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ハードカバー 岩波書店 (2015/12/18) 21.6 x 15.6 x 1 cm ISBN-10: 4001160005 ISBN-13: 978-4001160000 内容紹介 リッキーとアンは、おじいちゃんの家にむかう汽車の旅のとちゅう、思いがけず、見知らぬ町で一泊することになりました。そこは〈さかさ町〉。建物も看板も上下ひっくりかえっていて、ホテルや病院、学校での常識も、野球の試合や買い物のルールも、いちいちふつうとは反対です。おどろきと発見がいっぱいの、ゆかいな空想物語。 JUGEMテーマ:小説全般
Book Castle -my list- | 2017.03.06 Mon 13:20
ラルフ・イーザウ『盗まれた記憶の博物館』 子供の頃夢中になって読んだ本。舞台はペルガモン博物館。双子の姉弟ジェシカとオリバーが、失踪してしまった父親を『失われた記憶の国』クワシニアに探しに行く話だ。ジェシカは博物館の学芸員ミリアムと父親の日記にある碑文を解読する。一方オリバーは、シエラザード姫のガラス細工と、ナポレオンの外套と、哲学者エレウキデスとクワシニアを冒険する。壮大な歴史ファンタジー。
わくわくビブリオテーク | 2017.03.05 Sun 22:26
単行本 慶應義塾大学出版会 (2009/09) 19 x 13.4 x 2 cm ISBN-10: 4766416694 ISBN-13: 978-4766416695 内容(「BOOK」データベースより) ゲーテ、不朽の名作『ファウスト』。その第2部に登場する人造人間ホムンクルスは、フラスコの中の人工生命体という「不完全」な形でこの世に産み落とされた。「完全」な人間になることを願って彷徨うホムンクルスの姿に、ゲーテは一体、どのような意味を込めたのか。近代自然科学の発展にともない、神や神学支配からの解放が徐々に進んでいくなかで、ゲーテは自然科学の発展を評価し、...
Book Castle -my list- | 2017.03.05 Sun 14:17
単行本 新潮社 (2015/6/30) 17.5 x 12.8 x 1.2 cm ISBN-10: 4105901184 ISBN-13: 978-4105901189 内容(「BOOK」データベースより) 中庭のあるアパートに住む子供たちが出会った奇跡。遠縁のおばあさんに引き取られたけなげな孤児の姉妹の話「キャベツの奇跡」、ほとんど目が見えなくなった時計職人の曾祖父が孫娘にしてやったこと「つぶやきおじいさん」、いじめられっこのゲーニャのために母が開いた誕生会で奇跡が起きた「折り紙の勝利」…。ウラジーミル・リュバロフの絵とともに贈る、6編からなる連作短編集。 JUGEM...
Book Castle -my list- | 2017.03.05 Sun 13:06
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 世間の評判通り、非常に面白いSF小説。<世界最終大戦>後、世界は放射能灰に汚染され、多くの人々(身体検査で異常が認められず、生殖を許可された人々)は他の星に移住した。宇宙植民計画を推し進めるために導入されたのが、アンドロイドだ。リックの仕事は、地球へと逃げ込んできたアンドロイドを捕えること。いまやアンドロイドたちは人間に匹敵する知能を持っている。アンドロイドと人間の違いは、『共感』『感情移入』という能力を有しているかどうかにすぎ...
わくわくビブリオテーク | 2017.03.04 Sat 22:45
ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』 パン屋で働くチャーリィ・ゴードン。彼の知能は幼児レベルにすぎない。彼は、人工的に知能を向上させる手術を受けることになる。その手術は、すでに白ネズミのアルジャーノンに施されたものだった。手術により、彼の知的レベルは最高水準のものになる。その結果、それまでの自分を客観視できるようになり、友人だと思っていた人々に軽蔑されていたことを知り、家族にも疎まれていたことを知ってしまう。知的な成長に情緒的な成長が追い付いていないため、異性とどう付き合えばいいか...
わくわくビブリオテーク | 2017.03.04 Sat 19:09
重松清『とんび』 父と子の成長物語。運送会社で働くヤスさんは、愛妻の美佐子さんと、誕生したばかりの長男アキラと幸せに暮らしていた。しかし、美佐子さんはアキラを庇って亡くなってしまう。アキラは、近所の照雲やたえ子さんの庇護も受けながら、立派に成長していく。不器用で暖かい父親の愛情が心に沁みる。
わくわくビブリオテーク | 2017.03.04 Sat 03:18
小林泰三『玩具修理者』 その女性は、昼間であるにも関わらずサングラスをかけていた。その理由をたずねると、彼女は『玩具修理者』との出会いについて語り始める。玩具修理者は、どんなおもちゃでも直すことができる。そんな噂を耳にした彼女は、誤って死なせてしまった弟を玩具修理者の元へと持っていく。玩具修理者と彼女のサングラスにはどんな関係があるのか? ヒトとモノの違いは一体どこにあるのか? 短いながらもずしんと怖さを覚えてしまう作品だ。もう一つの「酔歩する男」は、永遠のタイムリープの檻に閉じ込められ...
わくわくビブリオテーク | 2017.03.04 Sat 03:03
倉狩聡『かにみそ』 主人公は実家暮らしのフリーター。ある日彼が海岸を歩いていると、そこには心惹かれるカニがいた。彼はそのカニを持ち帰って飼ってみることにする。カニの言動はお茶目でちょっとませていて非常に可愛らしい。カニはそのうち人喰いカニになってしまうのだが、どうしても憎めない。人が他の生き物を食べて生命を維持しているように、そのカニも人肉を食べて生命を維持しているだけなのだ。死に結びついた怖さよりも、生が内包している怖さの方が大きい。
わくわくビブリオテーク | 2017.03.04 Sat 03:00
ロバート・A・ハインライン『夏への扉』 主人公のダニエル・ブーン・デイヴィスは非常に有能な技術者だ。彼は家事のオートメーション化に情熱を傾けている。彼は兵役を終えた後、友人のマイルズと事業を始めた。彼が発明した文化女中器のおかげで事業は軌道に乗るが、経営方針についてマイルズと意見が食い違い、ついにダニエルは会社を追い出されてしまう。婚約者にも裏切られ、自暴自棄になったダニエルの目に留まったのは『冷凍睡眠』の広告だった。彼は愛猫のピートと一緒に30年間コールドスリープしていようと決意する。彼は...
わくわくビブリオテーク | 2017.03.04 Sat 02:59
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