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JUGEMテーマ:ノンフィクション h 今朝、台所に行くとカークが、コーラを飲んでいた。 「あれ、今日も仕事じゃなかったの?」 そうなのである。このところ、急にカークの仕事が増えたのである。彼が、神に祈った効果が現れ始めたのか、週、7日働く事になっていたのだ。カークは、本来、宗教上の理由で、日曜日は仕事できないはずだが、カークは「こんな時に、宗教の教えなんかに構ってられない。」と言って、引き受けていた。 「それが、急に今日は、祝日で休講にしてくれって、会社に言われたんだ。」 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.12 Sat 11:27
JUGEMテーマ:ノンフィクション 午後3時ころ、カークが四平の仕事から帰って来た。かなり疲れた様子である。 「お帰り、カーク」 「今日は、参ったよ。」 「どうした?」 また、カークがネタをしょって来てくれた。 「朝、タクシーに乗って駅まで行ったんだけど、途中でいきなり歩行者がタクシーの前に跳び出して来たんだ。」 「で、どうなったんだ?」 「運転手が、急ブレーキを踏んで、左にハンドルを切ったんだけど、車体と彼の体の間隔は、5、6センチくらいしかなかったよ。」 ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.11 Fri 18:25
JUGEMテーマ:ノンフィクション ある日の午前11時ごろ、昼食を摂りに出かけようとしていると、カークが部屋から出て来た。 「なあ、リュウ、桂林路で買い物したいんだけど、付き合ってくれないか?」 「いいよ。いつごろ行く?」 「午後なら何時でもいいよ。」 「わかった。」 と言うわけで、カークと二人で、桂林路に行く事に。バスに乗って桂林路に着くと、カークが最初に向った場所は、マクドナルドだった。アメリカ人だけあって、ハンバーガーが恋しいらしい。彼は、ビッグマックとフラ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.11 Fri 12:53
JUGEMテーマ:ノンフィクション 日曜日の昼、久し振りにパク先生と会い、「八八八(はちはちはち)」という北海道ラーメンの店で昼食をともにした。 「鷹野先生は、いつ日本に帰りますか?」 「6月下旬に帰国する予定です。」 「あと、一ヶ月くらいですね。」 「そうですね。思ってたより早かったですね。」 「私は、このまま中国に残るか、日本に帰るか、迷ってます。」 「ああ、日本にお帰りになるとすれば、どこになさるおつもりですか?」 「福岡もいいかなあと考えてます。福岡は...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.11 Fri 07:38
JUGEMテーマ:ノンフィクション 4 昼寝をしていると、電話が鳴り、3時頃起こされた。 「もしもし、パクですー。」 「アー、朴先生、お久し振りです。」 「良かったら、今から私の宿舎に来て、飲みませんか?」 「ああ、いいですよ。」 「ここから、どう行けば、いいですか?」 「306番のバスに乗れば、来れますよ。」 「で、なんというバス停で降りればいいですか?」 「華・・・・・・」 と、ここで、通話が突然切れた。携帯を見ると、電池切れである。暫く、充電してから、パク先生...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.10 Thu 09:32
JUGEMテーマ:ノンフィクション 6 昨日の晩、私が共用部に出ると、ドアを開けっ放しにしたままベッドでパソコンを見ているカークが部屋の中から話しかけてきた。 「よう、リュウ。例のロシア人の女の子なんだけど・・・・・・」 「ああ、あの水着の写真送って来た女の子。」 「そう。彼女、さっき旅費が足りないから、お金を貸してくれって言って来たよ。」 「やっぱりね。変だと思ってたんだよ。」 「彼女は、間違いなく詐欺師だ。」 「なんで、そんな事するのかね?手口が見え見えなのに...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.09 Wed 08:10
JUGEMテーマ:ノンフィクション 夕方、仕事から帰って来ると、共用部でスーツ姿のロンに会った。 「おお、ロン、どうしたんだ、今日は?随分、決めてるじゃないか。」 「ああ、これか。今日は、子供向けの英会話スクールで公開授業をしたんだよ。スクール側が、俺の授業の腕を見たがったからな。」 「で、どうだった?うまくいったか?」 「どうもこうもないよ。2,3歳の子供ばかりだから、走り回る。洟は垂らす。泣き喚く。一人かなりの悪ガキがいて、こいつが、イスの上に立ち上がっ...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.08 Tue 08:03
JUGEMテーマ:ノンフィクション 夕方、L君から電話が入り、彼が私の部屋まで来ることに。 5時半ごろ、やって来た彼の日本語に関する質問に答える。L君は、かなり仕事の疲れが溜まっていたので、今日の稽古は中止して、互いに整体をし合う。背骨を伸ばして、互いにスッキリとする。 今日は、月に一度のカークとの食事会の日である。L君も誘って、三人で近くの偽イスラム教徒の店に行く。料理が運ばれてきて、食事を始めると、カークは、5年前から始まった彼の不運について話し始めた。 「5年...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.07 Mon 11:57
JUGEMテーマ:ノンフィクション 今朝、台所で朝食を作っていると、カークがやって来て、私にパソコンの中にダウンロードしたロシア人の女の子の写真を見せてくれた。彼女は、美しいとは言えないまでも、可愛いと言っても差し支えないルックスをした女の子だった。最近カークは、ネットでこの女の子と交流しているのである。 彼女が送って来た計23枚の写真を全て見せてもらったが、その中に何枚かビキニ姿の写真があった。それを見て、私は少し怪しいと感じた。 「最初は、例の詐欺師かと思ったけど、...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.06 Sun 10:05
JUGEMテーマ:ノンフィクション 中国に来てからというもの、色んなところで、いろんな人から「韓国人ですか?」と言われた。日本人は、一般的に背が低いと思われているせいで、長身の私は、韓国人と勘違いされ易いらしい。 私の父は純粋の日本人だったが、子供の頃、悪さをする度、先生に「オイ、この毛唐!」と怒鳴られていたくらい、バタ臭い顔をしていた。父は、祖父が朝鮮で小学校の校長職にあったため、現地で生まれた。朝鮮語は、話せなかったが、聞いて理解する事はできると言っていた。また、父は、現地の子供たちと遊びなが...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.04.05 Sat 18:09
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