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ピンク・フロイドの原子心母を聴いてみる

ATOM HEART MOTHER / PINK FLOYD (1970)    ピンク・フロイドを聴くのも久しぶり、1年以上は聴いて無い気がする、ピンク・フロイドの絶頂期に向かって登り始めた最初の作品であり全英で初めてチャートの1位に輝いた作品でもある通作5枚目のアルバム、片面全部を使った大作のタイトル曲がこのアルバムの重要なナンバーとなっている これまでメンバー以外の楽器は登場しなかったがいきなりのオーケストラの音色から始まるタイトル曲がこのアルバムのメインだろう、その後に続くチェロの音色もこれまでになかった事だ、昔は次...

Rock Age ブログ | 2016.08.27 Sat 19:17

ノイの2ndアルバムを聴いてみた

2 / NEU ! (1973)   紙ジャケ出てるんだ このバンドの存在をすっかり忘れていて1stアルバムを取り上げたのが2007年、9年もの間が空いてしまったのでここで取り上げてみる、日本人的にはニューと呼びたくなってしまうがドイツ語なのでノイと読む、極初期のクラフトワークのメンバーだったクラウス・ディンガーとミヒャエル・ローターの二人が結成したユニットがノイだ、ちなみにオールインストゥルメンタルです この頃はまだシーケンサーなどは発明されて無いのでタンジェリンドリームなんかもまだ使用していない、本家クラ...

Rock Age ブログ | 2016.08.25 Thu 19:54

クラフトワークのヨーロッパ特急を聴く

TRANS-UROPE EXPRESS / KRAFTWERK (1977) クラフトワークの6枚目のアルバム、前々作の「アウトバーン」がアメリカで大ヒット、続く「放射能」もフランスチャートにて1位を数週間に渡り独占し乗りに乗っての「ヨーロッパ特急」のリリースとなった、「アウトバーン」が自動車だったのに対し今作はそれの鉄道版と言ったところだ TEEと呼ばれるヨーロッパを横断する鉄道を題材とした今作は「アウトバーン」同様、特にタイトル曲などは鉄道の音を模したようなシンセのリズムによって進行される、そこに緩やかなメロディのシンセが...

Rock Age ブログ | 2016.08.23 Tue 19:41

タンジェリン・ドリームのルビコンを聴く

RUBYCON / TANGERINE DREAM (1974)    ドイツの電子ミュージック界をクラフトワークと二分するタンジェリン・ドリームの6枚目のアルバム、前作からドイツ弱小レーベルであるオールからイギリスのヴァージンレコードに移籍したのが一気にワールドワイドな活動になった、前作「フェードラ」に続くこの作品はA面B面両方通して1曲と言う大作となった 同じシンセミュージックのクラフトワークほどポップ性が無い為かなりアバンギャルドな前衛的曲展開をみせる、益々本領発揮と言える前作以上にシーケンサーによるシンセサイザー...

Rock Age ブログ | 2016.08.21 Sun 19:00

グリーンスレイドの4枚目を聴く

TIME AND TIDE / GREENSLADE (1975) デイブ・グリーンスレイド率いるグリーンスレイドの4枚目にして最終作、デビュー当時からギターレスで元サムライのデイブ・ローソンとのツインキーボード体制のキーボードバンド、他にベースとドラムの4人編成だ、イギリスオリジナル盤が安く売っていたとみえて間違って2枚も買ってしまって今でも2枚手元にあります、まったく同じ物を買ってしまって無駄な事をした グリーンスレイドはプログレの割にロック的と言えるか?アトミック・ルースターよりはプログレ、ローソンがシンセサイザー...

Rock Age ブログ | 2016.07.26 Tue 20:23

シャイロックの熱情の島を聴いてみた

ILE DE FIEVRE / SHYLOCK (1978)    フランスのプログレバンド、シャイロックの2ndアルバムにしてフレンチロックの名盤の一つとされる「熱情の島」と題されたアルバム、なんかこれ書く前に検索したらドイツや日本にも同名バンドもあるようですね、今やそっちの方が多くヒットする、まあこの2ndで終わってしまったんだけど一般的にクリムゾンフォロワーと言われているようだ 1stではトリオ編成だったがこのアルバムから専任のベースプレイヤーが参加して音の幅が広がった感じだ、ギターとキーボードが主体なわけだけどそのキ...

Rock Age ブログ | 2016.06.30 Thu 21:47

エクセプションのジュリアを聴いた

BEGGAR JULIA'S TIME TRIP / EKSEPTION (1971) オランダのプログレッシブロックバンド、エクセプションの「ジュリア」と題された2ndアルバム、エクセプションはオランダのトレースの前身バンドと言った方が分かりやすいですかね、このエクセプションから派生したのがトレースと言う事になる そこそこ有名なキーボード奏者リック・ヴァン・ダー・リンデンを擁したバンドはトランペットとサックスのホーン奏者もメンバーにいるが一部の曲を省いてそれほどジャズ志向のプログレに行かずにあくまでもクラッシック要素を持ったプ...

Rock Age ブログ | 2016.06.28 Tue 20:16

ビリット・ペル・リンフェルノの地獄の乗車券を聴いてみた

BIGLIETTO PER L'INFERNO / S T (1974) イタリアのハードプログレ屈指の名盤とされる地獄の片道切符ことビリット・ペル・リンフェルノの唯一リリースされたアルバム、「地獄の乗車券」と日本タイトルされている、このあと2ndアルバムを録音しているがリリースする前に解散してしまったとの事、その幻の2ndも以前発掘音源としてリリースされてました ダブルキーボードにフルートも加わりかなり激しい演奏を繰り広げる、静と動を対比させたような演奏は時に静かなヴォーカルを聞かせてそれが一気に激しい演奏へと展開して...

Rock Age ブログ | 2016.06.26 Sun 23:03

チェルヴェッロのメロスを聴いてみる

MELOS / CERVELLO (1973) オザンナの人脈が色濃いイタリアのバンド、チェルヴェッロが唯一残したアルバムである「メロス」、オザンナのメンバーの弟がリーダーをしているせいでもないのだろうけれど少なくとも影響はありそうでオザンナに似通ったサウンドを持っていた、アルバムジャケットは一見、見分けがつかないけど缶の側面が開く変形ジャケ仕様になっているんだけどあまり意味が無さそうだ オザンナ同様怪しい雰囲気を醸し出す各楽曲郡、オザンナよりは若干重い音のような感じがしないでもない、しかしホラー的な印象を...

Rock Age ブログ | 2016.06.24 Fri 21:53

ラコマンダータ・リチェヴータ・リトルノの水晶の世界を聴く

PER...UN MONDO DI CRISTALLO / RACCOMANDATE RICEVUTA RITORNO (1972) 到着書留郵便の名を持つバンド、ラコマンダータ・リチェヴータ・リトルノの日本タイトル「水晶の世界」と題された確か唯一のアルバム、メンバーは6人と比較的多くテナー/フルート奏者も含む編成だ、イタリアのバンドは有名なPFMやイ・プー辺りしか一般的に日本では知られてないよね、80年代に日本でもユーロロックが流行したらしいけどイギリス以外のプログレにあまり興味の無い人にはそんなブームがあった事すら知らなかったと思う 自分もかなり後にな...

Rock Age ブログ | 2016.06.22 Wed 19:49

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