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森点描、本を読む

怒髪天を衝く。という程でもないが、どうも釈然としない。保坂和志の草の上の朝食を読んだ。文庫本。文字が大きい。300ページ足らず。2時間くらいで読了可能。800円。高すぎやしないか?お金に換算して価値を定めたくはないけれど適正ではないと思う。私には分からない。もしかしたら文学的に非常に優れた、高尚な小説なのか。主人公たちの置かれている状況は特殊ではあるけれど、たいした事件も起こらずに、日常を淡々と、細かな出来事、登場人物の性格を描写していき、柔らかく、穏やかに話は進み、そのまま終わる。序破急で言うなら...

haru a glance BLOG | 2012.06.03 Sun 01:17

狭山の堀兼、畑を歩く

休日、写真を撮る。これは欠かしてはならない約束。誰と?自分とである。そもそも、写真を一枚も撮らない日はない。空とセルフポートレートを一枚ずつ。いつからという記憶が曖昧だ。調べてみる。セルフポートレートが2009年5月19日から。空は2010年10月15日から。たいした月日は経っていない。それに撮ってどうしようというのもないのだけど、誰にでもできることであるし、是非勧めたい。特にセルフポートレート。毎日自分を撮って、それを何十年と続ける。とてもエキサイティングではないか。さて、休日の約束。昨日は狭山市堀兼に足...

haru a glance BLOG | 2012.06.02 Sat 00:34

ギャラリートークのお知らせ "公募写真展「モノトーン・ワールドvol.1」"

 突然ですが、神戸のメリケンギャラリーで明日6月2日(土)にトークショーを行なう事となりました。関西にお住まいで、お時間のある方は是非ご来場くださるようお願いいたします。トークショーの詳細は下記の通りです。●公募写真展「モノトーン・ワールドvol.1」ギャラリートークmeriken gallery & cafe(メリケンギャラリー)にて、出展作家の皆さんに前に出て頂き、当ギャラリーディレクターの木下がインタビュワ―となり、作品講評・トークショーを開催致します。また、特別ゲストとして、モノクロ写真で有名な写真家 MITSU...

MITSUO SUZUKI photography | 2012.06.01 Fri 14:21

幕張点描と日本の製品を購入すべしの話

真っ直ぐと前を見つめ、無表情で、同じような服を着、同じ方向へ足並みを揃え、列をなして進んでいく。足音と、 機械音、 擦れる音。一瞬の潮騒。波は去り、静寂の支配する時が訪れる。規則正しいリズムで、またその潮騒はやってくる。本当の意味での静けさは、もっと深い夜を待たねばならない。じっと、傍らで眺めていた。私は樹である。そんなイントロダクションはどうでもよい。仕事中、心は中空をたゆたうようにフワフワとしていた。思索にふける、などという大げさなことではないが、考え事などしていても決して帰結しない。表...

haru a glance BLOG | 2012.06.01 Fri 02:17

Photo frame

camera: RICOH GXR with Voigtländer Ultron 40mm F2 SL Aspherical

MITSUO SUZUKI photography | 2012.05.31 Thu 22:08

武蔵野点描と今日は世界禁煙デー

本日、5月31日は「世界禁煙デー」。みなさん、知ってました?多くの人々に周知させるような広報はしているのかしら。どこかの新聞のコラムでたまたま見つけただけで、他には特に情報は落ちていなかった。話ずれて新聞のコラム、これが意外と面白い。天声人語、春秋、産経抄、余録、などなど新聞社それぞれタイトルが違う。変わっているのは、北國新聞「時鐘」下野新聞「雷鳴抄」東海新聞「世迷言」函館新聞「臥牛山」ウェブやアプリでまとめているサービスがあるので、苦労せずしかも無料で読めてしまう。さらっと世の中を知るにはちょ...

haru a glance BLOG | 2012.05.31 Thu 02:33

東京点描

新宿山谷赤羽昨日、一昨日と連休。何をしようか。友人に会おうと思い立つ。話したい気分だった。なぜだかはわからない。特に何を話したいということでもなかったのだけれど、とにかく友人を訪ね歩くことにした。今思うと、刺激を欲していたのかもしれない。それは自分の作家活動に直接起因するようなことではなく、お互いに精進していこうという確認作業とも言える。作品を制作していくのは孤独な作業だ。他者に委ねることなどはできない。この作業に打ち込んでいくと、自分を包み、照らす光は弱まり狭まってくる。いつか光を失い、そ...

haru a glance BLOG | 2012.05.30 Wed 00:20

入間川点描

じっと目を瞑ってみる。何か浮かんでくるだろうか。虚無。ただ、漆黒の闇が広がるばかり。死とは物音ひとつしない闇に佇むものなのか。その答えは誰も知らない。死んだ者の声は聞けはしないから。私は非常に死を恐れている。永遠の命を求めた人たちの気持ちがわかる。だれもそんなもの手にできなかった。すべての人に訪れるのが死。身分や人種に関係なく平等に。人間とは生まれて死ぬだけだ。だから人と人の間に優劣などありはしない。地球を鳥瞰すれば、人間も動物も同じだ。人間が人間のために創りだした虚構の世界ではわからない。...

haru a glance BLOG | 2012.05.28 Mon 01:39

所沢点描、雑文

近所の謎の巨大多肉植物。命尽きて崩れ落ちるように見え哀愁を誘う。恨めしく、救いを求めているようでもある。けれど、大きくなりすぎてもなお重力に押しつぶされることなく、光の射す方向へとその身を伸ばしている。どこまで大きくなろうと言うのか。何かと似ている。その既視感のようなものは、我々人間のことだろう。 そんなくだらない戯言はさておき、展示の話。上の写真のように準備中。名付けて、「墨俣一夜城作戦」短時間で部屋一面を写真で埋めつくすにはどうしたよいか。というのも搬入時間が短いのだ。ある程度作り上げて...

haru a glance BLOG | 2012.05.27 Sun 02:43

千葉点描と本の話

先程購入した小説。池澤夏樹「夏の朝の成層圏」 保坂和志「プレーンソング」 梨木香歩「りかさん」 もちろんブックオフである。最新刊でないのはそのためだ。 新品ばかり求めずに中古品に目を向ける。 豊かとされる世界であるならば、貧乏臭いかもしれない。 一部アンティーク、コレクター的な需要はあるがそれは別物。 中古品でいいじゃないか!物は大事に最後まで責任をもって使う。 でなければ使ってくれる人に届ける。 無駄のない世の中であって欲しいと切に願う。とはいえ、買って飽きたらすぐ...

haru a glance BLOG | 2012.05.26 Sat 00:48

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