[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""] グリム童話のブログ記事をまとめ読み! 全147件の13ページ目 | JUGEMブログ

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グリム童話
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世界中で愛されている童話集「グリム童話」について語りましょう。
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グリム童話(KHM25) 『七羽のからす』 兄を救う妹という類型

(KHM09)『十二人の兄弟』同様、一番末の妹がカラスに変身させられた兄を救うというお話しです。グリム童話という限定を外すなら、世界にも類話がたくさんあるようです。 物語、あるいは昔話の分類体系の世界標準であるアールネ・トンプソンのタイプ・インデックスでも同じ分類番号がふられています。 民俗学者や人類学者が行う、このような分類で、物語、昔話を語ることを、トールキンは嫌っていました。それぞれの物語の細部にあるものを、ないがしろにしてしまいかねないからです。 これらの分類の成果は、物語そのも...

'ものがたり'散策 | 2017.01.17 Tue 18:32

グリム童話(KHM24) 『ホレおばさん』 世界に広く同系の型を持つ物語

『ホレばあさん』または『ホレおばあさん』とも呼ばれます。そっくり同様の筋のお話が世界に無数に分布していて、このグリム童話の『ホレおばさん』を代表して”ホレおばさん型”と言っているようです。モチーフで分類するなら、それこそ、おびただしい数のお話が類話とされるでしょう。内容を平たく言えば、民話、昔話によくある、典型的な因果応報の物語です。 そのお話の型について、メモしておきます。 正直者が虐げられている中、大抵は穴のようなところに誤って物を落としてしまいます。このお話では井戸に糸巻きですね...

'ものがたり'散策 | 2017.01.16 Mon 18:29

グリム童話(KHM22) 『なぞなぞ』 権力者の、道徳的なものに関する、心の持ち方

わたしが読書に使っている『語るためのグリム童話』という本は、第二版を底本としていますが、大変わかり易いです。監訳の小澤俊夫さんが、本の題名通り、人に語ることを前提に、話の筋が通るように再話されているからかもしれません。 この物語、以前、第七版の翻訳を読んだことがあるのですが、話の辻褄が合わず、意味も汲み取れなかったのを覚えています。この物語は、初版にはなく、第二版からの追加なのですが、なぜこの物語が第七版まで残ったのか、疑問に思うほどでした。 それはさておきお話です。あるところに、と...

'ものがたり'散策 | 2017.01.15 Sun 19:17

グリム童話(KHM21) 『灰かぶり』(シンデレラ) 強い共感性を持つ普遍的物語

『灰かぶり』(シンデレラ)とは広い地域で古くから伝えられる民話で、グリム兄弟以前にもパターンを少しづつ変えながら採録されています。 『妖精物語とは何か』 J.R.R.トールキン 評論社 2”起源”でトールキンは妖精物語に限らず神話や民話を含む物語全般の起源のことを述べようとしながら論点をずらして、物語の本質について述べていたのだと思います。 そして物語とは、人に備わっている帰納と抽象という能力によって、我々の内部にある精神や言語を、外部に再構成したものだとも述べていました。 物語の材料となっ...

'ものがたり'散策 | 2017.01.14 Sat 13:42

グリム童話(KHM20) 『ゆうかんな仕立て屋さん』 皮肉の込められた題名について

何時頃からかは分かりませんが、ヨーロッパ圏では「仕立屋七人で男の一人前」という句があり、仕立屋は、弱い男のなる職業というイメージがあるようです。今の今まで知りませんでした。 この物語もそうですが、以前、記事にしたビアトリクス・ポターの『グロスターの仕立屋』もこういった背景を気にとめて読むべきなのかもしれません。 それはさておき、このお話し序盤で、まず思うのは、主人公の仕立て屋と、ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャとの類似性のことです。あくまでキャラクターが醸しだす雰囲気のことですが...。...

'ものがたり'散策 | 2017.01.13 Fri 18:29

グリム童話(KHM19) 『漁師とその妻』 欲かきのお話し

とある漁師が釣り上げたヒラメは、言葉を解し、”自分は王であり、魔法でこのような姿にされている。だから、私を逃がしなさい”としゃべりました。 言葉をしゃべるヒラメなんて、気色悪いし御免だとばかりに、ヒラメの言う通り逃してやる漁師ですが、家に帰り、奥さんにそのことを話すと、目ざとい奥さんはこう言います。逃してやった見返りに何か願い事をしてこいと...。 しぶしぶ漁師は、海に戻って、再びヒラメを釣り上げると、妻の言いつけ通り、逃がしてやる代わりに願い事をしました。すると、どうでしょう、なんと、その願...

'ものがたり'散策 | 2017.01.12 Thu 18:29

グリム童話(KHM18) 『わらと炭とそら豆の旅』 由来譚の物語

そら豆の、模様の理由についての由来が、物語られます。一般的には、これらのお話を、由来譚という分類に属するお話とするようです。 物語最後に、そらまめが弾けてしまうところなど、想像すると哀愁を誘います。そこを旅の仕立屋が通りかかり、そら豆を縫ってくれて一見落着となります。そして、この縫い目が、そら豆の模様の由来だというのです。 こういうタイプの物語も、民話には多くあるようです。確かに、人の好奇心をそそり、それを面白おかしく満たしてくれる物語です。 興味が湧いたので、第七版も読んでみ...

'ものがたり'散策 | 2017.01.11 Wed 19:10

グリム童話(KHM17) 『白いへび』 動物との会話

物語は、主人公の若者が、白いへびを食べることによって、動物と言葉をかわすことが可能になるというものです。若者は旅に出るのですが、その特技を活かして、方々で動物の助けになるようなことをします。 そして、さすらいの末、自分がとある窮地に立たされた時に、これまでに助けた動物たちが恩返しをしに来るというものです。そして、彼は救われ幸せを得るのでした。 この物語、あまり深くは立ち入ることが出来ませんでした。グリム童話は、語り継がれてきた民話を、口承の保存に重点を置いて編纂したものなので、現代の...

'ものがたり'散策 | 2017.01.10 Tue 18:39

グリム童話(KHM15) 『ヘンゼルとグレーテル』 民話にしては目を引く文学的装飾

皆さんおなじみの物語ですね。貧しい木こりと、その妻による、生き残るための、口減らしに出される兄妹の物語です。 グリム兄弟が民話収集の際に『兄と妹』と同名のタイトルであったため、こちらの物語を改題して『ヘンゼルとグレーテル』としたようです。 またしても悪い継母が登場します。木こりの妻が継母という設定です。しかし初版から第3版目までは実母として描かれています。残酷さを軽減するための修正が行われたわけです。 それにしても、何度読んでも切ない気持ちにさせられます。口減らしのために仕方なく妻に...

'ものがたり'散策 | 2017.01.09 Mon 18:22

グリム童話(KHM14) 『三人の糸つむぎ女』 存在感のある三人の醜女

やはり、初版とそれ以降の版で、登場人物の、役割りが少し違っています。題名も初版は『苦しみの亜麻紡ぎ』ですし、題名だけ比べてみても明らかに伝えようとしているものが異なるのでしょう。第2版以降はいくつかのお話の合成のようです。 いずれにしてもお話しは、山のようにたくさんある麻を、3人の醜女が超人的な能力で紡ぐことで進みます。 初版とそれ以降、どちらのお話の展開も好きです。 初版に出てくる、こうるさい王は、小さな男に思えますし、后の手のひらの上で踊らされているのがお似合いだと思いました。 ...

'ものがたり'散策 | 2017.01.08 Sun 18:48

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