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へそ曲がり読書日記第4回 『新編 宮中見聞論―昭和天皇にお仕えして』

2019.6.22   ブログ管理人(以下、管理人)の本音を言えば、この著書の評判が高いので敢えて欠点を探すという魂胆があった。   しかし、評判が高い訳に納得した。著者の故木下道雄氏は廉潔の人で、それが随所に感じられるからだ(注1)。   その中でも、特に注目したのが「皇室の藩屏」の考察だ。管理人が189頁を次のとおり“意訳”してみた。   「身分に関わらず歴代天皇のために命を投げ出した者達こそ、真の藩屏である」   これには、大いに啓発された。 &n...

保守主義と憲法改正試案 | 2019.06.22 Sat 10:02

ヤマザキマリ『パスタぎらい』

JUGEMテーマ:自分が読んだ本     文中敬称略              ver.1.01     『パスタぎらい』(新潮新書)は、世界を股にかける漫画家ヤマザキマリによる、グローバル食文化論だ。   イタリア人と結婚し、イタリアに居を構えているからといって、本書の内容はイタリア料理絶賛というわけではない。   むしろ、著者が偏愛する多くの料理は、日本のものである。日本を離れ容易に手に入らなくなったがゆえに、当たり前にそこにあったもののありがたみが初めてわかり恋しく...

つぶやきコミューン | 2019.06.20 Thu 18:56

美しき数学者たち

JUGEMテーマ:自分が読んだ本   数学は嫌い、そんな人は圧倒的に多いでしょう。 私もその一人です。   ただし数学者には興味がありました。 数学者には、ずいぶん風変わりで、しかも魅力的な人はいるだろうと思います。岡潔さんのように。   そうしたこともあり、二宮敦人『世にも美しき数学者たちの日常』(幻冬舎)を読みました。 そもそも数学とは何かということにも興味をもっていたのです。 受験の数学と本当の数学とは異なるものだとは思っていたので。   この本は...

行人 | 2019.06.20 Thu 16:56

泣き童子/宮部みゆき

土曜日は天気が荒れてて引きこもりだったんで、一気読みしてしまった。   やっぱり面白かった。 今回は「小雪舞う日の怪談語り」と「節気顔」が印象に残ったお話。小雪舞う〜は、怪談語りの会があって、招かれた客が怪談を語ったり聞いたりする、という内容。その中の話が気になった訳ではなく、主人公のおちかが怪談語りの会への行きがけ、帰りがけに体験した怪異の方にほっこりして印象に残った好きなお話。 節気顔はまぁ、時代関係なく考えることがあるな、という話。この三島屋シリーズ最初の「おそろし...

気づけば世紀末。 | 2019.06.16 Sun 18:01

篠原健太『彼方のアストラ』 1〜5

JUGEMテーマ:自分が読んだ本   文中敬称略     Kindle版    篠原健太のSF漫画『彼方のアストラ』(全5巻)は、宇宙を舞台とした少年少女の冒険物語だ。2019年の漫画大賞を受賞している。   そのストーリーは、大人たちから切り離されて、宇宙で迷子となった9人の少年少女たちが、偶然手に入れた宇宙船で旅しながら自力で帰還を果たすまでの物語、いわば宇宙版「十五少年漂流記」である。   ケアード高校の惑星キャンプで、惑星マクバにやって来た9人の高校生たち。 &...

つぶやきコミューン | 2019.06.10 Mon 23:20

あんじゅう/宮部みゆき

「おそろし」を読み終えてすぐに本屋さんへ行きました。 この人の文章ってすごく読ませる。登場人物も舞台も自分の目の前に広がってるみたいに鮮やかに見える感じすらする。とにかくどっぷりハマってしまったので、すぐに買いました。「あんじゅう」。 前回よりは怖さは薄めかな?表題作の「あんじゅう」は可愛らしくて、でもすごく切なくて、なんだか無性に寂しくなる、でもあったかくもなるお話。そしてこの物語には珍しく(?)お旱さんの話は明るくて爽やかな感じがして結構お気に入りになったのでした。 三島屋の良い...

気づけば世紀末。 | 2019.06.09 Sun 17:45

『夢幻花』

JUGEMテーマ:自分が読んだ本 東野圭吾『夢幻花』◎

ももとさくらとGOLF そして☆彡 | 2019.06.08 Sat 11:21

フォッサマグナと日本列島の成り立ちを夢想する

JUGEMテーマ:自分が読んだ本   チバニアンどうなるの。     ご無沙汰しておりましたブックレビュー。 いやしばらくちょっと教科書みたいな本を読んでまして…… レビュー書くようなものでも無いというか勉強足りなくてまだレビューできないので……   その後久しぶりに読んだ新書がこちら。   フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体 藤岡換太郎 著 講談社ブルーバックス     GWに行ってきた糸魚川に引...

六角形の日記帳 | 2019.06.06 Thu 23:05

藤井太洋『ハロー・ワールド』

JUGEMテーマ:自分が読んだ本  文中敬称略     藤井太洋『ハロー・ワールド』(講談社)は、「ハロー・ワールド」「行き先は特異点」「五色革命」「巨象の肩に乗って」「めぐみの雨が降る」の五篇からなる近未来SF連作集である。いずれも、IT企業の何でも屋的エンジニア文椎泰洋(ふづい やすひろ)を主人公としたIT企業のビジネス事件簿という形をとっている。時代は、たとえば「五色革命」の冒頭の日付が2019年5月15日であるように、「巨象の肩に乗って」で昨日と示される日付は2020年の3月15日と、『ハロ...

つぶやきコミューン | 2019.06.06 Thu 19:40

千葉雅也『アメリカ紀行』

JUGEMテーマ:自分が読んだ本  文中敬称略                ver.1.1     千葉雅也『アメリカ紀行』(文藝春秋)は、哲学者千葉雅也の4ヶ月にわたるアメリカ滞在記だ。   1.変身としての旅   そこには大げさな目的意識も、全体を統合するような物語の流れもなく、淡々と日々の出来事が記録されている。   滞在するのはボストン郊外のケンブリッジ。   勝手のわかった大阪や京都、東京といった街ではない。 さらにパリなど専門分野の知識が...

つぶやきコミューン | 2019.05.30 Thu 23:55

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