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JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。初見の著者。鉄道ファンなら興味を持てる内容なのかもしれないけど、そうでない私には可もなく不可もない印象の作品だった。犯人側でも探偵側でもいいから、動機や謎解き過程で読者の心の深い所を掴んで引きづり回すようなものを見せてくれないと、「ああ面白かった」で終わって、数日後には内容を忘れてしまう。可もなく不可もないというのはそういうこと。悪い作品ではなかったが、「このミス」で10位という評価は少し高すぎるように思った。(2018.1.1読書メーターにUP) &nb...
本、読みました。 | 2020.05.06 Wed 11:44
JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。江戸川乱歩賞受賞作品を読むのは随分久しぶりだったが、うーん、受賞作品てこんなんだったか? というのが正直な感想。主人公が盲目なのを始め、中国残留孤児問題、兄弟入れ替わり疑惑、母親殺害疑惑等々、ネタは豊富だが、それらを結ぶ文章が雑なので、繋がりがスムーズじゃない。ブツッ、ブツッと途切れる感じ。そこが滑らかだったら、もっと面白くなったのに惜しい。(2017.11.3読書メーターにUP) にほんブログ村
本、読みました。 | 2020.05.05 Tue 10:18
JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。この本の初めから13章(2)までの396ページは、それに続く13章(3)以降の15ページの前フリに過ぎなかった・・・、正直、それが読了後最初の感想。この大胆な構成に感心した。また、その後の年表も効いている。こんなの見せられたら、続編を待ち望むしかないじゃないのさ。そこまで見据えての時代設定昭和63年ということなのかな。しかも、この一作で大物バディを殺してだからね。主人公の成長物語のスタート編としては完璧。佐方貞人シリーズもそうだったけど、柚月裕...
本、読みました。 | 2020.05.05 Tue 10:17
JUGEMテーマ:ミステリ 6作品を収録。「守護神」の主人公の古典分析が適確かは私に判断できないが、面白さは感じる。相手の“守護神”が怒った理由には、主人公の分析に対する嫉妬もあるのでは? 「鐘の音」も仏像に対する知見を深めてくれる点で興味を抱かせる。最後の謎の解明にはゾクゾクした。 京極夏彦の「鉄鼠の檻」を思い出したよ。「ジェネレーションX」では、周囲を気にせず電話する人の話し声から赤の他人の人間関係に詳しくなってしまう描写に経験者として一票。表題作は社会問題を入れてる点...
本、読みました。 | 2020.05.05 Tue 09:32
JUGEMテーマ:ミステリ 「悪魔の紋章」は、明智小五郎並みの名探偵が事件解決に活躍するが、実はその名探偵が真犯人だったという明智シリーズではよく見かける話。「地獄の道化師」は不細工な姉が自分が殺されたことにした後、自分を避けている許婚の心を捉えた血の繋がらない妹を殺し、許婚の女友達を殺そうとするという救いようのない話。集英社文庫の年代順明智小五郎シリーズもこれで終了。子供時代に読んだ話なので、やっぱり懐かしかったね。もちろん大人版の話だからエロさもあるし、それも含めて色々な再発見もあ...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 13:40
JUGEMテーマ:ミステリ 「悪魔の紋章」は、明智小五郎並みの名探偵が事件解決に活躍するが、実はその名探偵が真犯人だったという明智シリーズではよく見かける話。「地獄の道化師」は不細工な姉が自分が殺されたことにした後、自分を避けている許婚の心を捉えた血の繋がらない妹を殺し、許婚の女友達を殺そうとするという救いようのない話。集英社文庫の年代順明智小五郎シリーズもこれで終了。子供時代に読んだ話なので、やっぱり懐かしかったね。もちろん大人版の話だからエロさもあるし、それも含めて色々な再発見...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 13:00
JUGEMテーマ:ミステリ これも収録されているのは子供向けが1編と大人向けが1編。子供向けの「妖怪博士」の方は、小学生の時にポプラ社版で読んだのを覚えている。今回再読してみて、無気味さを上手い具合に子供向けにしていると思った。「暗黒星」の方はまさに大人向け明智小五郎シリーズといった感じ。美女と美青年が出てきて痛めつけられるは、美しい義母は(おそらく裸で)殺されてしまうは、しかも、それらの描写がとてもセクシー。謎自体は今なら「何それ?」といった程度だが、乱歩の作品は謎は二の次でその...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 12:46
JUGEMテーマ:ミステリ 前作の最後が最後だっただけにシリーズは三作で終わりだと思っていたが、主人公が新しい生活を踏み出した形で四作目が出た。短編が4つ収められている。宮部みゆきの小説はいつも読後にある種の苦味を感じるが、それは悔い改めることなど見込めない悪意の塊が描かれているから。この本では、「聖域」の三雲早苗、「希望荘」の武藤寛二の別れた妻、「砂男」の本物の方の香川広樹などがそう。その苦味が以前の作品に比べ強くなっているように感じるのは気のせいか。それとも著者自身の社会に対す...
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 09:47
JUGEMテーマ:ミステリ 「少年探偵団」は子供向けの作品。インド人が怪しげに描かれているのは時代だろうね。「黒蜥蜴」は、美輪明宏の舞台中継をテレビで見たのが最初の出会い。小五郎役が誰だったかは覚えていない。黒蜥蜴の妖艶さが今でも印象に残っているけど、原作の方は妖艶さを描き切れていないように思う。乱歩はアブノーマルな妖艶さは十二分に描き切ることができるけど、女性の普通(?)の妖艶さはそれほどでもないように思う。(2017.6.28読書メーターにUP) にほんブログ村
本、読みました。 | 2020.05.04 Mon 09:40
古い事件、職場、家族といったバラバラの出来事が、ピタッと一点に集束するとあとは一直線に最終ステージまで。しかも最後にちょっとひねりも加えてある。間違いなく手練れの作品。 若者たちの友人関係が都合良すぎるといった粗さも目立つが、そこは一気読みできるエンターテイメントとして許容範囲だと思う。それより、久しぶりに読んだ真保裕一がこんなに軽いタッチの小説を書いたことに驚いた。その点でも手練れになっていたんだね。(2017.2.19読書メーターにUP) にほんブログ村
本、読みました。 | 2020.04.29 Wed 20:27
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