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JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座 日々(中央区銀座3-8-15)では、生形由香 作品展。 会場風景。 益子町在住の作陶家。 花入れや壺が並びます。 口縁部が細く窄まる瓶子型が多く、 足元も絞られ、 緊張感の中でゆったり立っている雰囲気です。 立つ器にとって、 プロポーションがいかに大切かが分かります。 安定と危うさのバランスに、 美しさという微妙な感性が刺激されます。 手彫りのさりげない陽刻紋様と、 施釉の押さえ気味の遊び、 マットな質感と深い色合いが、 シルエットを邪魔...
お茶を楽しむ生活 | 2020.11.07 Sat 05:10
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、小山冨士夫展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーやきものに捧げてー。 小山 富士夫(1900−1975)。 陶磁器研究者・陶芸家で、中国陶磁器研究の大家。 水指が並んでいます。 水指という道具は、大振りな成で、 点前の最初から最後までほぼ同じ位置に居座っていて、 役どころとしては地味ですが、 銭湯の富士山的に、 主役でないのに目立つ存在です。 ピアノトリオのベースのように、 腹に響く低音をずっと発しています...
お茶を楽しむ生活 | 2020.10.25 Sun 05:06
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 SILVER SHELL(中央区京橋2-10-10)では、升 たか 展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー森の歌ー。 蓋物の摘みがその世界の住人であったり、 造形そのものがモチーフになっていたり、 絵付けや図案が絵物語になっていて、 器はさかんに語り掛けてきます。 造りたいテーマを 使いたい器に変容させる 美的センスの良さに驚きます。 その世界観は多様ですが、 それぞれ飄々としていて、 せめて、器や食器などの道具くらい、 こんな感じのマイペースでいいの...
お茶を楽しむ生活 | 2020.10.18 Sun 05:16
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 柴屋寺(さいおくじ)は、 静岡市駿河区丸子にある臨済宗妙心寺派の寺院。 駿河国島田出身で今川義忠(※義元の祖父)にも仕えた 連歌師宗長(1448年 - 1532年)が、 永正元年(1504年)に結んだ草庵(柴屋軒)にはじまり、 今川氏親が寺に改めたものと伝えられます。 その後、徳川家康によって、 本寺院が朽ちるのを惜しんで柴屋寺として修復されました。 天柱山や丸子富士を巧みに取り入れた借景式の庭園は、 国の名勝・史跡に指定され、 京の東山を模した竹林から登る月の...
お茶を楽しむ生活 | 2020.10.09 Fri 05:23
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座 日々(中央区銀座3-8-15)では、 杉島大樹 作品展(金工)。 会場風景。 鍛金(たんきん)は、 金属を金床や烏口などにあて、 金槌で打つことで造形する技法です。 工芸というフィールドの中で、 木彫、石彫に近いリアルな「力仕事」です。 木彫、石彫と同じく、 素材に隠れている「あるべき姿」が、 予感され、露わにされてゆきます。 作品には、金槌で打ち続けることで平らな金属板が 何かの用途を持つ器状になり、 その器状のものに美が宿る神秘と、 ...
お茶を楽しむ生活 | 2020.10.03 Sat 05:25
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 漆芸 池田晃将展。 会場風景。 圧倒的なインパクトは、 無条件に、観る人を、恍惚の世界に誘います。 そのような体感は、自然現象や風景との出会いで起こりますが、 人が創り上げた美術、工芸、建築作品との出会いでも 起こり得ます。 しかし、 気の遠くなる超絶技法や、膨大な作業量だけでは不足で、 「美」が結晶化されて初めて、 驚きは、甘美な恍惚へと蒸留されます。 伝統工芸としては異様なことに、 装飾パー...
お茶を楽しむ生活 | 2020.09.21 Mon 05:17
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座 日々(中央区銀座3-8-15)では、村上 躍 作品展(陶)。 会場風景。 「花は野にあるように」とは「利休七則」にある言葉です。 かつて野にあった状態を床の間で再現しましょうという、 即物的、見え方の教えではなく、 自然の中で咲いていた野花を取ってきて、 茶室に生けるときに、 「花は野にあるように」とはどんなことかを、 自分の理解で実践すること。 「そのままの姿」を自分なりに再生すること。 村上 躍の花器に生けられた花々は、 その見え方は、 ...
お茶を楽しむ生活 | 2020.09.11 Fri 05:02
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8-17)では、 第21回「月夜の茶会」茶道具展。 3階会場風景。 地下階会場風景。 私事ですが、日頃筆者は抹茶と珈琲を 同じ頻度で喫みますが、 そのたびごとに茶室に釜を掛けるのは面倒なので、 ダイニングテーブルで手軽に茶を点てます。 そこで、ダイニング茶道用に、 モダンでシンプルで個性的な作家モノを 7盌ほど常備しています。 日常の一コマとはいえ、 様々なシチュエーションがあるので、 そのたびご...
お茶を楽しむ生活 | 2020.09.02 Wed 09:12
今日は、久順銘茶の葉さんが監修した阿里山金萱茶を飲みます。 このお茶は、台湾南部の阿里山の麓(ふもと)、海抜約1500mを超える嘉義縣阿里山地区梅山郷秦興村で葉文村さんが作っているお茶ですが、所謂、着香茶(ちゃっこうちゃ)では無いのでですが、熱湯を注ぐとミルクかココナッツのような特徴的なバニラ香、もしくはクチナシの花の香りがします。このお茶は、数ある台湾高山茶のなかでも、その香りから日本人好みのするお茶として知られており、特に女性に人気があるそうです。そういうわけで、知る人ぞ知...
ぱ、じゃまたね | 2020.08.01 Sat 07:43
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 中長小西(中央区銀座1-15-14)では、小川待子展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー掘りだされたとき?ー。 大きく、背が高く、 手の跡が残された大らかな肌合いの、 先端が尖っている尖底土器(せんていどき)のような器が、 3本、土で荒っぽく固定されています。 それらが10体ほど並んでいます。 太古の「精霊の祝祭」のような何事かが、 いきなり出現したかのようです。 展示空間は、 器や工芸といった、愛で、楽しむ場ではなく、 器を単なる道具としての...
お茶を楽しむ生活 | 2020.07.25 Sat 05:21
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