09.06 Sun 22:39

【みなもの光】15〜灼癒の女神・1〜

「あたしが好きなら、ちょっと付き合ってよ」軽い言葉で、メイシンは「闘将」と称えられる大天使に立ち合いを申し込んだ。からかう様に、ミカエルは意地の悪い笑顔を見せる。「死ぬ氣でかからなければ勝てないぞ」「……勝とうなんて思ってないよ」脱力しながら、メイシンは左手に剣を呼び出す。ミカエルと打ち合うのは、これで2度目。桜の下での立ち合いを思い出すと、ばつが悪そうにメイシンは頭をかいた。結局、この人にしか、泣き言が言えないのか。桜の木の下でもらった剣の、金の柄に手をかけて、目の前にかざすと勢いよく引き抜...

星紡夜話 | 2009.09.04 Fri 16:10

【みなもの光】14〜廻り逢うため〜

「なんであたしはマーシアとくっついたの?」メイシンが睨み付ける視線の先で、金髪の大天使は怪訝な顔をした。ひとり、突然にやってきて、唐突に何を言うかと思えば、随分と根本的なことを聞く。「何であたしを作ったの? あたしはあんたの慰み者なの? ルシフェルの代わりなの?」大天使が口を開く前に、少女は更に畳み掛けた。「あんたがなに考えてるか分かんない。あんたはただ、あたしを利用したかったんだ。使うだけ使って、壊れたら他のとくっつけて」吐き出すような口上は止まらない。責める様に少女は叫んだ。「あたしはツ...

星紡夜話 | 2009.09.02 Wed 17:42

【みなもの光】13〜別離の記憶〜

   どうしていっちゃうの?   わたしをおいてどこいくの?   わたしはもういらないの?   いやだ、おいていかないで   僕がこれから経験することを   君には知られたくない   だから、ごめん   必ず戻ってくるよ   きっとまた 一緒にいられる   いやだ。こわいよ。さびしいよ。   ひとりにしないで   いかないで   ひとりにしないで雨が降るなんて珍しい。小さな家の、灯りを落としたキッチンで、ジェレミーはひとり夕食の片づけをしながら、ぼんやりと思った。日が沈んだ暗い窓の外から、ノ...

星紡夜話 | 2009.08.31 Mon 08:17

【みなもの光】12〜昇華〜

神殿の修復が終盤を迎えた日。光を送り続けながら、ジェイは小さく呟いた。「何故、自分の心を砕き続ける?」マーシアは、閉じていた瞳を、薄っすらと開いた。「……どうして?」「……俺を助けた、理由が知りたい」……アレクセイ。彼女の脳裏に、過去を共にした男の名が浮かび上がった。(……あなただったの)胸でつぶやき、視線を上げた先に、パライバトルマリンの瞳が揺れている。「……助けたかったから」黙って見ていられなかったから。あの時、感情をなくしてしまったあなたに、恐怖すら感じていた。けれど、見ていられなかった。表には...

星紡夜話 | 2009.08.27 Thu 01:06

【みなもの光】11〜苛立ち〜

日が暮れた頃、ジェイはもう住み慣れた小さな家のドアを開けた。リビングのソファに、横になって眠る藍色の髪の少女の姿が目に映る。「おかえり」少し離れたダイニングテーブルで、ジェレミーが端末を叩いていた手を止めた。テーブルの上には、デザートが乗っていたであろう皿が数枚、積み重ねて置いてあった。甘々だな。苦笑するパライバの瞳に、アクアマリンの青年は笑って言った。「その皿の数だけ、魔法陣を覚えたよ」「格段の進歩だな」笑みをこぼして、ジェイは台所でグラスに水を汲んだ。水を注がれたグラスを見つめると、さっ...

星紡夜話 | 2009.08.19 Wed 16:49

【みなもの光】10〜光の深淵・2〜

翌朝。これから行う陣の説明を、男は淡々としていた。彼女は意外にも冷静だった。てっきり取り乱すかと思っていたのだが。説明を聞き終えて、顔を上げたとき、彼女の瞳は決意に満ちていた。怖くはないのか。過去に、この時点でほとんどの者が怯えていたことを思うと、彼女の態度はあまりにも、男の意表を突いていた。そしてまた、突拍子もないことを、この女性は口にしたのだ。「あなたは、この仕事で、この世界を守っている。わたしは、あなたの心を守りたい」男は、軽いめまいを覚えた。出会って数日しかたたない者が言う台詞だろう...

星紡夜話 | 2009.08.13 Thu 09:15

【みなもの光】9〜光の深淵・1〜

水晶のように輝く床を、一歩一歩踏みしめながら、白い神官衣に身を包んだ男が歩いていた。「今度の人選で思うような結果が得られなければ、ここは放棄する」先ほど上に言われた言葉を噛み締めるように、彼はまた一歩、足を出していた。「闇」の波動から守る最前線としてここが選ばれたのは、今守ろうとしている惑星から一番近い周回軌道上にあるからだ。星を見下ろし、漂う「浮遊島」。だが、「火」を入れなければ、惑星の周りを漂うガラクタと同じ。彼が神官としていることで、この島はかろうじて機能している。島の核となる神殿を構...

星紡夜話 | 2009.08.13 Thu 01:55

【みなもの光】8〜再逢いの人〜

「……なんで今日はあんたなの?」メイシンは、目の前に座る優しげな青年の、アクアマリンの瞳を覗き込んで言った。少女の怪訝な顔に尻込みしつつも、ジェレミーは答える。「用事があるらしくて……」ふーん。と、少女は鼻で返事をする。同時存在するのに、「人格」まで分けることないじゃない。自分のことは棚のうえに上げて、少女は不貞腐れていた。理由も話さず、置いてけぼりにされている感じが気に入らない。不機嫌そうな少女を見て、ジェレミーはにっこりと微笑んだ。「今日は特別に、ひとつ憶えたらその都度デザートが出るよ」「……...

星紡夜話 | 2009.08.10 Mon 16:21

【みなもの光】7〜白い遺壇〜

ジェイの「魔法陣講座」はその後も続いていた。以前はひとつ覚えるのに丸一日以上かかっていたメイシンだが、先日の「実技」で要領を得たためか、以前と比べれば格段の速さで、様々な魔法陣を習得していった。それに全神経を集中しているせいか、少女は夜になると子供のようにぱたりと眠ってしまい、勉強以外の事においてはなおざりだ。教えているほうの青年は、昼は講義に食事の用意、少女の身の回りの世話までして、夜になると端末を開き、何やら作業している様子。それを時々、目を覚ました少女が目撃している。………いつ寝てるんだろ...

星紡夜話 | 2009.08.07 Fri 18:11

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