[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
明智小五郎って案外ミスしてるんだね。今までは若いゆえのミスかと思っていたが、探偵として十分実績を積んでもミスがあるところを見ると、完全無欠な明智小五郎像というのは、子供向け明智小五郎シリーズで植え付けられたまさに“ミス”リードだったのかもしれない。それにしても今回の犯人、なかなか魅力的でしかも手強い。二十面相クラスといってもいい。再登場が望まれるが…。(2017.1.24読書メーターにUP) にほんブログ村
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:26
集英社文庫の明智小五郎シリーズの7作目。未来の文代夫人が「魔術師」に次いで2回目の登場。今回は小林少年(こちらは初登場)とともに小五郎の助手として活躍する。この作品では、犯人の動機が兄を死に追いやった女性への復讐だという点がいつもとは少し違った印象。最後にその復讐は果たされるが、復讐のために偽りの恋愛を仕掛けた相手を刺殺しながら、その手を握って自分も死んでいくという犯人の姿も、余韻を感じさせる。なお、乱歩自身を想定させる作家が出てくるのも面白い。(2016.12.24読書メーターにUP) にほんブロ...
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:24
JUGEMテーマ:ミステリ 昔読んだ少年探偵団シリーズの明智小五郎は冷静沈着だったが、大人向け作品の明智小五郎はずいぶん人間臭い人物に描かれている。それは「黄金仮面」でも同様で、波越警部からかかってくる電話を「うるさい」と感じたり、油断からルパンに逃げられたり、名探偵のわりに穴が目立つ。作品自体も、例えば、ルパン一味が隠れ家に黄金仮面の扮装で出入りしているとあるが、悪党がそんな目立つ格好で隠れ家に出入りするか! というようにツッコミ所満載。でも、それがかえって時代を感じさせる魅力になっ...
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:24
明智小五郎というと完全無欠なイメージがあったが、この集英社文庫のシリーズで久しぶりに作品を読み直してみたら、明智小五郎も結構人間臭かったと認識を改めさせられた。この「魔術師」もそうで、 40歳近い(巻末の年代記では35歳認定だが)明智小五郎が、恋する姿が何とも愛おしい。ストーリーの(というか犯人の)意外性は、明智小五郎シリーズでも突出しているのではないか。乱歩らしさが生かされた捻りに捻った展開だと思う。(2016.12.5読書メーターにUP) にほんブログ村
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:24
JUGEMテーマ:ミステリ 集英社文庫のこのシリーズ4冊目。明智小五郎が翻弄され挙句に誘拐されてしまうなど、完全無欠でない様が珍しい。明智がその誘拐からどうやってあっさりと脱出できたのか、犯人が何故最初に品川に的を絞ったのか、青木夫妻は何故犯人の仲間に加わったのか(それも青木妻が犯人に凌辱されたにも関わらず)等々、ツッコミ所は数々あるが、それらを十分補って余りあるストーリーの面白さがある。子どもの頃に熱中した少年探偵団シリーズでは見られなかった大人の推理小説。堪能いたしました。(2016.12...
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:24
JUGEMテーマ:ミステリ 再読、といっても学生の頃に読んで以来だからか、まったく内容を覚えていない。同時期に読んだポアロ物の「アクロイド」や「オリエント急行」は覚えているのに…などと思いながら読んでみたが、覚えていない理由が何となくわかった。納得してなかったんだろうね、偽犯人の仕立て方について。「アクロイド」も「オリエント急行」も、読後はトリックに驚いたものの「なるほど」と納得もした。それが「ABC殺人事件」には無かったんだろう。だから印象に残らなかった。いや、今回も読んでみてそこは...
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:23
JUGEMテーマ:ミステリ 構成が上手い。結局、被告が誰なのかは判決の日まで明らかにならない。それまで、公判の様子の合い間に、事件で重要な役割を担う夫婦の話を挿入させる手法は緻密で効果的だった。なお、本筋とは関係ないが、私は、主人公の検事時代を描いた「検事の本懐」と「検事の死命」を先に読んでいたので、本作で佐方と検事時代の先輩との決別を知り、何とも言えない感慨を覚えた。簡単にいえば「あれがそうなっちゃうか…」ということ。寂しいね。(2016.11.23読書メーターにUP) にほんブログ村
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:22
JUGEMテーマ:ミステリ 明智小五郎事件簿の三冊目なのに、探偵役が別の人物のまま話が進むので「どうなってるのかな?」と思いながら読んでいたら、なるほど、そういうことだったか。 悪役が結構しぶといのでなかなか追い込みきれないが、そのハラハラ感も面白さの理由かもしれない。誘拐、監禁、殺人といった乱歩テイストが満載でファンも大満足の作品だろうと思う。(2016.11.14読書メーターにUP) にほんブログ村
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:22
ヤメ検弁護士佐方貞人の検事時代を描いた「検事の本懐」の続編。前作と同じ短編集ではあるが、前作に収録されていた「本懐を知る」のその後を描いた作品も収められている。この作者の作品は読みやすい。その辺はこのミス大賞出身者らしさを感じる。前作も同様だったが、主人公によって謎が解き明かされる最後のカタルシスはどれも見事。主人公は既に検事を辞めている設定なので、検事時代のストーリーを量産するのは難しいだろうが、もっと読んでみたいと思う。(2016.11.14読書メーターにUP) にほんブログ村
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:22
明智小五郎の作品を事件発生順に並べたシリーズの2冊目。明智の職業探偵らしさが1冊目より強く感じられる。「一寸法師」は相変わらず無気味でセクシャル。もうひとつの「何者」は、たぶん初見。短編だが、本格推理の要素がしっかり入った名作だと思った。(2016.11.3読書メーターにUP) にほんブログ村
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:21
全1000件中 131 - 140 件表示 (14/100 ページ)