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物には必ず値段がある。だが、値段をつけられない大切なものもたくさんある。日常生活の中で、物の値段との関わりをコミカルに描いたエッセイ。 一人の女性としての角田光代さんがいる。彼女は普段どんな生活をしているのか?どんなときにどんなふうにお金を使うのか?またそのときにどんなことを思うのか?読んでいて興味深い面もあった。また、彼女の金銭感覚に驚かされもした。だが、そこに書かれていることには、あまり共感できなかった。ただ淡々と読み進めていったという感じだけの作品だった。もう少し読み手に伝わってく...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:20
2歳の女の子が誘拐された!犯人は巧妙に警察の網の目をくぐり抜け、身代金を手にした。身代金受け渡しの場所に指定されていたホテルで演奏していたピアニストの奈津子は、独自に事件を調べてみようとする。この誘拐事件には、隠された理由があった・・・。 誘拐で一番難しいのは、身代金の受け渡しだという。犯人はこの受け渡しをあざやかに成し遂げてしまう。後手後手に回る警察の捜査。裕福な家の子供でもない。身代金にしては少なすぎる2千万円という額。犯人の真の目的は一体何だったのか?さまざまな謎があり、読み手を作...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:20
東京の大手広告代理店の営業副部長の辰村には、人に言えない秘密があった。25年前に辰村と、勝哉と、明子の3人で眺めたシリウスの星。3人の過去の物語が明るみに出ようとしていた。広告業界の熾烈な競争と過去の因縁を、巧みに絡めたミステリー。 忘れようとしていた過去の秘密が突然あらわになる。明子の夫に送られた、明子の過去を暴く脅迫状。差出人は誰なのか?なぜあの出来事を知っているのか?そのことが辰村の仕事にも影響を及ぼす。広告業界の競争に勝ち残るのはどこか?また脅迫状の結末は?そしてそのふたつはどう...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:20
妹が突然、ある女性の生まれ変わりだと言い始めた。半信半疑のまま妹と二人でその女性の家を訪ねてみると、そこにはやりきれないほどの悲しみがあった・・・。表題作を含む6つの作品を収録。 「トカビの夜」「花まんま」のように、不思議だけれど胸にせまる話があった。人がこの世に残した思いは、肉体がなくなってしまっても私たちの周りに漂っているのだろうか?残された家族の姿にも涙を誘われた。そのほかの話も独特の雰囲気を持っている。この本を読んで、今までに感じたことのない感覚を味わった。まるでそれは、人の心を...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:19
コンビニを襲った強盗三人組が、救急病院に逃げ込んだ!患者らを人質に立てこもる犯人に対し、交渉人の石田が犯人と電話でかけ引きをおこなう。果たして人質を無事救い出し、犯人を逮捕することができるのか? 犯人と交渉人の息詰まる駆け引き。犯人の目的は?そして人質の命は?緊迫した状況は、読み手の側にも伝わってくる。交渉人の手腕が冴え渡る。解決間近と思われたが、意外な展開に・・・。それは読み手を充分驚かせる。第1章「事件」、第2章「交渉」、第3章「追跡」まではテンポがよく、緊張感も伝わってくる。だが、...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:19
いつから決めていたことだったのだろう。大好きだった恋人との別れ。彼と過ごした4年の日々に、真琴は別れを告げた・・・。さまざまな愛の形を連作で描いた作品。7つの短編を収録。 さまざまな出会いがあり、さまざまな恋愛があり、さまざまな別れがある。7つの物語の中には、不器用だけれど一生懸命に生きている人たちがいた。読んでいてもどかしく思う部分もあったけれど、彼らが着実に自分の道を歩んでいる姿はとても印象的だった。だが作品自体に個性が感じられない。どの作品も、描写がとても似ていると思う。同じ作者の...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:19
「二十世紀の課題のひとつ」と言われ続けたカスール・ベーラの北壁。そこをたったひとりで、しかも驚くほど短時間で制覇した男がいた。だが、ある疑惑が生じる。発端となった記事に隠された真実とは?表題作を含む3つの作品を収録。 「なぜ山に登る?」「そこに山があるから」これは有名な言葉だが、この作品を読むと、まさにその言葉どおりの世界が広がっていた。自然の大きさから比べると、人間は本当にちっぽけな存在でしかない。だが、人はその雄大な自然の一部でもある。人は山に登ることでそのことを感じ、そして自分を再...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:19
生まれたときから親の愛情を知らずに育ったほう。置き去りにされた四国讃岐の丸海藩で新たな人生を歩むことになった。だが、引き取られた先の藩医井上家の娘の琴江が何者かに毒殺され、それが病死として片付けられる。その裏には丸海藩の存亡をかけた思惑があった・・・。 幕府から罪人の加賀殿を預かることになった丸海藩。どんな粗相も藩にとっては存亡の危機になる。琴江の死も、藩のためには決して真相を明らかにしてはならないことだった。 誰にも心を開くことのなかった加賀殿だが、下女として入ったほうと言葉を交わすよ...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:18
愛してほしい人に愛されず、学校ではいじめられてばかり。「雨が降ったら軒下に逃れればいい。」の言葉に、「でも、世界中が雨だったら?」そんなことを言っていた少年は、つらい現実から背を向けた!表題作を含む3つの作品を収録。 愛というものを知らない少女。愛されることを望む少年。女性をどう愛すればいいのか分からない青年。そこに描かれているのはゆがんでしまった愛だった。どちらを向いても出口が見えず、閉塞した世界の中にいるような息苦しさを感じる。どこにも救いを見出せない。作者の描く世界はいつも独特の雰...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:18
出会いがあり、そして別れがあった。愛し合い触れ合っていたときのぬくもりの記憶をいつまでも心にとどめたまま、人は歩き続けていく。4つの愛の物語を収録。 自分が愛した人のことは、何年たっても決して色あせることはないのだろう。たとえ別れのときに心が傷ついたとしても、人はいつかその傷を淡い思い出に変えていく。この本の中にはそういう人たちが息づいていた。さまざまな愛し方、さまざまな別れ方。4つの物語はまったく違う愛の物語だが、彩る色はどれもブルーというイメージが強い。それは海の色だったり、水の色だ...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:18
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