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なんだか、自らの人生観と世の中の幸せの間に、埋められないミゾを感じてしまうような人間向けの本ばっかり出している印象のある幻冬舎文庫。佐伯泰英はここでも読みきり短編を出している。 私が一番好きな作品『酔いどれ小藤次留書』シリーズである。やはり、なのか、何なのか、他のシリーズに比べ一風変わった風味がある。 御鑓拝借―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫) 佐伯 泰英 赤目小藤次。49歳。 山深い外様藩の、先祖代々貧しい身分の低い武士で、容貌も醜く身長も低い、特技は大酒飲み。初老にさしかかるまで人並み...
断罪動物ドルバッキー | 2009.02.15 Sun 10:12
佐伯泰英の代表作といえば、やはり最大の刊行数を持つ『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズだと思う。いねむりいわね、えどぞうしと読む。ゴロはそんなによくない感じ。でも面白さは銀河英雄伝説に匹敵する・・・と思う。NHKの木曜時代劇で『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』として近年ドラマ化された原作である。 陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫) 物語は、簡単に言えば3人の才気あふれる名門の若者が、江戸から故郷の藩へ戻り「よーしおれたちで傾いた藩を立て直すぜ!」ってヤル気まんまんのところで、政争にまきこ...
断罪動物ドルバッキー | 2009.02.15 Sun 10:11
ここ2年ほど、ひたすら佐伯泰英の小説を読み漁っている。 ベストセラー作家と言うべき人だけどもネットでの知名度は低い。誰それってくらい低い。それもそのはず、時代小説作家です。 時代小説は、ネット使う世代にとってあまり希求力は無いかもしれない。 実際はものすごくロマンチックで、アクションありドラマありの和製ファンタジーだけど、なんだかもっと「しょうもないもの」に見られてる空気がある。私も子供のころはずっと、あれはおじいさんの見るもの、みたいな考えだった。 けれども、中学か高校の頃だったか、当...
断罪動物ドルバッキー | 2009.02.15 Sun 10:11
今までに文庫化されている池波正太郎先生の作品はほとんど読んできた つもりだったけど これはなぜか読んでいなかったことに気づき急遽購入 実質2日で読破 泣けます 表紙の画がかなり艶っぽいので ちょっとそっち系統の話なのかな?と思いきや 江戸時代の庶民の生き様 それぞれの生き方 筋の通し方 人情 恩 仇 登場人物それぞれがそれぞれの思いを持って他人に接する 言葉では言い表すことのできない思い・想い それがしみじみと心に響きます 全然艶っぽい話じゃないですから 人の生き方ってのは 形はそれぞれ...
玄翁 | 2009.02.03 Tue 18:30
別冊宝島『剣豪バトルロイヤル ~最強の侍は誰だ!?』 出版社:宝島社 価格:¥980 ■担当したページ ・伊藤一刀斎 ・小野忠明 ・松林左馬助 ・男谷精一郎 ・土方歳三 ・中村半次郎 ・国井善弥 ・幕末の剣豪 ・剣豪ベスト5 ・その他、コラムや小説など 携帯電話から購入
犬山デザイン製作所 | 2009.01.09 Fri 11:11
『剣豪バトルロイヤル 〜最強の侍は誰だ!?』 出版社名 宝島社 (ISBN:978-4-7966-6721-0) 発売予定日 2009年01月09日 予定価格 980円(税込) 時代小説&時代劇、コミックやゲームなどでお馴染みの「剣の名手」たち40名をエントリー。時空を超え、日本の名だたる剣豪たちを集めてバーチャル・トーナメントを行い、剣豪日本一を決めたらどうなるか?……本書では、そんな胸ときめくドラマを夢みて、歴史資料と妄想を駆使して真のチャンピオンを決定します。その他、剣豪たちの知られざる逸話、日本刀&流派の面白秘話など。...
犬山デザイン製作所 | 2008.12.24 Wed 18:08
JUGEMテーマ:時代小説 副題に「八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし」とあるように、おいしそうな食べ物が描かれる時代小説。 食い道楽で優しい舅、口は悪いが心根は暖かい姑、でも肝心の夫とは心の交流がない・・・・。 憧れの人と結婚したくて望んで嫁いできたけれど、のぶにはつらい生活だ。 いくら舅が優しくしてくれても、心は満たされない。 「でも、わたくしはお舅さんの所へ輿入れした訳ではありませんので・・・」 内容(「BOOK」データベースより) のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよ―。夫との心のすれ違...
その傍で本を読むのは | 2008.12.06 Sat 23:42
田中啓文『チュウは忠臣蔵のチュウ』(文藝春秋) 【いちおう注意】一部ネタバレしてますが、そういうことを気にするひとはハナから読まないほうがいい作品です。たぶん。 さて、こういう言い方もなんですが、ダジャレ控えめの、意外とまじめ?な「もうひとつの」忠臣蔵です。浅野内匠頭が斬りかかるのも、大石内蔵助が仇討ちに立ちあがるのも、原典とは異なる解釈がきちんあります。水戸黄門まで出てくる無茶振りにも関わらず、物語内世界の整合はとれていて、立派な改変世界SFです。死んだはずの××も××も……挙句は××まで生きていたと...
更・ぅれしぃがらし日記 | 2008.12.02 Tue 06:07
宮部みゆき『おそろし―三島屋変調百物語事始』(角川書店,2008/07) 神田三島町の三島屋さんは近年評判の袋物屋でありますが、もうひとつ主人の伊兵衛が百物語を集めているというちょっと変わった評判もあります。聞き手を務めるのは伊兵衛の姪のおちか、おどろおどろしい趣向があるわけでもなく、何を目的にしてそんなことをしているのやら。とまあそんな三島屋変調百物語事始が語られるわけですが、おそろしくうまい。何がうまいかって、それが簡単に要約できるなら苦労はない。そこがうまい。 人の心のダークサイドに引き込まれる...
更・ぅれしぃがらし日記 | 2008.10.05 Sun 23:37
女優、田中麗奈(28)はデビュー10周年を迎えた。 田中麗奈は、舞台に初挑戦するとのこと。 田中麗奈は初舞台について「役者としても人としても成長できる場を与えていただいたことにとても感謝しています」と話した。 人気脚本家で小説家であった向田邦子さん(享年51)の傑作短編集 「思い出トランプ」の初舞台化で主演を務めるそうだ。 今回の舞台は異色の構成だという。 「思い出トランプ」は「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」の3編を含む全13編が収められている。 向田邦子さんは来年生誕80年。 さ...
NEWSアップ | 2008.09.13 Sat 19:53
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