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井上靖『蒼き狼』

井上靖『蒼き狼』  成吉思汗(チンギスカン)の生涯を描いた小説。父を継いで小さな氏族の長となった鉄木真(テムジン)は蒙古高原を統一し、成吉思汗となる。彼は自分がモンゴル――蒼き狼の子孫――であることを何よりも誇りに思っていたが、自分の出生についての疑念を捨てられないでいた。彼は、自分の子でない可能性がある長男のジュチにも愛憎両方の念を抱く。それでも成吉思汗は蒼き狼として生涯戦いの中に身を置き、蒙古を統一し、金を征服し、ホラズムを攻略する。遊牧民と聞くと羊や馬と戯れながら日々のんびり暮らしている...

わくわくビブリオテーク | 2017.03.19 Sun 22:39

横浜の時を旅する by 山崎洋子

単行本 春風社 (2011/12/16) 19 x 12.6 x 3.6 cm ISBN-10: 4861102960 ISBN-13: 978-4861102967 内容紹介 関東大震災からの復興を期して建てられ、マッカーサー、チャップリン、裕次郎、大作家たちが泊ったこのホテルには、横浜と近代日本の歴史を知るヒントが隠されている。優雅でちょっぴり知的な旅への招待。 JUGEMテーマ:小説全般

Book Castle -my list- | 2017.03.19 Sun 19:11

村上春樹の長編小説「騎士団長殺し」を読んで

JUGEMテーマ:小説全般     村上春樹さんの長編小説「騎士団長殺し」は 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」以来4年ぶり。 複数巻にまたがる長編「1Q84」以来で7年ぶりとなる。 もちろん新刊「騎士団長殺し」は発売日に即、会社帰りに購入し、 家に帰って老眼鏡をかけ、久しぶりの村上さんの長編かぁ〜と思い、 コーヒーを入れ、ソファーに座り、ゆっくりと、その主人公の私とリズムに 合うように、本のページをゆっくりとめくっていった。 そして、毎日ゆっくり...

エーエフエヌ ブログ | 2017.03.17 Fri 17:52

春に読むべき本!

JUGEMテーマ:小説全般 寒い冬が終わりいよいよ卒業、入学など出会いや別れの季節でもある春が近づいてきました!     そんな春に絶対呼んだほうがいい本をご紹介します。   (あ、でも結構あやふやなのもあるかも。。。笑)   仕事中なので簡潔に書きます!!!!!!!←  

外車の試乗したけど結局トヨタを買った暇人のブログ | 2017.03.17 Fri 15:16

小説の森で − 3.読み物と文学の境界

JUGEMテーマ:小説全般   純文学小説、大衆小説、中間小説、歴史小説、ノンフィクション小説、推理小説、探偵小説、   SF小説、ファンタジー小説、恋愛小説、冒険小説、童話小説、大人向け童話小説、ライトノベ   ル・・・・実に多くの小説らしきものが氾濫している現代。この中で、純文学という形容詞を付   された小説と、それ以外の小説とを分ける要素はどこにあるのだろうか?     この異形の森で「文学」の樹を探そうとする時、きちんと押さえておかなければならな...

銀河の旅人 | 2017.03.15 Wed 17:12

アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』

アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』  オリエント急行で起こった殺人事件を、名探偵エルキュール・ポワロが解決する話。この事件では乗客全員にアリバイがあり、なかなか犯人を特定することができない。だからといって、車両の外から犯人がやってくることはありえない。ポワロは、被害者が過去に起こしたある事件を覚えていた。彼はその事件が今回の犯行の動機に関係しているのではないかと考え、犯人を炙り出していく。この小説の登場人物の国籍はバラバラで、国同士の差異こそがこの事件を解く鍵になっている。

わくわくビブリオテーク | 2017.03.14 Tue 21:51

下町ロケット2 ガウディ計画

JUGEMテーマ:小説全般    下町ロケット2 ガウディ計画 / 池井戸潤    個人的な評価 ☆☆☆☆   ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。 大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていたが、 そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。 「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。 しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要...

隣り近所のココロ・読書編 | 2017.03.14 Tue 10:15

クローバーナイト

JUGEMテーマ:小説全般    クローバーナイト / 辻村深月(光文社)    個人的な評価 ☆☆☆ ママ友の不倫疑惑、熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕のお誕生会、そして――。 保育園に通う一男一女を抱える鶴峯家は、 子育てにまつわる数々の試練を乗り越えられるのか!? 直木賞作家・辻村深月が贈る、子育て世代への高らかなエール!!       (感想)   ママ友・保活・お受験・誕生日パーティなど子育てがテーマの作品で、 子供のいない私には遠い話し...

隣り近所のココロ・読書編 | 2017.03.13 Mon 15:59

総司の夢

前回、ご紹介した 「夢の燈影(ほかげ) 新選組無名録」 と同じ小松エメル氏の書いた物語です。 総司の夢 [ 小松 エメル ] 講談社 2016年9月に出版された 書下ろしの作品ですよ。 このお話は、試衛館時代から始まります。 近藤勇の講武所の話が流れた後に、 伊庭八郎が浪士組の話を 持ってくるのです。 試衛館連中は、協議の末に 京へと旅立つことにします。 ここまでは、よく描かれるところの 新選組のお話ですよね。 そしてこのお物語では、 3人の鬼が登場します もしくは4人かな? ...

新選組ライブラリー | 2017.03.12 Sun 23:02

小田雅久仁『本にだって雄と雌があります』

小田雅久仁『本にだって雄と雌があります』  博の祖父、深井與次郎は大の蔵書家である。與次郎が言うには、本にも雌雄があり、雄本と雌本の間に子供が産まれていることがある。そうやって新たに誕生した本は、『幻書』『混書』などと呼ばれており、世界中の書籍収集家たちに密かに知られているという。博は、深井家で偶然にも幻書を目にしてしまう。新しく生まれた幻書は部屋中をぱたぱたと飛び回り、與次郎によって捕獲される。與次郎は象牙の印を本に押すことで幻書を治めていた。この小説は、博が息子の恵太郎に語る、與次郎と...

わくわくビブリオテーク | 2017.03.11 Sat 21:26

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