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JUGEMテーマ:ノンフィクション 金曜日(4月13日)の夜、カークが私の部屋まで来た。 「よお、リュウ、明日二人で金物屋に、『スネーク』を探しに行かないか?ついでに、扇風機が近くの店に売ってたら、それも買いたいし。そろそろ暑くなり始めたんで、君の扇風機をいつまでも、借りておくわけにもいかないしね。」 「ああ、いいよ。何時ごろ行く?」 「じゃあ、午後2時にここを出る事にしよう。」 「オーケー」 「スネーク」と言うのは、トイレが詰った時に使う道具だとカークが...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.24 Mon 08:13
JUGEMテーマ:ノンフィクション g 金曜日の朝、ロンが外から帰って来た。またまた、不機嫌な顔をしている。 「スーザン(中国人)には、ホントにイライラする。俺が、幼稚園の仕事が気に入っていて、高校の仕事を嫌っているって知っているのに、わざと高校の仕事を俺によこす。カークが、幼稚園の仕事を嫌っているって知っているのに、あいつに幼稚園の仕事をさせる。あのバカ女は、適材適所って事が全く分かってない。」 「前も同じような事言ってたな。なんで、わざわざそんなことするのかなー?」 「知...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.23 Sun 10:26
JUGEMテーマ:ノンフィクション カークと買い物に行った翌日の晩、私が台所で洗い物をしていると、ロンが外から帰って来た。 「お、お帰り。」 「ああ、今日は、参ったよ。」 浮かない顔である。 「どうしたんだ?」 「今週は、実についてない。職業訓練校は、試験中で授業はキャンセル。高校は、遠足で、やっぱりキャンセル。今週は、ほとんど授業が無いよ。毎週、瀋陽の彼女の所に行かなきゃならないから、金はいくらあっても足りないっちゅうのに。」 「ああ、それは、仕方ないね。」...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.22 Sat 17:41
JUGEMテーマ:ノンフィクション 月曜日の朝、台所で朝食を作っていると、カークがやって来て、 「リュウ、よかったら、ウォルマートに買い物にいかないか?」 と言ってきた。 「ああ、いいよ。いつ行こうか?」 「君が都合のいい時に。」 「じゃあ、午前11時ごろに行こうか?」 「オーケー」 というわけで、ウォルマートに買い物に行く事に。二人で、バスに乗って西安大路まで行き、買い物をサッとすませる。男同士の買い物は、時間が掛からなくて実にいい。こん...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.21 Fri 11:31
JUGEMテーマ:ノンフィクション 土曜日の夕方、隣の部屋から、カークが面接官とスカイプで話している声が聞こえてきた。例のトルコにあるBという言語学校である。暫くして、彼が部屋から出てきた時、 「どうだ?面接はうまくいったか?」 と聞いてみた。カークは、浮かない顔で、 「あんまり、うまくいかなかったよ。僕のパソコンのウェブカメラがうまく作動しなくて、相手が僕の顔を見られなかったんだ。」 「ふーん、で、肝心の話の方は、どうだったんだい?」 「ああ、それは、うまくい...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.20 Thu 10:49
JUGEMテーマ:ノンフィクション 金曜日の夜、カークと二人で、例の偽イスラム教徒のレストランへ行った。久し振りだと言う事もあって、食事をしながら色んなことを話した。最初の話題は、もちろん、ロンの彼女の事である。 「ロンの彼女は、娘をオーストラリアの大学に入学させるために、どうしても今すぐ向こうに行きたいって言ってるらしいよ。」 「ああ、やっぱりな。そんなこったろうと思ってたよ。」 「こらあ、どう考えても、彼女がロンを利用してるとしか思えないね。」 カークは、両...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.19 Wed 10:23
JUGEMテーマ:ノンフィクション ブログ記事を一つ書き上げてから、共用部に出ると、ドアが空いていた。ドアの所まで行くと廊下にカークが立って、向かいのシェアルームのドアを平手でバンバン叩いていた。 「リュウ、さっきローズが帰って来た。今から、テレビを取り戻すから手伝ってくれ。」 「ああ、いいよ。」 暫くすると、ロシア人のレーナが出てきた。カークが、 「ローズに貸していたテレビを、取りに来た。」 と言うと、レーナは「オーケー」と言って、快く中に入れてくれた...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.18 Tue 15:34
JUGEMテーマ:ノンフィクション j カークが行ってしまってから、アパートはかなり静かになった。特にウィークエンドには、ロンが瀋陽の彼女の所に行くので、アパートのシェアルームには、私一人しかいなかった。 "And Then There Were None."(「そして、誰もいなくなった。」)って感じで、このまま、この状態が続くのかと思いきや・・・・・・ 今週の月曜(4月2日)に、突然、カークが四平から戻って来た。帰って来るなり、彼は 「金曜日に、また例のムスリムレス...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.13 Thu 07:29
JUGEMテーマ:ノンフィクション 金さんと会う筈だった日の朝、彼女からメールが入って、「熱があるので、来週会えませんか?」とのことだった。 このメールを読んだ時、何となく、もう彼女とは会えないような気がした。特に根拠は無いが、そう感じたのである。 メールで、来週会う旨を約束し、その日を迎えた。その日は、大学で講義をする日だった。朝、出勤しようと支度をしていると、これも私の学生だった金さんの彼氏から、電話が入った。あまり、元気そうな声ではなかった。 「先生、お久し...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.12 Wed 08:18
JUGEMテーマ:ノンフィクション 先週の土曜日、停電の時に偶然知り合った高さんと韓国料理店で夕食をともにした。この店は、高さんがビジネスコンサルタントとして講義をしたお店らしく、店に入った途端「ああ、高先生、ようこそいらっしゃいました。」と店長をはじめ、従業員たちからは、下にもおかない扱いを受けた。 席に着くと、従業員たちが入れ替わり立ち替り挨拶にやって来る。高さんは、この店でかなり顔が利くようだ。料理を注文すると、注文した品以外にも、三品ほど豪勢な料理をサービスで持...
無意識との対話 Dialogues between the conscious and unconscious | 2014.03.11 Tue 13:05
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