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JUGEMテーマ:時代小説 時代小説というのは、ラノベにもっとも近いジャンルの娯楽小説だと思う。両者とも、万人にとって読みやすく書かれ、刊行速度がはやいので飽きにくく、選択肢が豊富であり、読中はいい感じに現実世界の憂さから逃避できて、ようするに、娯楽として便利なのである。 ただ個人的に、居酒屋や電車で読むことが多いライフスタイルなで、可愛い(すぎる)イラストが多用されているタイプのラノベは、たとえば電車の中でラブプラスとか絶対できないようなシャイな私にとっては照れ臭い。そういう点、あまり世間の...
断罪動物ドルバッキー | 2010.01.30 Sat 16:33
JUGEMテーマ:時代小説 今読んでいる本『勘定吟味役異聞(ニ) 「熾火(おきび)」』 (光文社 上田秀人著) 本業が歯医者という異色の作家上田秀人にはまったのは、書店で「竜門の衛」を何気に立ち読みしてから。たちまちの内に奥右筆秘帳シリーズを読破して、この勘定吟味役異聞シリーズにたどり着いたというわけ。 時は六代将軍家宣の治世、将軍肝いりの新井白石により無益の小普請組から、勘定吟味役に抜擢された水城聡四郎が繰り広げる快刀乱麻、第一作「破斬(はざん)」に続く勘定吟味役異聞シリーズの二作目。 聞...
酒そば本舗奮闘記 | 2010.01.02 Sat 08:46
『発掘 幕末の陰謀』陰謀の幕末史研究会(犬山秋彦・川上隆青・成馬零一) 徳間書店2009年12月19日 発売 (発売日は書店入荷予定日で、コンビニに並ぶまで10日くらいかかるそうです)------------------『龍馬暗殺 幕末最大の闇(ミステリ) 〜歴史に消えた黒幕の正体〜』作画:やまざきまこと/原作:犬山秋彦 『人斬り以蔵 蒼き天誅剣 〜血にまみれた勤王の魂〜』作画:田中よしあき/原作:川上隆青 『新撰組 哀しき隊規 〜裏切りと陰謀の果てに〜』作画:瀧 玲子/原作:犬山秋彦 『中村半次郎伝 慚愧 〜人斬り異...
犬山デザイン製作所 | 2009.12.07 Mon 11:36
「まんまこと」に続き、町名主のお気楽息子・麻之助のひょうひょうとした活躍を描いた続編「こいしり」。 江戸の町名主とは、奉行所に変わり町内のもめごとを裁定するお役目を持つ家柄。現代では民事関連の裁判所のようなものでしょうか。その町名主、高橋家の跡取り息子・麻之助は昔は生真面目な若者だったけれど、今ではすっかりお気楽な道楽ものになりさがってしまった。 そんな麻之助も今回とうとう嫁取りをすることになる。 相手は友人の同心吉五郎の親戚にあたる武家の娘・お寿ず。 しっかりものの嫁をもらってすこしは...
日々の書付 | 2009.08.02 Sun 22:07
JUGEMテーマ:時代小説 藩への献上品を作る足軽が、隠されたお役目を持っていて・・・という、非常に好みの設定の時代小説。短編連作。少々理屈っぽく、とっつきにくかった(2度目の挑戦(?)で読了)。これもシリーズ第1作目のようで、そこそこ伏線もあるのだろうけど、「父子十手捕物日記」のようにあからさまではないので、気にせずこれだけで楽しめるかな(「父子〜」も結局続刊読んでないけど)。特に養子とのやり取りが良い。
ゆるぐだ ときどき録 | 2009.06.27 Sat 02:52
JUGEMテーマ:時代小説 とにもかくにも登場人物が可愛らしい。基本ヘタレだけどもやるときゃやる、の少年漫画的主人公。女の趣味は微妙(失礼)でも、とっても頼りになる幼馴染。頼りになるお父さん、優しい姉さん、今の所主人公には靡くそぶりのないカワイ子ちゃん、等々。番所の面々もイイ味です。腹黒さが全くない感じ。事件そのものは、なんちゅーか、すっきりしない感じだけども・・・。でも、あんまり同情さそうような動機も、最近好きでないので、逆に良かったかな。しかしこれ、ものっそ『シリーズ第一巻!!』て感じなのに...
ゆるぐだ ときどき録 | 2009.04.20 Mon 22:52
「こころげそう 男女九人 お江戸恋ものがたり」。 男女七人夏物語 お江戸版といったところでしょうか。 幼なじみ9人の恋愛模様が複雑にこんぐらがって、せつない。 下っ引きの宇多は、思いを寄せていた幼なじみ・於ふじが突然死んでしまい、思いを告げられなかったことを後悔していた。 ところが、死んだはずの於ふじが幽霊となってもどってきた。 父親を心配して成仏できなかったという於ふじと奇妙なつきあいがはじまる。 幼なじみ同士の恋模様をからめつつの最後に物語の大きな謎がとけるような流れになっています。 ...
日々の書付 | 2009.03.30 Mon 01:28
“世の中、捨てたもんじゃねえんだ。捨てちゃならねえんだ。” 文庫裏より。 小間物問屋遠野屋の若おかみ・おりんの水死体が発見された。同心・木暮信次郎は、妻の検分に立ち会った遠野屋主人・清之介の眼差しに違和感を覚える。ただの飛び込み、と思われた事件だったが、清之介に関心を覚えた信次郎は岡っ引・伊佐治とともに、事件を追い始める……。“闇”と“乾き”しか知らぬ男たちが、救済の先に見たものとは? 哀感溢れる時代小説! あさのあつこさんの本はどれも読みやすいです。書かれていることば自体は重いしきついのだけ...
少年は跳ぶ | 2009.03.25 Wed 13:31
久々に読み応えのある小説を見ました。…といっても本ではなくて電子図書なんですが(^^;)。マイミク亀松さんの「原爆」と「今昔玉手箱医療外伝」。ここから読めます。携帯からでも読めます。今昔玉手箱もすっごい好きだったんだけど、それよりもさらに面白し。原爆は重厚なテーマだけど、傑作だと思う。医療外伝はすっげぇ役に立つと思います。タダだし、今昔玉手箱を見ると「日本って、こんなに素敵な国だったんだ」って素直に思えるんで大好き。ぜひともご覧遊ばせ。JUGEMテーマ:時代小説
よいぼしのなぎうた | 2009.03.07 Sat 14:17
『吉原裏同心』シリーズもまた、カタルシスと情感のある佐伯泰英の代表作の一つであろう。 流離 吉原裏同心 (光文社文庫) 物語は、九州の田舎藩で貧乏青年侍の主人公・神守幹次郎(かんもりみきじろう)が深夜の河原で狂ったように薩摩示現流の一人稽古を行なうところからはじまる。彼は長年来の思いを抱いていて、それを実行に移そうとしているのだ。それは当時の(今でもだが)倫理観からいえば、けっしてほめられた計画ではない。人の妻との駆け落ちである。相手は借金の方に意にそわぬ者と結婚しドメスティックバイオレン...
断罪動物ドルバッキー | 2009.02.17 Tue 23:11
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