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JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、オブジェ焼展。 会場風景。 1948年に京都で結成された 陶芸家のグループ、走泥社発足時のメンバー3人と、 1971年に同人に加わった硝子作家益田芳徳の4人展。 鑑賞する以外に特定の用途を持たないファインアートは、 平面と立体に分かれ、 立体作品の素材は、 彫像なら木や石、塑像なら粘土(ブロンズ)が主流で、 陶は、用途を持つ道具がそのフィールドです。 確かに、数々の有力公募展における彫刻部門や、 箱...
お茶を楽しむ生活 | 2020.03.28 Sat 05:26
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、硝子 益田芳徳展。 会場風景。 陶の作品の良さは、遠目では分かり難く、 手に取り、子細に眺めることで、 その凄みがじわじわと染み入ってきますが、 優れた硝子作品は、遠目からも魅せられます。 なんて綺麗なのだと、 不思議なものに出会ったような感覚で、 しばし、離たところから眺めます。 風炉先窓から漏れ入る淡い光の中の、 道具畳に置かれた水指を、 客座から眺めている場面が連想されます。 光を受...
お茶を楽しむ生活 | 2020.03.24 Tue 05:26
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、松永圭太作品展。 会場風景。 陶によるオブジェ、あるいは器などの道具類。 表面の肌合いの造り込みに、 大きなエネルギーをかけています。 意図的に造られたのではなく、 悠久の時による経年変化によって、 漂白、ろ過されきって、 何か別の実態に変容した感じ。 出土された、 パピルスの巻物、死海文書、若草伽藍の瓦などが 連想されます。 土俗的生命力に満ちた有機的な造形。 しかし、目的はフォルムそのも...
お茶を楽しむ生活 | 2020.03.17 Tue 05:43
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 各務周海(KAGAMI Shukai )展。 会場風景。 黄瀬戸の名手として知られた各務周海(1941-2009)。 同じ作陶家でも、 その長い陶歴の中で作風は変化してゆきます。 自身の感性、技術、 時代が求める美的価値観は、 作家の生きた時間の中でも同じ場所にとどまりません。 同じ黄瀬戸茶碗でも、 筆者の写真では、 最初の4碗が初期で、 後半の2碗(ガラスケース入り)は晩期の作品になります。 見比べると...
お茶を楽しむ生活 | 2020.03.10 Tue 05:35
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座 日々(中央区銀座3-8-15)では、泉泰代 作品展(漆器)。 会場風景。 例えば茶通箱。 ざっくりとおおらかな肌合いに、 繊細な蒔絵がさらりと描かれています。 大地に草花が生きているようで、 黒漆の蒔絵の装飾性とは異なる 野趣が魅力です。 蓋を開けて子細に眺めれば、 この箱は指物(さしもの)ではなく、 刳物(くりもの)であることがわかり、 別の驚きが生まれます。 そして水注も、 挽物(ひきもの)ではなく、刳物(くりもの)なのです。 さすが...
お茶を楽しむ生活 | 2020.03.04 Wed 08:26
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 最近スーパーで、「ほうじ茶」や「ほうじ茶系スイーツ」を見かけることが多くなりました。 私だけでなく娘も、学校帰り、コンビニで見つけてはちょくちょく買ってきます。 どうやら、すごく好きなようなのです、ほうじ茶の味わいが。 で、ちょっと調べてみました。 すると、食品産業新聞社にほうじ茶の記事が。 それによると、 「ほうじ茶の販売額は、10年前から3倍の規模に。 緑茶に比べると10%に満たない小規模にかかわらず、 30〜40代女性と若年層というファンを捕まえ、...
主婦こまきがススム お茶への道 | 2020.02.23 Sun 13:31
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 新里明士新作展。 会場風景。 新里明士といえば、光器、光碗と名付けられた 繊細、幽玄な「蛍手」の作品が 思い浮かびますが、 今回の新作展では、「蛍手」以外の器も並びます。 興味深いことに、作品には、 青碗、緑碗などと色名が付けられています。 光器、光碗が光を纏(まと)うのであれば、 青碗、緑碗は色を纏います。 光器、光碗は光にフォルムを与えたように、 青碗、緑碗は色にフォルムを与えたよう...
お茶を楽しむ生活 | 2020.02.18 Tue 06:53
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 Gallery 一客(渋谷区神宮前4-7-3)では、 ?毛健作(うけ けんさく)作品展。 会場風景。 鑑賞を目的とするファインアートは、 画家や彫刻家の仕事で、 用途を満たす目的の道具は、職人の仕事で、 その道具が、鑑賞も目的となるなら、 工芸家の仕事になります。 工芸家は、 ファインアート(美的感性)と職人(技術)の 両面性を兼ね備える必要があります。 陶芸家、?毛健作の作品を見ると、 そのような自明な事が、強く実感されます。 造形の美しさと、絵付...
お茶を楽しむ生活 | 2020.02.11 Tue 05:25
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 色絵磁器 前田正博展。 会場風景。 器の表面を細かい幾何学文様が覆っています。 幾何学文様と書きましたが、 アラベスクのような幾何学的文様(パーツ)の反復ではなく、 抽象絵画的恣意性、閃きに満ちています。 見るからに手間がかかっているという予感があり、 それがただ事でないオーラとして漂っていますが、 実際、想像を絶する手間がかかっています。 真っ白な磁器土で轆轤の成型、カンナの削り出し後、 ...
お茶を楽しむ生活 | 2020.02.08 Sat 05:25
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座 日々(中央区銀座3-8)では、 羽生野亜 作品展(木工)。 会場風景。 筆者が気に入って使っている、 銘が「斑鳩(いかるが)」という茶杓があります。 法隆寺の古材を使ったもので、 その寂び枯れ、くすみきった、 ふわりと軽くて、柔らかい色と手触りは、 それを扱っていると 何だか遥か遠くの記憶に繋がっている心持になります。 今回の展示されている木皿が、 その茶杓と物質的というより、気配みたいなものが 共通していて、少し驚きました。 筆者の...
お茶を楽しむ生活 | 2020.02.05 Wed 08:41
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