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JUGEMテーマ:恋愛小説 私、一色蒼衣(いっしきあおい)、19歳。ことし、晴れてはたちになる女子大生。 両親と兄、顔は似ているが性格は正反対の双子の姉、計5人で都内に在住。 現在 都内の有名私立大学2年生。 国際コミュニケーション専攻。 趣味。 天体、音楽、囲碁、囲碁、囲碁。 周囲の評価。天才、もしくは天然ボケ。(どっちなんだろう) 恋愛・流行・その他 無縁。 将来の夢。 ひとつは、囲碁のプロ。その望みは、すでに中学生のときに叶えており、いま学業と両立中。 もうひとつの夢。それは・・・目下、い...
小説 カラスト 〜陽のColor stories〜 | 2009.05.07 Thu 08:23
JUGEMテーマ:恋愛小説 最初から読まれる方はここから 「おかあさんて、いつも家にいるものだと思っていた。 夜に子供一人にして出かけるなんて、俺には考えられないな。」 「ママは私なんていらないの。 風邪ひいて熱出した時だって、私が学校休んでるのに、 ママは役員会だって出かけたのよ。 ママは私の事が嫌いなんだわ。」 「そんなこと・・・。」 「だって、今だって私が学校行ってないのに、 役員辞めてないんだよ。学校に行ってるんだよ。 私よりパパより、役員が大好きなの。 さっきから何分たった?...
シリウスの泉 「愛の糸」 | 2009.05.06 Wed 09:56
JUGEMテーマ:恋愛小説 最初は、特に好きじゃなかった。 「こんなひと、好きにならなきゃ良かったのに」 人がそう思うとき、理由は主に3つある。 ひとつ。 なんで好きになったのか思い出せないほど、実は魅力のない人間だったと気づいた場合。恋は盲目、というやつ。 ふたつ。 相手が突如変貌し、自分に迷惑をかけてきた場合。DVとか借金とか、そういうやつ。 みっつ。 どうしようもなく好きなのに、相手はそれほど自分のことが好きではないのでは、と思える場合。報われない愛、というやつ。 この三択から選べ、といわれ...
小説 カラスト 〜陽のColor stories〜 | 2009.05.06 Wed 09:33
JUGEMテーマ:恋愛小説 ※No.「55. 宣言−7」のあとの、則史と華英のお話 Part.3です。 則史がチラッと見たその先にいたのは・・・ いかにもジョギングしてます、といった感じで筋肉質の、短髪で色黒の男だった。(よかった・・・金髪の男じゃなかった)別人だ。こんなにみっともないところを、三島陽とやらに見られてたまるか!早々に、何とか立ち去らないと。 しかし、そんな願いは色黒男に打ち砕かれる。「ひどくイってますね・・・。これから腫れるかもしれないので、テーピングだけでもしましょう。」「え、そんな、大丈夫です。...
小説 カラスト 〜陽のColor stories〜 | 2009.05.05 Tue 13:11
JUGEMテーマ:恋愛小説※No.「55. 宣言−7」のあとの、則史と華英のお話 Part.2です。 『三島陽 ・・・・・・・・・眉目秀麗 成績優秀 近所の評判良し三島智子の長男として東京都日本橋で生まれる。非摘出子のため、父親の記載なし。ただし、母智子の身辺調査から推測するに、父親は当時智子の勤めていた喫茶店に足しげく通っていたアメリカ合衆国出身の元・Q-bank幹部・ジョン・F・ブラウン氏と推測される。Q-bankが借り上げていたマンションに同居していたとの記録あり。ブラウン氏は、母国に妻子ありとの記録あり。また、...
小説 カラスト 〜陽のColor stories〜 | 2009.05.02 Sat 08:42
JUGEMテーマ:恋愛小説※No.「55. 宣言−7」のあとの、則史と華英のお話 Part.1です。 (なんで、オレはこんなことをやっているんだろう) 生まれてこのかた、自慢じゃないが・・・運動という運動は、したことがない。最後に運動をしたのは、きっと大学時代の体育の授業だった。つまり、10数年はご無沙汰だってことだ。そんな自分がいまや、ランニングスーツとシューズに身を包み、郊外の公園をジョギングしている。(やっぱり村田が言うとおり、車から見るだけにしておけば良かったな・・・) 後悔先に立たず。則史は、やや細く神...
小説 カラスト 〜陽のColor stories〜 | 2009.05.01 Fri 09:46
JUGEMテーマ:恋愛小説 ブログランキング★小説 飛行機の機内。 「Chicken or Fish?」 「Chicken, please」 窓際の席。 雲の上から雲海を眺めながら、配られた食事を口にする。もう今頃、一色家のみんなは家に着いただろうか。(まったく、やられたよな・・・)プラスチックのフォーク片手に、つい笑いがこぼれる。 見送りのとき・・・ゲートから、搭乗予定の人は急ぐようにというアナウンスが割れるように鳴り響いた、そのとき。(もう、時間が無い!)センチメンタル最高潮になり、何も言えないオレに対して。 蒼衣は...
小説 カラスト 〜陽のColor stories〜 | 2009.04.30 Thu 08:42
JUGEMテーマ:恋愛小説 最初から読まれる方はここから 二ヶ月前、奈々緒は柏倉クリニックで怖い思いをした。 相談の順番を待つ為に待合室にいると、 相談室から大きな音と、大きな叫んでいるような声が聞こえて、 中学生くらいの少年が飛び出してきた。 何が起こったのかわからず、怖くて母の茉莉の後ろに隠れた。 間を置かず大人の男の人も出てきて走っていったが、すぐに戻ってきた。 帰りたくて、茉莉の袖を引いたが、茉莉は帰ろうとしなかった。 そして、その男の人がもう一度相談室から出てくると、 茉莉は男...
シリウスの泉 「愛の糸」 | 2009.04.29 Wed 10:44
:第一章:朝、5時。 3月の下旬。まだまだちょっぴり寒いけれど、思い切って目覚ましの鳴る前に起きることにする。 今まで使っていたベッドはすでに近所の人にもらわれていった。やけにシーツがぱりぱりしている客用ふとんからもぞもぞと出ると、髪の毛が静電気でパチパチッと鳴り、額に張りついた。 シャワーを浴び身支度を整えると、一番多くの時間を過ごしたリビングから、隣のはっさんに手を挙げて挨拶する。もう、昨日たっぷり話をしたから、今日はこれで、いいのだ。 ソファやテーブルなどの大きな家具はあるものの、生...
小説 カラスト 〜陽のColor stories〜 | 2009.04.28 Tue 08:38
JUGEMテーマ:恋愛小説 ブログランキング★小説「陽ちゃん、お母さんち、どんなところだった?」再び歩き出してしばらくして、蒼衣が控えめな口調で聞いてきた。 蒼衣が聞きたいのはたぶん、他のことなのだ。 でも、オレに遠慮をして、世間話を振ってくれているのか・・・。蒼衣の配慮に応えて、少し饒舌になる。「うん、聞いてたより田舎でもなくて、庭がひろくて畑があって、家の裏には大きな山があった。家は平屋の一戸建てで、広い和室がたくさんある。師匠のお父さんとお母さんは、趣味で畑を手入れしていて、手作りの野...
小説 カラスト 〜陽のColor stories〜 | 2009.04.27 Mon 08:34
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