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読恋書♪(どっこいしょ♪)

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読恋書♪(どっこいしょ♪)
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ハーメルンの誘拐魔(中山七里)

母親が目を離したすきに、15歳の少女が誘拐された。現場に残されていたのは、「ハーメルンの笛吹き男」を描いた絵はがきだった。数日後、今度は女子高生が誘拐される。そして、さらに第3の誘拐事件が・・・。誘拐された少女たちに共通するのは、「子宮頚がんワクチン」問題の関係者ということだった。誘拐の背後には、どんな真実が隠されているのか? 子宮頸がんワクチンの副作用という重いテーマを取り扱った作品。まず最初に、ワクチンの副作用に苦しむ少女が誘拐された。次に誘拐されたのは、ワクチン推奨団体の会長の娘だ...

のほ本♪ | 2016.08.11 Thu 22:26

コーヒーが冷めないうちに(川口俊和)

過去に戻れる喫茶店があった。ただし、そこにはめんどうなルールがたくさんあった。数々あるルールの中の最後の項目は、”過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ”・・・。それでも、この喫茶店には、過去に戻りたい人が訪れる。4人の女性が紡ぐ4つの物語。 恋人、夫婦、姉妹、親子。大切な人との絆を求め、喫茶店を訪れた人は過去に戻る。けれど、過去に戻っても未来を変えられるわけではない。この先待ち受ける残酷な運命を知っていたとしても、ただ見ているしかないのだ。...

のほ本♪ | 2016.07.17 Sun 20:42

七色の毒(中山七里)

中央自動車道で高速バスが事故を起こした。死亡1名、重軽症者8名の大惨事となる。犬養は、テレビに映し出された運転手の様子に違和感を覚える。運転手と死亡した乗客との間には、果たして何があったのか?「赤い水」を含む7編を収録。 人の悪意。作者はそれを七つの色を使って描き出した。「赤い水」では、運転手の”怨み”の怖さを実感した。ラストの意外な真実にも驚かされた。「黒いハト」では、心の奥底に隠された残忍さを見せつけられた。「黄色いリボン」では、大人の身勝手さの犠牲になった子供が哀れだった。その他の作...

のほ本♪ | 2016.07.15 Fri 21:27

アンネ、わたしたちは老人になるまで生き延びられた。(テオ・コステル)

収容所で15歳で亡くなったアンネ・フランク。生き延び80歳になったクラスメートたちは、アンネの思い出を静かに語り始めた・・・。感動のノンフィクション。 「アンネにはクラスメートがいて、生き延びた人たちがいる。」 それは当たり前のことなのに、今までその人たちのことを考えたことは一度もなかった・・・。彼らは語る。アンネとの思い出や、彼らがどのようにしてあの悲惨な時代の中で生きていたのかを。そのひとつひとつの真実が、読んでいて胸に突き刺さるようだ。中には、収容所でアンネと会った女性もいた。生と...

のほ本♪ | 2016.06.14 Tue 13:48

切り裂きジャックの告白(中山七里)

公園で、女性の惨殺死体が発見された。被害者の女性は、内臓がすべてくり抜かれていた。その後も、同じ手口での殺人事件が相次いで起こる。そして、犯人からの犯行声明文が・・・。犯人・切り裂きジャックの正体は? 残忍な犯行。だが、内臓を抜き取る鮮やかなやり方はその道のプロの仕業だと思われた。犯人はいったいどんな動機で殺人を続けるのか・・・? 臓器移植を絡め、ちょっとした問題提起もなされている。だが、犯人の動機もそのやり方も、読み手を充分に納得させるまでには至っていないのではないだろうか。犯人の気持...

のほ本♪ | 2016.06.13 Mon 20:36

ノボさん(伊集院静)

野球に夢中で、そして俳句・短歌・小説・随筆等にも夢中だった。子規の未来は輝いていた。やがて彼はひとりの青年と出会う。夏目漱石だった。子規と漱石、ふたりは固い友情で結ばれていく。正岡子規の人生を鮮やかに描いた作品。司馬遼太郎賞受賞作。 子規と漱石を中心に、明治期に活躍した多くの著名人が登場する。子規はこんなにもいろいろな人と交流があったのかと驚いた。彼には人を引きつける魅力がある。彼のもとには大勢の人が集まって来る。子規は、たくさんの人に影響を与えた。だが、彼は病魔に襲われる。自分は長生き...

のほ本♪ | 2016.06.12 Sun 21:57

世界から猫が消えたなら(川村元気)

まだ30歳なのに、脳腫瘍で余命があとわずかだと宣告される。絶望的な気持ちになっているところに悪魔が現れた。 「この世界からひとつ何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得ることができる」 自分が生き続けるためには、世界から物を消していかなければならない。かわいがっていた猫さえも・・・。 世界から物がひとつ消えるたびに、一日寿命が延びる。彼は、一日にひとつくらい物が無くなってもどうってことないと思っていた。だが、しだいに事の重大さに気づき始める。 自分にとって生きるとは何か?生きがいと...

のほ本♪ | 2016.06.06 Mon 20:35

恩讐の鎮魂曲(中山七里)

多数の犠牲者が出た韓国船沈没事故。女性から救命胴衣を奪った日本人男性が助かった。女性は死亡したが、「緊急避難」が適用され彼が罪に問われることはなかった。 一方、御子柴の医療少年院時代の恩師・稲見が殺人の罪で逮捕された。御子柴は、なかば強引に稲見の弁護を引き受ける。はたして彼は稲見を救うことができるのか・・・?御子柴礼司シリーズ3。 老人ホームで起こった殺人事件。犯人として逮捕されたのは、御子柴の恩師の稲見だった。御子柴は稲見を助ける自信があった。だが、当の稲見は一貫してそれ相応の処罰を望...

のほ本♪ | 2016.05.27 Fri 20:23

海の見える理髪店(荻原浩)

海辺の小さな町にある理髪店に、ひとりの若い男性がやって来た。理髪店の店主は、なぜかその男性にポツリポツリとおのれの人生を語り始める。彼はなぜ自分の人生を語り始めたのか?そして、彼の語る人生とは?表題作「海の見える理髪店」を含む6編を収録。 ひと口に人生といっても、その人生には人それぞれ実にさまざまなドラマがある。過去のあやまちを後悔し続けたり、戻らない日々を切なく思い出したり、厳しかった母の老いた姿に悲哀を感じたり・・・。人はいろいろな思いを抱えながら生きている。 6編の中で特に印象深か...

のほ本♪ | 2016.05.26 Thu 19:49

アンと青春(坂木司)

あるできごとのお詫びとしてアンが「乙女」なイケメン立花からもらったのは、ふたつの上生菓子だった。「秋の道行き」「はじまりのかがやき」と名づけられたこのふたつには、立花のある想いが秘められていた・・・。 「秋の道行き」を含む5編を収録。「和菓子のアン」の続編。 以前「和菓子のアン」の感想にも書いたのだが、私は甘いものが苦手だ。和菓子の甘さは特に苦手だ。そんな私でさえ、この本には夢中になってしまう。 今回も和菓子をめぐる謎解きが面白かった。和菓子というのは奥が深いものだということも改めて感じ...

のほ本♪ | 2016.05.13 Fri 19:57

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