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JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 Gallery 一客(渋谷区神宮前4-7-3)では、藤井博文展。 会場風景。 展覧会タイトルは、 「陶房 独歩炎ー秋冬を彩る器展ー」。 日常使いの食器やキッチン用品。 土鍋類と金釉の器類に大別されます。 筆者の中で、土鍋のイメージは固定されていましたが、 このような、様々な自由なデザインからは、 食卓の一層の楽しさ、豊かさが期待できそうです。 土鍋の温かみや親しみあるたたずまいは、 ずんぐりとしたプロポーションならではです。 技術革新と作陶家の試行錯誤...
お茶を楽しむ生活 | 2019.10.29 Tue 05:54
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座 日々(中央区銀座3-8-15)では、 大平新五 作品展(陶)。 会場風景。 信楽の特徴は、土味、肌の風合いですが、 この引き出し方(演出方法)は、 作陶家の感性と力量次第です。 特に「茶陶信楽」の茶碗は、 「わびさび」が宿る趣が肝なので、 技に走らない技という、 無私で土と炎に語らせるという、 かなり難易度の高い仕事になります。 一碗づつ掌に取る楽しみがあります。 見た目で予想される、重さと重心と厚みが、 そのままだったり、 予想以上の塩...
お茶を楽しむ生活 | 2019.10.27 Sun 05:26
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8-17)では、 三代目 村瀬治兵衛の世界展。 会場風景。 通常分業される、木地師の仕事と漆塗りを一貫して手掛けること。 漆器の修行の前に、 美大でファインアートである彫刻に取り組んでいること。 以上の与条件と作家が生まれ持った感性により、 伝統的な漆器は伝統的な規範を守りながら、 新しいスタイルに到達しています。 茶事の流れの中で 道具としての使い勝手は押さえながらも、 茶室に新鮮な刺激を放射するのでしょう...
お茶を楽しむ生活 | 2019.10.26 Sat 05:21
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 田中佐次郎 自撰五十。 会場風景。 見ての通りとしか言いようのない幽玄さです。 「幽玄さ」が日本語として適切かどうかは 自信がありませんが、 とにかく引き込まれる磁力が、 茶碗サイズに満ちています。 炎と土という自然が与えた働きと、 偶然という「神」の働きと、 作陶家の感性と技量の総体は、 梅雨明けの頃の夕焼けが凄みのあるほど美しいように、 意図的でもこれ見よがしではなく、 これしかない的なバラ...
お茶を楽しむ生活 | 2019.10.22 Tue 05:21
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 穴窯陶廊 炎色野(渋谷区渋谷2-7-14)では、古松淳志作陶展。 会場風景。 古松 淳志 (ふるまつ あつし) 1973年 神奈川県生まれ。 京都大学農学部卒業。 古陶の美しさに魅せられ、 大学院中退後、 陶芸家吉田 明氏に師事しました。 7年弱の修行を経て、南伊豆にて独立。 2012年 割竹式登窯が完成。 三島や陽刻粉引や絵刷毛目に取り組んできましたが、 今回は三島の発展形的な青瓷白黒象嵌が出品されています。 さらに、近年新たに取り組む「井戸」作品...
お茶を楽しむ生活 | 2019.10.17 Thu 05:21
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 特別展 陶人(SUEBITO)。 会場風景。 埴輪は、古墳に立て並べられていました。 目的は古墳の装飾や、殉葬の代用などの諸説があります。 少なくとも日常生活の装飾品や道具ではありません。 美術という概念をもたない、 美しさ、精巧さ、個性を付加価値として 商品価値を高めたいという、 モチーベーションが拠り所ではない、 かつ、道具ではない造形という、 現在においては不思議な創作物は、 妙なことに強く心に迫...
お茶を楽しむ生活 | 2019.10.16 Wed 05:23
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座 日々(中央区銀座3-8-15 )では、 村田 匠也 作品展(陶)。 会場風景。 外側は白いマットな仕上げで、 見込みに青白磁釉が施されます。 器の内側に、 青白磁の世界が包み込まれたようです。 凄みすら感じるフォルムの美しさ。 美しくあるためには、 そぎ落とすだけでは行きつかず、 何を付け足しても届かず、 美しい在り様を、 ぎりぎりのバランスで探し当てる感性と、 それを実物として轆轤で引き上げる技量の 両方が必要となります。 そして...
お茶を楽しむ生活 | 2019.10.06 Sun 05:35
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 銀座一穂堂サロン(中央区銀座1-8-17)では、 第20回 月夜の茶会 茶道具展。 会場風景。 拙宅清流庵でも、「月夜の茶会」と称して、 近くの公園で、ご近所の皆様に集まってもらい、 今年の中秋の名月、9月13日に野点を催しました。 ※筆者ではなく裏千家教授の母が。 あいにく当日は雲がかかっていて、 満月を愛でることができなかったのですが、 日常の中の非日常的なひと時は貴重です。 茶室で点てるのと違い、 夜の野点は何かとリスキーで、 主役は道具では...
お茶を楽しむ生活 | 2019.10.05 Sat 05:29
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 志野 黄瀬戸 鈴木都(SUZUKI Shu)展。 会場風景。 志野茶碗は半筒状がほとんどというのは、 この造形が美的に最も適しているという、 客観的な根拠でもあるのでしょうか。 鈴木氏に伺えば、他のスタイルで造ってみたら やはり強い違和感があったそうです。 確かに、椀型や井戸型の志野茶碗を頭の中で描いてみても、 やはり妙な塩梅で、落ち着きません。 志野茶碗は作為性の無さを演出する 究極の作為と思われます...
お茶を楽しむ生活 | 2019.10.01 Tue 05:41
JUGEMテーマ:お茶を楽しむ生活 しぶや 黒田陶苑(渋谷区渋谷1-16-14)では、 備前 高力芳照展。 会場風景。 備前は施釉や絵付けという、意図的な仕上げが出来ず、 土の選定(鉄分)と、炎の強弱と、灰被りの調整などの、 段取りはするものの、 最終的な仕上げは、窯変という自然現象に委られます。 意図と恣意の差を縮めるために、 経験を重ね、技量を高めますが、 それ以上近付けないという限界値があって、 その神秘が備前の深さなのでしょう。 いかにも点て易すそうな、 重心が下に寄った...
お茶を楽しむ生活 | 2019.09.22 Sun 05:35
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