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JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「脳は意外とタフである」 池谷裕二 著 扶桑社新書 5月22日に読み始め、5月27日に読了。 単行本のときに題名は「寝る脳は風邪をひかない」。 刊行から1年ちょっとしか経っていないが新書化され、題名も変更された。 新書化にともない『新書版のためのまえがき』が書き加えられている。 脳に関する本であれば、最近のChatGTPに代表される「大規模言語モデル(LLM)」に触れないわけにはいかないが、LLMは以前の題名よりこの新書の題名の方を評価しているという...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.06.17 Sat 19:04
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「ロスト・ケア」 葉真中顕 著 光文社文庫 5月17日に読み始め、5月23日に読了。 以前「凍てつく太陽」という社会派ミステリを読んだ。 著者は今回読んだ「ロスト・ケア」と同じ葉真中顕。 「凍てつく太陽」が、民族について考えさせられた作品だったが、今回は介護について考えさせられた。 「凍てつく太陽」を読んだ後に、そのうち「ロスト・ケア」も読もうと思った。 だがきっかけがないと、そのうち読もうのまま続いてしまって読まないままに...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.06.16 Fri 21:43
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 『「線」の思考 鉄道と宗教と天皇と』 原武史 著 新潮文庫 5月14日に読み始め、5月21日に読了。 “鉄”学者こと、原武史先生の本が、4月5月で3点刊行された。 どれも私がまだ読んだことのない本だ。 実はすでにこのうちの2点を読み終わっていて、残る1点はシリーズ物なので大方の内容の予想はつく。 軸足を鉄道に置いた本が1点、専門の日本政治思想史に軸足を置いた本が1点、どちらの要素も含まれていて中間的な立ち位置が1点と言えるのでは...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.06.14 Wed 22:09
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「毒入りチョコレート事件」 アントニイ・バークリー著 高橋泰邦 訳 創元推理文庫 5月9日に読み始め、5月16日に読了。 先日同じ著者の「ジャンピング・ジェニィ」を読んだ際に、同じ著者の本をもう一作読んでみたい、候補は「毒入りチョコレート事件」といったことをこのブログに書いた。 予告どおりに読んでみた。 今回も“名”探偵、ロジャー・シェリンガムもの。 肩書は「犯罪研究会」会長、そして小説家。 毒を仕込ま...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.06.10 Sat 21:56
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「再考 ファスト風土化する日本 変貌する地方と郊外の未来」 三浦展 著 光文社新書 5月6日に読み始め、5月13日に読了。 この記事を書くにあたって、少し調べることをしていたら、私が大きな勘違いをしていたことに気づいた。 著者三浦展が作家として広く知られるようになったのは「下流社会」からだといっていいだろう。 公称80万部のベストセラーだ。 私は、このあとに「ファスト風土化する日本」が刊行されたと記憶していた。 ベストセラーの勢いを持っ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.06.09 Fri 22:01
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「捜査線上の夕映え」 有栖川有栖 著 文藝春秋 5月5日に読み始め、5月8日に読了。 ここ三週間で二度体調を崩してしまい、読書記録のブログ更新が滞っている。 そのため5月の大型連休中に一気に読み進めた本を、6月のこの時期になって紹介することになってしまった。 無駄口をたたくというか、うだうだ書き連ねても、埋め合わせができるはずもなく、かなりのことを忘れてしまっているが、ともかく一点ずつでも紹介を進めていきたい。 今回の本は...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.06.06 Tue 21:52
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「盤上のパラダイス」 若島正 著 河出文庫 4月30日に読み始め、5月5日に読了。 今まで何度も言及しているが、昨今の将棋ブームは藤井聡太六冠の大活躍によって生まれたものと言っていいだろう。 その藤井六冠の強さは、圧倒的な終盤力にあるというのも衆目の一致するところ。 将棋は相手の玉を詰ます勝負であるため、その終盤力を身につけるには詰将棋を解くことが近道と考える差し手は、プロアマ問わず多い。 実際藤井六冠は、詰将棋解答選手権という大会で...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.05.23 Tue 22:00
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「三秒間の死角(上・下)」 アンデシュ・ルースルンド ベリエ・ヘルストレム著 ヘレンハルメ美穂 訳 角川文庫 4月23日に読み始め、5月4日に読了。 この前読んだ翻訳ミステリも北欧のものだったが、今回もまた北欧ミステリ。 今回はスウェーデンの作家二人によるもの。 アンデシュ・ルースルンドはステファン・トゥンベリとの共著で「熊と踊れ」という小説を書いており、この作品は読んでいる。 共著のほうが書きやすいのだろうか。 なかなか面白いスタ...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.05.16 Tue 21:53
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「森保ストラテジー サッカー最強国撃破への長き物語」 五百蔵容 著 星海社新書 4月20日に読み始め、4月29日に読了。 2022年カタールW杯では、日本は優勝経験のある二カ国と同じグループに入り、グループステージ突破は無理だろうというのが戦前の空気だったように思う。 死のグループと思っているのは日本とコスタリカだけで、他の国はまあ順当にドイツとスペインが進出するだろうと予想したのではないか。 しかし、森保ジャパンは優勝経験国2国をともに破って...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.05.15 Mon 22:31
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜 「死神の棋譜」 奥泉光 著 新潮文庫 4月16日に読み始め、4月22日に読了。 「シューマンの指」「雪の階」といった作品を読んだことのある奥泉光が書いた将棋ミステリ。 単行本は2020年8月に発売されている。 私が読んだのは今年の2月に出た文庫本。 単行本刊行時は、藤井聡太があっという間に段位をあげていった時期で、将棋ブームがさらに高まる直前といったところだったように思う。 二作品を読んでの著者の印象をいくつか挙げると、幻想的な...
バカンスはいつも橙(オレンジ) | 2023.05.11 Thu 21:50
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