[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] 古典文学のブログ記事をまとめ読み! 全285件の13ページ目 | JUGEMブログ

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古典文学

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古典文学
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50.別れの松風〜51.父のもとへ

JUGEMテーマ:古典文学 50.別れの松風 そうこうするうちにあっという間に何日も過ぎ、「薫君と姉宮はこのように隔てなくお会いされています」という話が吉野山の宮の耳にも入ってきますが、宮は今さら「どうした事か」などと驚く事もありません。 「よしよし。仲良く話し合っていてください」とばかり言うので、二人の間にはもう障害は何もありません。でもそうかといって、薫君には都での生活もありますので、誰かと身体を交換して吉野に留まり続けるわけにもいきません。 薫君は「父君や母上は、どんなに心配でお嘆きに...

とりかへばやRemix | 2014.12.06 Sat 16:34

48.親しき語らい〜49.美しき二人

JUGEMテーマ:古典文学 48.親しき語らい 月がくまなく冴えわたり、虫の声があちこちで聞こえ、水の流れ、風の音、鹿の鳴き声などが一つに響きあって情緒をかきたて、つい涙をさそわれるようなその場の雰囲気と、それにふさわしい姫君たちの人柄です。 薫君は「このように御簾の外に身を置かされるという状況にはまだ慣れておりませんので、人目が具合悪く恐ろしくさえ感じます。あまり疎遠にしないでください」と言って、不意に室内に上がってしまいました。姫君たちは驚きあきれて、その場に突っ伏しているのを 「あな...

とりかへばやRemix | 2014.12.04 Thu 21:17

46.宮の心〜47.松風の歌

JUGEMテーマ:古典文学 46.宮の心  あっという間に二・三日が過ぎました。  吉野山の宮は、薫君の姿の素晴らしさや学識の無限の深さに感じ入って、仏前のお勤めも怠けがちになるほどでした。今では奏法が途絶えてしまった琴(きん)の琴の演奏を薫君が聴きたがっていたので、宮は深夜、澄みきった月光の下で演奏してお耳に入れたのですが、それは例の無いほど心に染み優美なものでした。  宮が少しだけ演奏して止めてしまったので、薫君は楽器を取り上げてお弾きになったのですが、薫君はたった一回で調べを聞き取って完...

とりかへばやRemix | 2014.12.02 Tue 08:24

44.宮の予言〜45.やすらぎの日々

JUGEMテーマ:古典文学 44.宮の予言 途中から道案内の人を先に連絡に行かせたので、吉野山の宮の屋敷では部屋の道具などを片付け整理して、着物を着替えるなどしてお待ちしていましたが、薫君一行は門内にお入りになる時に、改めて来訪の旨をお知らせするなど、とても気遣いをして屋敷にお入りになりました。 薫君が、所々に秋草の模様をあしらった浮線綾の柄の袴に象眼を施したススキの色の外出着を着て、光沢を出した紅色の上着を羽織った姿は光を放つかのように華やかで美しく、いま極楽からのお迎えが来て雲の輿が近づ...

とりかへばやRemix | 2014.11.30 Sun 14:10

41.中納言の関心〜43.中納言の訪問

JUGEMテーマ:古典文学 41.中納言の関心 さて、薫君は「何とかして俗世を離れたい」という気持ちがたいそう強くなって、花や紅葉の見物に出かけても、そのついでに四方の山々に訪ね入っては「人に行方を知られないで隠れ住む事のできそうな、山奥のいい場所はないだろうか」と思案していました。 すると吉野山の宮の噂を詳しく話し出す人がいて 「まったくもってそのお住まいは、俗世を捨てた聖人のお住まいのようであって、水の流れや岩の様子も、都では全く見慣れない光景で、物思いも慰められて満足できるところです」...

とりかへばやRemix | 2014.11.27 Thu 08:35

39.吉野山の宮の話〜40.さらに吉野山の宮の話

JUGEMテーマ:古典文学 39.吉野山の宮の話 ここで話は少し横道にそれます。 その頃吉野山に、現在の帝の祖父の第3王子にあたる宮がおられました。(つまり現在の帝の叔父にあたる)この方は万事において人並み以上の力量をお持ちで、世の人がやる事、例えば各種の学問・陰陽道・天文学・夢占い・人相見などといった事まで、その道の奥義を会得している才人でした。 昔は遊学生といって、12年に1回中国の唐王朝にしかるべき人を派遣してあちらの学問を修得させていましたが、最近の人は根性が落ちて顔つきにも覇気がな...

とりかへばやRemix | 2014.11.25 Tue 08:39

36.心やましき二人〜38.見えぬ山路

JUGEMテーマ:古典文学 36.心やましき二人 四の君と薫君の二人は、夜が明けてもお互い急には起きられずに背を向けたままで、まずは薫君が起きようとして四の君をゆすって目を覚まさせようとすると、四の君はますます夜具を引きかぶってしまいました。それを見て薫君は言います。 「もう我慢できないですよ。この数ヶ月、変に私の事を許してくれないと思いながらも、自分には何一つ病ましい事は無いので、ただ無心にあなたに会いに来ていたのに、ずっとこんな態度されるなんて。 私は世慣れていないので『こんな私のぎこち...

とりかへばやRemix | 2014.11.22 Sat 11:23

33.秘密の逢瀬〜35.中納言の嘆き

JUGEMテーマ:古典文学 33.秘密の逢瀬 宰相中将は嘆いてはイラ立ち、もう人目も構わないとまで責め苦しんでいるので、左衛門はつい心弱くも説き伏せられてしまい、薫君がいつもの内裏の宿直をお勤めになる日に時々、夢中で宰相中将を屋敷の中に導き入れてしまいます。しかし四の君はそのたびごとに涙をこぼされます。 「少しでも人に様子を聞きつけられてしまったら、どうして生きておられましょう」と四の君は思案に暮れてはいるものの、一方でこのわずかな出会いの時には、宰相中将の方が驚くほど泣き惑いながらじれった...

とりかへばやRemix | 2014.11.20 Thu 08:51

30.宰相中将の煩悶〜32.宰相中将を見舞う

JUGEMテーマ:古典文学 30.宰相中将の煩悶 宰相中将は、以前からの物思いの上にさらに新たな苦しみも一層加わり、どうにも辛くて我慢できず、このままでは生きていられそうもない心地がします。 「もしこんな苦しみを長年味わっていたら、とても今まで生きてはいられなかった」と思い、四の君にもう一度逢うためにあれこれ思案をするのですが、どうにも方法がありません。 宰相中将は左衛門の所に一日千回、あの御倉山もびっしりと埋まるほど思いのたけを書き尽くした手紙を送ります。 若くて思慮の浅い左衛門は、あの日...

とりかへばやRemix | 2014.11.17 Mon 08:52

27.春の夜のかいま見〜29.一夜明けて

JUGEMテーマ:古典文学 27.春の夜のかいま見 光君が同じ内裏の中にいるようになってから、宰相中将は琴の音が聞こえてくるたびに、前よりも光君との距離は近づいているし、いつか自分の片思いも叶うのではないかという将来を甘く思い描いていました。しかしその可能性がほとんど無いという現実に徐々に否応なく気づかされるにつれ、落胆のあまり霞んだ夜の月の美しさにも虚しさを感じてしまうのでした。 その寂しさに耐えられなくなった宰相中将は、いつものように「薫君と話をして心を慰めよう」と思って、付き添いの家来...

とりかへばやRemix | 2014.11.15 Sat 17:00

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