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人と人とが出会い、そこからいろいろな思いを紡いでいく。優しい時間、優しい関係、そして優しい心。読んでいて心が温まる3つの作品を収録。 恋人に亡き兄の面影を重ねる「優しい音楽」、不倫相手の子供を預かる「タイムラグ」、人間を拾ってきた「がらくた効果」。どの作品もそれぞれにとても優しく描かれている。人と人との出会いや関わりは、思いがけないところから生まれる。この作品に登場する人たちは、そういうことをとても大切にしている人ばかりだ。読んでいて心が癒されてくる。そして優しい気持ちになってくる。心の...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:32
過疎に悩む牛穴村。村おこしをしようと、慎一たちは東京の広告会社を訪れる。そこで生まれた村おこしの奇抜なアイディアとは・・・? ど田舎だけれど、そこに住む人たちは個性豊かな人ばかり。そして、純粋で温かい。村おこしのアイディアは、とにかく笑える。関わる人たちが真剣にやろうとすればするほど、読んでいておかしさがこみ上げる。ラストはどうなるのかとハラハラしたが、みごとにまとめられていた。読後もさわやか♪ 楽しい作品だった。 JUGEMテーマ:読恋書♪(どっこいしょ♪)
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:32
一人娘の美加が誘拐された!渡辺恒蔵と美貴子は1億円を用意し、犯人が指定した場所へと向うが・・・。誘拐、犯人逮捕、そして裁判までを描いた異色のミステリー。 身代金の受け渡しが失敗し、美加は死体となって発見される。そして犯人逮捕。一人の人間がこんなにも簡単に犯人にされてしまうものなのか!冤罪の何ものでもない。しかし、逮捕された小林昭二に救いの手を差し伸べる者は誰もいない。弁護士さえも彼の味方ではなかった。警察の手によって都合のいいように作られた供述書が、真実となって一人歩きする。読んでいて怒...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:32
中途入社した会社はどうしようもない会社だった。不本意な異動で「総務部お客様相談室」へ回された佐倉涼平。そこでの日々は頭を下げることばかりだった。辞めるに辞められない・・・。はたして生き残るためにはどうすればいいのか?サラリーマンの悲哀を描いた作品。 利益優先。原材料は出来るだけ安くする。お客様の苦情は聞き流す。創業者の思惑とはまったく別の方向に突っ走る珠川食品。そこには本気で会社のことを考える人間なんてだれもいない。こんなに極端な会社は現実にはないと思うけれど、似たような会社ならありそう...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:31
「昔々あるところに・・・」で始まる昔話をもとに、作者の独特の感性で描かれた7つの作品を収録。 ここに収められている7つの作品のもとになっている話は、かぐや姫、花咲か爺、浦島太郎、桃太郎など、誰もが知っている話ばかりだ。昔話は単なる子供の話ではないという。その中には教訓や、警告、暗示などさまざまなものが秘められているそうだ。作者はそれらを引っぱり出し、独自の解釈で現代の昔話を作り上げた。この作品が時を経て真の昔話になった時、それを読む人たちはいったいどう感じるのだろう。今私たちが住んでいる...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:30
作家恩田陸の素顔は?どんな生活をして、何を考えてきたのか?デビューから14年分のエッセイをまとめた、ありのままの恩田陸を知ることのできる貴重な作品。 面白い。とにかく面白い。今までにいろいろなエッセイを読んできたが、これほど面白いと思ったことはない。あらためて物書きとしての恩田陸のすごさを知った。この本の中には等身大の彼女がいる。いろんなことに悩んだり、笑ったり、泣いたり。日常の過ごし方から、読んできた漫画や本の話、好きなお酒、好きな映画、好きなテレビ番組も♪彼女の作品からはちょっと想像...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:30
国立がんセンター中央病院に設けられた「手紙屋Heaven」。そこを訪れる人たちは病に侵され、心に悩みを持つ人たちだった。手紙代筆屋で精神科医の野々上純一と、彼に関わる人たちの出来事を描いた心温まる物語。 がんになった人たちの気持ちは、同じ病気にならなければ分からないだろう。作者の置かれた状況を思うと、読みながら切ない気持ちになった。しかし、ひとつの作品として冷静に見たとき、ここに書かれている内容は読者の心には届きづらい感じがする。本当はもっと感動できる話のはずだと思うのだが、描かれ方がい...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:30
セントラルパークで54年ぶりに再会したマックスとジム。仕事が順調にいったマックスは仕事に失敗したジムに、「運と幸運」の違いについてのおとぎ話を語り始める・・・。 魔術師マーリンが語る「魔法のクローバー」。それを手に入れた者すべてに幸運をもたらしてくれるという。だがあまりの困難さに多くの騎士たちがクローバー探しを断念する。残った騎士は二人。彼らの行動は対照的だ。一人はただあちこち探すだけ。もう一人はなぜ見つからないのか、その原因を一つ一つ取り除きながら進んで行く。どちらの騎士がクローバーを...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:30
高校時代の後輩の田代周平から写真展の案内が届き、そこを訪れた綸太郎は、彫刻家川島伊作の娘江知佳と知り合いになる。川島伊作は胃がんの手術後退院して、江知佳の石膏像を作成していたが急逝する。残された石膏像は、何者かによって首から上が切り落とされていた!そして江知佳自身も・・・。 500ページ近い長編だが、最初から最後まで読者を飽きさせない内容だった。一人一人の人物描写もていねいで、それぞれの個性がよく分かり、作品を厚みのあるものにしている。複雑に絡み合った人間関係。「犯人は誰か?」ラストまで...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:30
各界の名士が集まる「沙?樓」。そこで語られるのは、それぞれの人たちの秘められた話だった。決して公には話されることのないその話の内容とは・・・?表題作を含む4つの話を収録。 人それぞれ生きていればいろいろなことがある。人生の岐路に立たされたとき人はどうするのか?「宰相の器」、表題作の「草原からの使者」ではそのことをテーマに描いている。だがどちらも現実離れした話で、内容的には受け入れ難い。「終身名誉会員」も作者の言わんとしているところが理解できない。最後に収められた「星条旗よ永遠なれ」はおふ...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:30
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