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JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座 日々(中央区銀座3-8-15)では、 田中潤 作品展(金工)。 会場風景。 鉄という素材には しなやかな強さと素朴な温かみがあって、 その特性を引き出し、生かす作家の手に掛かると、 このように、はっとするほどに魅力的な作品が生まれます。 四角いフレームの作品を見ていると、 手描きの線のようなこの細さ、 この揺らめくラインでなければ、 この緊張感ある美しさには至らないと、 実感できます。 囲われた四角い空気の塊と、 その中に置かれた花器やオブ...
お茶を楽しむ生活 | 2019.12.15 Sun 05:33
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 大桐大(OGIRI Tai )新作展会。 会場風景。 花器の用途は花を生ける事ですから、 道具としての制約は少なく、 自由な造形が可能になります。 一方で、花を生かすという額縁的な役割がある以上、 自己主張するオブジェ的個性は控える必要があります。 展示された花器(壺)群は、 花を生ける器というより、 花が生きる大地といった大きさ、深さという、 スケール感と、 生かしうる秘めたエネルギーが感じられます...
お茶を楽しむ生活 | 2019.12.09 Mon 05:38
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 中長小西(中央区銀座1-15-14)では、 隠??一(KAKUREZAKI Ryuichi)展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーUna Mistura 白粧ー。 ※イタリア語で「混淆」の意。 慎重にフォルムが整えられます。 無駄のない造形ですが、 ミニマルではなく、官能すら感じられる、 豊かな含みをたたえています。 表面は、 ざんぐりした土味と、白なのに温かみのある釉膚だけで、 しっとりとした佇まいです。 そこに、二重、三重の襞が加わり、 器は異なる次元へ移行します。 普通...
お茶を楽しむ生活 | 2019.12.08 Sun 05:27
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8-17)では、氏家昂大 陶展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ーskin worksー。 貫入は、陶磁器の焼成の結果、 表面の釉薬に入るひびなので、 製法上、物質特性上の自然現象です。 「ひび」の一般的な価値観は欠陥ですが、 茶の湯では、その美的感覚において「面白み」と捉えた パラダイムシフトによって、 貫入は、付加価値となりました。 この作家は、その貫入に漆を染み込ませ、 視覚効果的なインパクトを最大限に引き出していま...
お茶を楽しむ生活 | 2019.12.06 Fri 05:27
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、大塚茂吉展。 ※後ろ姿は作家。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー猫と茶碗ー。 テラコッタの「猫」と、「茶碗」と「絵画」。 猫は具象彫刻(陶彫)で、 茶碗は工芸、 絵画は、抽象画です。 それぞれ見事です。 一見、脈絡や関係が見いだせませんが、 肝心なところ=作家が同一人物です。 それを前提に観たところで、 隠れたヒントが見つかるわけではありませんが、 多彩な才能と感性が一人に宿る神秘は実感できます。 ...
お茶を楽しむ生活 | 2019.11.26 Tue 05:38
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 LIXILギャラリー3(中央区京橋3-6-18 )では、 高橋奈己展。 会場風景。 展覧会タイトルは、ー白磁のかたちー。 轆轤で引き上げた後で成形するのではなく、 複数のパーツに分けた「鋳込」の技法で造られています。 結果、手間はかかるものの、陶芸にありがちな、 ある刹那における手の働きによる 微妙な造形ではなく、 構想に基づく、 美的効果を狙った造形の操作が可能になります。 作家は「果実」をモチーフに制作しているそうですが、 確かに植物...
お茶を楽しむ生活 | 2019.11.24 Sun 05:26
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 Gallery 一客(渋谷区神宮前4-7-3)では、 深谷泰・藤野征一郎展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 ー漆箱とやきもの 特別な出会い ー。 深谷泰・陶と、藤野征一郎・漆の二人展です。 二人展とはいっても、 会場をそれぞれのエリアに分けて、 別々に展示するのではなく、 藤野征一郎の漆盆に、深谷泰の器を入れて、 「こんな感じになります。」 といった風な臨場感ある演出になっています。 その組み合わせを見ると、 かっちりと理知的でも、繊細で艶っぽい...
お茶を楽しむ生活 | 2019.11.22 Fri 05:23
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 作陶二十周年記念 加藤亮太郎展。 会場風景。 茶席で使われる茶碗は、 茶を点て、飲むための器(道具)であると同時に、 亭主の、 茶道に対する、あるいは今日の茶事に対する、 言葉にならない心持の表明という、 かなり重い使命を帯びることになります。 多くの場合、 茶事を催す人は作陶家ではありませんし、 仮に多少、心得があるにせよ、 自身の心持を茶碗に顕在化させるほどの技量を持ちませんので、 多くの茶...
お茶を楽しむ生活 | 2019.11.17 Sun 05:30
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7-14)では、沖康史作陶展。 会場風景。 陶芸家 沖康史 1948年 和歌山市に生まれる。 1970年 大学在学中に茶道に出会い、陶芸に興味を持ち、 造形を学ぶため米国に留学。 1973年 高野山麓上天野の地に登り窯、穴窯を築く。 以降焼締陶の製作を続けています。 焼締はその表情、肌合いだけで、 素朴な温かみが漂います。 茶盌には掌にすっぽり収まる 絶妙な丸み、サイズ、重心があります。 さらに、作品群には共通した 飄々...
お茶を楽しむ生活 | 2019.11.12 Tue 05:06
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、菊池克展。 会場風景。 菊池克 1972 東京生まれ 1996 青山学院大学経済学部卒 スペイン留学 美術学校で陶芸を学ぶ 2001 中川自然坊に師事(唐津) 2008 大分・国東に登り窯を築窯 踊念佛がモチーフの作品が気になります。 太鼓や鉦(かね)をたたいて拍子をとり、 踊りながら念仏や漢讃・和讃などを唱えるものですが、 極楽浄土に行くための手段ですから、 文字通り死ぬ気で踊り狂ううちに、 往生する喜びがほ...
お茶を楽しむ生活 | 2019.11.10 Sun 05:30
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