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JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。前作の2年後、左遷された主人公は田舎の駐在所で巡査勤め。前作のラストから、てっきり主人公は前作の上司の立場のようになっていると思っていたが、時間はそこまで進んでいなかった。この駐在所勤務時の暴力団幹部との交流などはツッコミ所満載だけど、そんなこと関係なく男のドラマだと思って楽しむべき本。それが合わないなら読まない方がいい。私は3作目が読みたいくらいだけど、魅力的だった国光がラストで死んだみたいだからなぁ。まあ、1作目から出ている一之瀬はいるし、...
本、読みました。 | 2020.05.07 Thu 11:32
JUGEMテーマ:ミステリ 40年も前の作品だが初読。終盤のところで主人公の捜査官が殺されたとの連絡がFBI長官に入った箇所では「そう来たか…」とビックリした。すぐに人違いだと明かされたけど、てっきり作者の「技」かと思ったよ。アメリカの銃規制問題がストーリーの軸になっているけど、40年前と全然変わっていない今のアメリカの銃問題を思うと、普段、小説は政治的な視点を外して読んでいる私でも、人間というのは簡単に進歩しないんだな、と思う。たぶん、これから40年経っても、アメリカの銃問...
本、読みました。 | 2020.05.07 Thu 11:23
JUGEMテーマ:ミステリ 再読。これまで何度か見た市川崑の「悪魔の手毬唄」がNHKのBSシネマで放送されると聞き、久しぶりに原作を読んでみたくなった。が、こんな感じだったか? 読むのに苦労した覚えがあったが案外読みやすく、そのぶん筋も追いやすい。驚いたのは、犯人は誰?誰?誰?と積み上げてきた所から急に「犯人は既に判明してしまいました」的な場面まで飛ぶこと。更に動機等の種明かしの部分が金田一の独演会じゃなく討論会になっていたのにも驚いた。映画の印象が強くて原作の印象が重ね塗りで消えていた...
本、読みました。 | 2020.05.07 Thu 11:21
JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。犯人らしき男は早い段階で示唆される。あとは被害者が誰か。そのゴールに向かい現在と過去が交互に語られる…はずが、100ページ以上残して被害者の正体が明らかに。えっ、あとは何するつもり? 作者へのそんな問いかけを抱きながら読了。どの登場人物も個性的で、話が面白かったのは確か。ただ、軽い。読書中、松本清張の「砂の器」や宮部みゆきの「火車」が思い浮かんだが、あれらとは比ぶべくもない。例えば、桂介の実の父親の話。あんなに軽く「血」の問題を扱わないで...
本、読みました。 | 2020.05.07 Thu 11:18
JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。可能性がほのめかされ、その通りに話が進むが、可能性のほのめかし方がしつこい時は、その通りには進まない。そんなきわめて単純なストーリー構成なので先を読むのに苦労しない。直近で「あしたの君へ」を読んだ時にも感じたけど、この作者、作品の出来不出来が激しいね。私は佐方貞人シリーズと「孤狼の血」から入ったので凄い作家がいるなと思ってたけど、その評価をマイナス方向に修正しなくては…と思っているところ。(2018.5.5読書メーターにUP) にほんブログ...
本、読みました。 | 2020.05.06 Wed 12:34
JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。修習中の家裁調査官補が主人公の連作短編集。これまで読んだこの著者の本の中では一番文章が柔らかい。女性作家らしい、といえば叱られるか。(笑)「孤狼の血」は別格にしても、佐方貞人シリーズでさえもっと硬質の文章だったように思う。収録された5作品はどれも手堅い印象。いや、第5話はちょっと冒険した感じか。ただ、ちょっとしたどんでん返しもありきたりな内容だし、結末が、良くいえば余韻を残し、悪くいえば曖昧に終わっているのもちょっと不満。主人公の成長記としては...
本、読みました。 | 2020.05.06 Wed 12:32
JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。ストーカー被害受付の不手際。その情報を新聞社にリークしたのは誰? それを追っていた新聞記者とネタ元だと思われた女性が続けて殺された。犯人は誰でその目的は一体何なのか?…という話だけど、この作家にしては無駄が多い。普通に読んでいれば早い段階で公安が肝だと見えてくるが、一度カルト教団の話に振るのは無駄に長引させているとしか思えない。著者が「佐方貞人シリーズ」や「孤狼の血」で見せてくれたストーリーの組み立ての上手さをこの作品には感じなかった。ス...
本、読みました。 | 2020.05.06 Wed 12:31
JUGEMテーマ:ミステリ 図書館本。沢崎シリーズ唯一の短編集。これも20年ぶりの再読だったけど、収録されている6編の中でお薦めは最初の「少年の見た男」かな。沢崎に仕事を依頼した小学生。しかし、その名前は別の小学生のものだった…という「足元が堅固だと思って踏み出したらグラグラだった」的な話の前提に対する信用の出来なさが6編の中では一番沢崎シリーズらしかった。銀行の支店長が普通に(?)拳銃を持っている点はどうかと思ったが、ラストの少年とすれ違う光景などはハードボイルドだよ。他の5編...
本、読みました。 | 2020.05.06 Wed 12:29
JUGEMテーマ:ミステリ 20年ぶりの再読。認知症が痴呆症、同性愛者が変態。時代を感じる。偽りの調査依頼から誘拐事件に巻き込まれた主人公。犯人の姿が見えそうで見えてこない。犯人に近づいたかと思うと遠ざかる。ようやく犯人が特定できたと思ったら最終章でちゃぶ台返し。どこにも伏線は無かったぞ。意外性のある結末だったが、無理矢理感が強いように感じた。そこまでしなくてもねぇ…。最終章までは第一作より良いと思っていたのでちょっと残念。でもこれが直木賞でしょ。わからんもんだな。無駄な事も...
本、読みました。 | 2020.05.06 Wed 12:28
JUGEMテーマ:ミステリ 再読。沢崎シリーズの新作が出るらしいと聞き、それは読まねば…と思ったが、考えてみれば前作から14年、沢崎の人物像の記憶も曖昧になっている。そこで一作目から読み直すことに。でも一作目って30年前だよ。すっかりストーリー忘れてる。でも、こんな文章だったなぁ。固定電話しかなく何処でもタバコが喫えた時代の話。ハードボイルドって一旦一件落着した後での真相明らか…っていうのがキモだと思うけど、その点でもこの作品は素晴らしい。抜群。やはり日本のハードボイルドは...
本、読みました。 | 2020.05.06 Wed 12:24
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