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JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いたどりの 白き小花の むれ咲くを 幾たびを見て 山を越え来ぬ(斎藤 茂吉) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━秋風の涼しさに野の花も秋の花が目立つようになりました。 野原の林の中に群れ咲く、白い花。 平安時代の才女、清少納言は枕草子の“見ることなることなきものの 文字に書きてことごとしきもの”の中で “いたどりは、まいて虎の杖と書きたるとか。杖なくともありぬべきかほつきを。” として挙げられている「虎杖(いたどり)」。 「いたど...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.09.06 Sun 17:10
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 花の木に あらめざらめども さきにけり ふりにしこの なる時も哉(万葉集) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━短い夏も過ぎようとして道端の草木は、もう秋の花色になりつつあります。 道端に茂る小さな葉のなかに咲く小さな萩に似た花。私も花の名前知りませんでした。 自宅に戻り調べてみると「耆萩(めどはぎ)」、萩の仲間です。 蝙蝠の様に、鳥の加勢をしてみたり獣の加勢をして、顰蹙をかった話がありますがこの「耆萩(めどはぎ)」も、...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.08.30 Sun 17:23
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 女郎花 咲きたる野辺を 行きめぐり 君を思ひ出 徘徊(たもとほ)り来ぬ(万葉集) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━朝夕の涼しさに、次の季節を感じます。日差しは強くても木々や植物は、秋を演出し始めています。 今回は、秋の訪れと共に咲く「をみなえし」茎高く、黄色の小花をつけ秋風に揺れている「をみなえし」秋の七草にも数えられている「をみなえし」 漢字で書くと「女郎花」が知られています。その他に万葉集では「娘子部四」「姫押」「姫部思...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.08.23 Sun 16:39
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ きのふこそ さなへとりしか いつのまに 稲葉そよぎて 秋風の吹く(古今集) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━今年の天候は、いつもと違うようです。お盆休みに入る頃にやっと、いつもの暑さがきました。 西日本は、遅梅雨から台風と雨が多くなり被害もおおくでているようです。そして、予報では冷夏ということも出ています。 祖霊を送り冷夏の予報を案じて、田んぼに目をやると関東では、稲穂が実り始めています。他の地域ではどうでしょうか。平...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.08.16 Sun 18:31
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みそはぎの 花咲く溝の 草むらに 寄せて迎え火 焚く子等のをり(若山牧水) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━東京では、お盆が7月です。しかし、他の地域では、お盆と言えば8月が多くなります。その中でも、昔からの集落では8月20日過ぎのところもあるようです。 今回は、お盆行事に使われる植物の一種。「ミソハギ」名前の由来については溝に生えるので「溝萩(ミゾハギ)」とも云われていますが お盆に先祖の霊を迎える時、精霊棚に供えたも...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.08.09 Sun 15:30
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━入間道(いりまじ)の 大家(おほや)が原の いはゐ蔓(づら) 引かばぬるぬる 吾(わ)にな絶えそね(万葉集) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━暑い太陽を受けて育つ「いはゐづら」現在の、「すべりひゆ」を指しています。 「いはゐづら」の名の起こりは「いはゐ」は、祝いを指し、栄えを意味し、「づら」は蔓草を意味しています。繁茂力の強い草ということがわかります。 盛夏の道端や畑で、地に這うように育つ雑草です。太い茎質共に、多肉質です。 太陽...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.08.02 Sun 16:27
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━片岡の この向(むか)つ峰に 椎蒔かば 今年の夏の 蔭に比(そ)へむか(万葉集) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━緑の樹木は、真夏の日差しをやわらげてくれます。この暑い時期、木陰があるとホッとします。今回は、可愛い実をつけ始めた「しい(椎)」の木。暖地に生える常緑の高木です。神社の境内や、公園によく見られます。農家の庭などには、大きく育った気が見られます。初夏のころ穂状の花穂を新枝の...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.07.26 Sun 16:32
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ぬばたまの 黒髪変わり 白髪(しらけ)ても 痛き恋には 会う時ありけり(沙弥満誓)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━「ひおうぎ(桧扇)」は、夏の野に咲く黄赤色の花に、濃赤色の斑点があります。葉がひろがるさまが、桧扇のような形をしていることからの名前です。桧扇は文字通り、桧(ひのき)の薄板を重ねて作られた扇です。今の扇子の形とは違い、細長い円形をした薄板を糸で綴り重ねたものです。花後は、秋に黒い実を結びます。この黒い実を「ぬばたま...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.07.19 Sun 18:09
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ わすれ草 わが紐に付く 香具山の 故(ふ)りにし里を 忘れむがため(万葉集) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━梅雨時の、草むらに咲く「わすれぐさ」黄赤色のちょっと暑苦しい花です。現在の、「やぶかんぞう」です。かんぞうは、中国名の「萓草」をそのまま呼んだ名前です。「萓草」は中国の古代の民族思想では、「この草を身につけていると、憂いを忘れる」という思想がありました。そして、この思想が万葉の頃には日本にも伝わっていたよ...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.07.12 Sun 16:14
JUGEMテーマ:野花と草木を詠う ━━━ 今日の歌 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 打つ田には 稗(ひえ)は数多(あまた)に ありといえど 択(え)らしわれそ 夜(よ)をひとり寝(ぬ)る(万葉集) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━梅雨時の、雨上がり。道端では、草いきれするほどに、草丈が日毎に高くなってます。ここのところグングン伸びているのが「野稗(のびえ)」別名「いぬびえ」ともいわれています。古来から「稗(ひえ)」と呼ばれているものは田や畑で栽培されていたものです。中国原産の「稗(ひえ)」は、五穀の一つ。頑強な植...
野花や草木の散歩道で一句 | 2009.07.05 Sun 16:20
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