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JUGEMテーマ:ミステリ ○内容 憑かれたように描き続け、やがて自殺を遂げた画家・東条寺桂。 彼が遺した二枚の絵、《殉教》《車輪》に込められた主題とは何だったのか? 彼に興味を持って調べ始めた学芸員の前に現れたのは、二十年前の聖夜に起きた二重密室殺人の謎だった―― 緻密な構成に加え、図像学の導入という新鮮な着想が話題を呼んだ、第九回鮎川哲也賞受賞作。 ○感想 私は豪徳二を殺した。 理由はない。 私は佐野美香を殺してしまった。 理由はない。 地...
のーみそコネコネ | 2016.08.11 Thu 09:10
JUGEMテーマ:ミステリ ○内容 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。 三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女 の死体を発見する羽目に陥る。 自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。 ○感想 「日本で一番ネタバレが出回っているミステリーは何?」と訊かれたら本作を挙げる人も多いのではないだろうか。 ミステリー小...
のーみそコネコネ | 2016.08.11 Thu 06:54
JUGEMテーマ:ミステリ 昨年亡くなったヘニング・マンケルの作品です。 クルト・ヴァランダーの娘のリンダが、 警察官として勤務を開始する直前、 友人が失踪し、複雑な事件に巻き込まれて… 父と娘、母と娘、祖父と孫の関係、 幼馴染の友人たちやその家族との関係が、 いくつも重なりあって描かれていて、 動物虐待や殺人事件と織りなす、 重厚なドラマになっています。 リンダの視点から描かれているので、 父親の長所短所を客観的に捉えていて...
大河の一滴 | 2016.08.09 Tue 22:22
JUGEMテーマ:ミステリ グレッグ・ルッカの作品は、 はじめて読みました。 中絶反対派に命を狙われる 産婦人科医からボディガードを 依頼された主人公。 誰が味方か、敵か、解らず、 さまざまな脅迫、デモ、銃撃… 二転三転する状況、 危険は刻々と迫ってきます。 この作品を、わずか26歳の時に 書いたそうです。天才だ。 次の作品も、読まなくちゃ。
大河の一滴 | 2016.08.05 Fri 22:31
こんなのは見たことがありません。部下からの連絡を受けてヴェルーヴェン刑事が呼び出されたのは陰惨な殺人現場。釘を打たれ、酸で焼かれ、火で燃やされた部位もあるふたりの女性の死体。壁には「私は戻った」という宣言と指紋。過去の異常犯罪を調べたヴェルーヴェン刑事は奇妙な類似点を発見するが。 カミーユ・ヴェルーヴェン刑事シリーズの一作目。日本では二作目の「その女アレックス」の方が先に翻訳され、このミステリーがすごい2015で一位に。本作も2016年版で二位になった。 簡単に言えば...
敬称略にてお願いします | 2016.07.26 Tue 17:00
これも本当におもしろかった〜…! 事件そのものは残虐でやるせないけれど、 登場人物が、特に主人公の「刑事の子」が愛おしい。 毎回書いてしまいますが、宮部さんの描く少年が大好き! 世の女性が求めている少年像って感じ。品行方正で目上の人にもきちんと話せる子。 この作品は、一緒に出てくる家政婦のおばあさんもまた素敵! 画家のおじいさんも好きです。戦争の話も出てくるし、ぜひ多くの人に読んでほしい。 刑事の子は映画をよく観るらしく、 会話の中などに映画のタイトルがよく出...
ななこごとひとことにっき | 2016.07.19 Tue 19:32
JUGEMテーマ:ミステリ ○内容 長年の趣味が昂じてジグソーパズル連盟の日本支部長を務めるまでになった興津華子。 三興グループの実質的なオーナーでもある華子を皮切りに、麻布台の富豪 興津家に魔の手が。 ジグソーパズル館に三たび繰り広げられる惨劇に対するは、二十一歳の法務省特別調査官。 動機に囚われない論理的思考で謎を解く名探偵更科ニッキが初登場、読み応え充分の解決編が嬉しい純粋本格ミステリ。 ○感想 『松谷警部と目黒の雨』を読んだときには「文章堅苦し...
のーみそコネコネ | 2016.07.18 Mon 14:44
JUGEMテーマ:ミステリ ジェフリー・ディーヴァーの短編集です。 前作のクリスマス・プレゼントも とても面白かったですが、 こちらもオススメです。 長編と短編は、まったく書き方が 異なるという著者の解説もあります。 短編は、設定も自由で、 書くことが楽しそうです。 どんでん返しに次ぐどんでん返し! どう騙されるのか、ワクワクします。 悪が勝つことも、しばしばですが、 それもまた、短編の醍醐味ですね。 ...
大河の一滴 | 2016.07.18 Mon 07:07
後輩の刑事は「結婚したい女ができた」と明かした十日後に自宅で首を吊った。自殺に疑問を持った須貝は独自の調査を進める中、二日後に起こった風俗ライター殺しとの関わりを見つけるが……。 近年の樋口作品は「雨の匂い」、「ピース」等鬱々とした重たい雰囲気のものが多かったが、本作は幾分薄まっている。理由は語り手の二人。須貝は警察官らしく鬱屈を割り切り(他作の諦めとは違う)、ヨシオは呑気に受け流す(「月の梯子」に通じるものがある)。このおかげでストーリー自体の重さは変わらないが随...
敬称略にてお願いします | 2016.07.14 Thu 17:39
JUGEMテーマ:ミステリ ネレ・ノイハウスの邦訳2作目、 オリヴァー&ピアの4作目となる本作品。 11年前の2少女の殺人事件で 有罪となった青年が釈放され、 生まれ故郷に戻ってくる… 折しも、犠牲となった少女の 白骨化した遺体が発見される… 彼は無実だったのか? 真犯人は誰なのか? 村人は誰をかばっているのか? 複雑な人間関係、 多くの村人が抱えるさまざまな罪、 自閉症の青年、反抗期の娘、 警察内部の不...
大河の一滴 | 2016.07.10 Sun 12:52
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