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結婚して10年。子供はいないけれど、夫婦二人で歩んできた・・・。逍三と日和子という一組の夫婦の日常を、それぞれの視点から描いた連作短編小説。 日和子の話を聞いているのか、いないのか?おそらく逍三は、話の半分も聞いていないと思う。同じ空間にいるのに、日和子は孤独を感じないのだろうか?逍三に対して怒りを感じないのだろうか? 日和子は時々くすくすと笑う。笑うことと泣くことは似ていると思いながら。でも、きっと本当は泣きたいのだ。思いっきり泣きたいのだ。 実際に、こんな夫婦も世の中にはいるのだろう...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:45
修二のクラスにやってきた季節外れの編入生小谷信太。彼は容貌から「しんた」ではなく「野ブタ」と呼ばれ、いじめられるようになる。信太は人気者の修二に弟子にしてくれるよう頼むが、修二は信太をプロデュースして、彼をいじめの対象から人気者へと変身させようとする。はたしてうまくいくのか? つねに自分自身を自分で演技しなければやっていけない高校生活。どこまでが真実か、どこまでが虚偽か?現代の高校生の生活を実にリアルに描き出している。人に注目されるためには?ずっと話題の中心にいるためには?そこには涙ぐま...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:45
「新しい土地でもうまくやっていけるわ。」 フィリピンから嫁いだ女性が初めて経験する雪国の世界。彼女は、雪があこがれの存在からしだいに悪魔に変わるのを感じていた・・・。表題作を含む7つの作品を収録。 移りゆく季節の中で繰り広げられるさまざまな物語。それぞれの季節をからめて作品を描いているのはよかったが、雪の持つ残酷さを描いている表題作「悪魔の羽根」は、ちょっとオーバーな感じがする。それは私が北海道に生まれ育ったせいかもしれないが。雪をこんなふうに悪者にしてしまうのは許せない。冬の新潟の描き...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:44
最新機器を備えたテレビ局がテロリストに乗っ取られた!人質となった愛する婚約者を救うため、由紀子は敢然とひとりで立ち向かう。はたして彼女に勝利の女神はほほえむのか? 29歳の平凡なOL由紀子。彼女はある日突然事件に巻き込まれる。テレビ局ビルの外では、人々が大騒ぎ。頼る者もないたったひとりの状況で、ありったけの勇気をふりしぼってテロリストに立ち向かう。「そんなばかな!」と思いながらも、その面白さに目が離せない。ひとつひとつ自分ができることを確実にこなして、彼女は進む。「平凡なOLだってやると...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:44
キッズスクール「ラウンドテイル」に通う希央の母親凛子が行方不明に!海外赴任していた父親の高柳英勝が急きょ帰国する。彼は、ラウンドテイルを母親の志乃から引継ぎ経営する緋沙子が、かつて愛した人だった。再会に、緋沙子の心は揺れ動くが・・・。 緋沙子の心の行き着く先は?凛子の事件はどうなるのか?そしてラウンドテイルの未来は?恋愛とミステリーをからめて両方楽しめる構成になっているが、どちらにも徹しきれず中途半端な感じがした。凛子の事件にも不満が残る。真相が分かっても素直に納得できない感じ。緋沙子と...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:44
「あなただけを見つめ、あなただけを愛しているのに、あなたはいつもほかの女性のことを考えている。気づいてほしい私の気持ち、私の存在。」秀明のまわりに起こる異変。秀明を見つめる続ける存在ははたして何なのか?そして真相が明らかに! 異色のホラーミステリーなのだが、いまいちのめり込めなかった。異変を起こす正体も、読んでいて早いうちに気づいてしまった。内容が間延びしているような印象で、秀明と彼のまわりにいる女性との関係の描写もだらだらと長すぎて退屈する。ラストも、あまりにも現実離れした感じがしたし...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:44
エディは事故で突然この世を去る。しかし、物語はここから始まった。彼は天国で5人の人物に出会う。5人はそれぞれにエディと関わりを持った人たちだった。彼らの話を聞くうちに、エディは自分の生きてきた本当の意味を知ることになる・・・。 決して自分の人生を幸福だとは思っていなかった。生きている意味さえないと思っていた。しかしエディは、自分が生きてきた意味を知ることになる。人は生きているのではない。人はいろいろな人たちによって生かされているのだ。「天国の五人」はそれをエディに伝えていく。そして、彼が...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:44
雪の降る夜に公園で、和樹は一人の少女に出会う。その夜の出来事は彼の心に深く残った。それから8年、都会で挫折し故郷の町へ戻ってきた彼は、再び雪の降る公園で少女に出会った。彼女は以前と同じ15歳の姿のままだった。 雪子と名乗る少女は、傷つき疲れて帰郷した和樹に、命の不思議さを語り始める。 自分の居場所が分からず、生きていく希望も見つけられない毎日。そんな中で彼は雪子と再会する。彼女の語ることは現実離れしたことだった。「命」。それは決して消えることはなく、光となって次から次へと受け継がれていく...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:44
昌史を芸大に合格させるため、大学入試センターでのカンニングを実行!だが、完璧だと思われたカンニングは露呈し、それに関わった宮本は職を、加奈は東大の学籍を失った。宮本と加奈を嵌めたのは、砥川組組長の息子の沢田。彼の狙いは果たして何だったのか?宮本と加奈、そして浪人生昌史と父親の元区会議員の西村。彼らは沢田への復讐のため、10億円を賭けたポーカーの勝負に挑んだ。 10億円を賭けたポーカー。万全を期した作戦は成功するのか?緊迫する勝負の駆け引き。お互いがお互いの裏をかく。果たして、勝利の女神は...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:43
西伊豆の生まれ育った町に戻り、かき氷屋を始めた「まり」。彼女の母親の親友の娘で、身内の遺産問題で傷ついてやって来た「はじめ」。二人のひと夏の心温まる物語。 全体的にほのぼのとした雰囲気で、読んでいてとても心地よい。失われていく大切なものたち。それを見て、嘆くことしかできないまり。大切な人を失い、寂しい心を抱えているはじめ。二人の心がふれあい、友情が育っていく様子がほほえましかった。 不幸なできごとも幸せなできごとも、みんな自分の人生の一部だ。どんなこともしっかりと受けとめて、それを糧にし...
のほ本♪ | 2014.12.19 Fri 19:42
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