[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]

JUGEMテーマ:ノンフィクション ギリシャのオフィスビルで警備員として働いていたコンスタンティンは、ある日の午後、同僚と交代で昼休みを取った。職場に持参したサンドイッチをコーヒーを飲みながら平らげ、警備員控室で寛いでいた。控室から見える表は、天気が良く気持ち良さそうだ。 コンスタンティンは、外の空気を吸うために表に出て、左隣のビルとの境目近くに立った。道行く人も行きかう車もまばらで、実に長閑な春の午後の風景だった。 コンスタンティンは、その風景をしば...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2017.01.01 Sun 12:41
JUGEMテーマ:ノンフィクション 高校二年の大晦日、幼馴染のH君が遊びに来たので、毎年、紅白歌合戦を見て年を越すのに飽き飽きしていた我々は、H君、弟、そして私の三人で福岡市の南部にある油山でテントを張って、年を越すことにした。荷物をまとめて、家を出たのが夕方の4時半ころである。 バスで麓まで行き、それから油山市民の森まで重い荷物を背負って登って行った。フウフウ言いながら、やっとのことでテントを張る場所まで着いた時には、周囲はすっかり暗くなっていた。 荷...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2016.12.31 Sat 22:02
ニューヨークタイムズのノンフィクション部門で1位を獲得した 話題の本です。 ホワイトハウスといえば、大統領が住む場所という大雑把な 認識だったのですが、実際は、6階建て、132の部屋、147の窓、 35のバスルーム、28の暖炉、3基のエレベータがある、とてつない 要塞だったんですね。 そこでいったいどんな人間模様が繰り広げられているのか。。。 やり手の記者が、ホワイトハウスで働いていた人に次々をインタビューを 敢行しまとめあげた一冊です。 『使用人たちが見...
Book Bulletin Board =話題の本の情報= | 2016.12.29 Thu 14:52
JUGEMテーマ:ノンフィクション これから語られる二つの物語には、幽霊は登場しない。だが、・・・・・・ 弟が中学に上がって新聞配達を始めた。弟が担当していた配達区域は、できたばかりの団地だった。ある朝、自分が配っている棟の一階に着いた。その棟の東側では、5階の一室だけに配ればよかったので、弟は新聞を一部取り出して右手に持ち、階段を駆け上がり始めた。 4階に差し掛かった時、明らかに人がドアを開錠する「ガチャガチャ」と言う音が聞こえたので、弟は...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2016.12.28 Wed 21:43
JUGEMテーマ:ノンフィクション (注意)この記事には、性的な表現が含まれています。 小学校で警備員としてアルバイトをしていた時の事である。ある日、台風の暴風警報が入り、先生方と児童生徒たちは全て帰宅し、校内には全く人気が無くなった。 まだ明るかったが、もう誰もいないし、こんな時に学校内に入って来る人もいないだろうと判断し、早目に門を閉める事にした。まず正(西)門を施錠し、次に東門を施錠した。残るは、北門のみである。 東門から北門に向かう...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2016.12.28 Wed 09:20
JUGEMテーマ:ノンフィクション 大学二年生の夏の事だった。土曜の午後、洗濯をしようと洗濯物を持って、下宿の近くにあるコインランドリーに行った。そのコインランドリーは、下宿を出て、右側に少し歩いたところにある十字路を左に曲がった先にあった。ランドリーに着き、洗濯物を洗濯機に突っ込んで洗剤を入れ、百円を入れてコインランドリーを出た。 十字路に向かって歩いていると、正面から走って来た乗用車が十字路の手前で徐行し始めた。その車の前部が十字路に差し掛かった瞬間、十字路の左...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2016.12.28 Wed 01:52
JUGEMテーマ:ノンフィクション "Boards don't hit back." (「板は打ち返さない。」) 深い言葉だ。動かない板を割れても、動き回ったり、打ち返して来たりする人間を叩けなければ、意味はないよとブルース・リーは言いたいのだ。 ブルース・リーの声も、実に渋い。高校生の頃は、よく彼の英語のセリフを真似しては、一人悦に入っていた。 大学に入ってから、自宅からそれほど遠くない所にあった松濤館流空手の道場に通った。通い始...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2016.12.27 Tue 13:16
JUGEMテーマ:ノンフィクション 季節がいつだったか忘れてしまったが、小学校5年生の時の事だった。ある日、一平の家に遊びに行くと。庭の中にある豚が飼われていた囲いの前に、不思議な物が置いてあった。 それは、比較的大きな台形の台の上に、斜め45度くらいに傾斜した幅25?〜30?くらいの板が取り付けてある何かの道具のようなモノだった。その板の上の方には、革製のベルトが付けてあり、そのベルト端近くには、ズボンのベルトのようにバックルもある。 一体何だろうと思い、一...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2016.12.27 Tue 10:06
JUGEMテーマ:ノンフィクション 20代後半頃の事である。ある日、早良区にある市民センター二階にある市民図書館に本を閲覧するために行き、読みたい本を借りて表に出た。 市民センターの一階は、バスセンターになっていて、センターと表通りの間をバスが行き来していた。 一階に降りて、道を渡ろうとして、乗り入れ口の真中に小さなバイクと20代半ばくらいの男性が倒れているのが見えた。幸い、バスは、通ってなかったので、急いでそこまで行って、彼に声を...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2016.12.26 Mon 23:40
JUGEMテーマ:ノンフィクション 20代の半ばに、3週間ほど山に籠って、空手修行に励んだ事がある。 食料は、米と缶詰、そして近くの川で獲れる川魚だった。かなり山奥だったので、山に籠り始めてから一週間は人に会う事はなかった。この一週間は、人恋しくて孤独感に苛まれた。それが過ぎると、一人であることに慣れて来たが、その後、山中で登山者に遭遇したりすると、かなりドキッとした。今度は、逆に人に会う事が怖くなったのだ。人間心理の不思議である。 テントを張って生活し...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2016.12.26 Mon 20:08
全1000件中 761 - 770 件表示 (77/100 ページ)