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JUGEMテーマ:Book review「1Q84 BOOK3」村上春樹(著)新潮社、2010年 BOOK2を読み終えたときには、解決されていない謎(編集者小松の行方など)が多く残ったままで何か腑に落ちない感じがしたのだが、BOOK3が出ると知った時には「なるほどあれで終わりではなかったんだ」と納得することができた。それでもなお年上のガールフレンドはどうしてしまったのかとか、ふかえりの正体はいかにとかいった謎も依然として残っているので、BOOK4もあるのではなかろうかという気がする。それにしても僕は昔から村...
2σの向こうに | 2010.04.23 Fri 00:32
JUGEMテーマ:Book review 「戦後教育で失われたもの」(新潮新書):森口朗中途半端な立場で書かれているな・・・と言うのが素直な気持ちです。戦後の教育について否定するわけでもなく、肯定するわけでもなく・・・そういう中で自分が思っている良い教育をかたっていきたいのでしょうけどね。う〜ん。かなり微妙です。私も面白くなかった本ばかり紹介するのではなく、しっかりと本を読んで更新しましょう!!体調も良くなってきてこれからはもっと本を読むと思うので・・・。
パパの105円で読書 | 2010.04.22 Thu 23:04
蝶々さんとばななさん。それぞれの持ち場でぴかぴかすればするだけ、反対のエネルギーを受けまくる、というもので。他人からは苦労や努力はみえにくく、きらびやかな活躍ばかり目立つ、目立つ。そのように刺されながら引っ張られながらの日々で、元気な想い、言葉、行動を出せるとはなんという男前レイディたちなんだろう。ぴゅるーん。ねじを巻くのは、自分。格好悪くても自信の無い朝でも、芯を持とう、芯を。JUGEMテーマ:Book review
星の合図 | 2010.04.20 Tue 12:13
マンガはじめて家を建てました! 妹に薦められて読んだ本。TSUTAYA&スターバックスのコラボ店(と呼ぶのか?)で全部読みました。書店とスタバが一緒になっていて、書店の本を持ち込んでコーヒーを飲みながら読めるという素敵なお店です。漫画なので読みやすいのは何よりだけど、すごくわかりやすい!家を建てるならハウスメーカーならば工務店ならばこう、売っている土地の条件付についてどういうものかなど、今まで知識がなくわからなかった点がわかりやすく解説されています。実際に著者が家を建てるまでのエピソードも面白...
楽しい暮らし | 2010.04.20 Tue 00:51
JUGEMテーマ:Book review「心に太陽を持て」山本有三(著)新潮社 最近ニッカと丸善がウィスキーと本をセットで売ろうという『“バー読”in My Room』という企画を始めたのだが、その中の1冊に本書があった。ちなみに本書は「竹鶴12年ピュアモルト」とセットになっており、ウィスキー入門者向けというふれこみである。ウィスキーが入門者向けということで本のほうもかなり「入門者向け」となっているのがおかしいところである。この本は山本有三という結構大御所の作家が戦前に出した「日本少年国民文庫第一巻」が元になっており、...
2σの向こうに | 2010.04.16 Fri 09:53
JUGEMテーマ:Book review「反哲学史」木田元(著)1995年、講談社 哲学というものに興味を抱いて最近は少しずつ入門書を読むようになってきたのだが、なんとなく腑に落ちないものがいつもつきまとっていた。それは神というものへの対し方が西洋人とは異なる日本人が、その神を存在や認識の原理にすえた西洋哲学を学ぶことに何の意味があるのだろうかという疑問である。この本はまさにそうした疑問を氷解させてくれそうである。この本を読むまで僕は現代の哲学がどのような状況にあるのかをまったく知らなかったわけであるが、現...
2σの向こうに | 2010.04.15 Thu 00:32
JUGEMテーマ:Book review「ファンの皆様おめでとうございます」若松勉、周防正行(著)2002年、大巧社 ちょっと古いのだが、2001年にヤクルト・スワローズが日本一になった後、名うてのヤクルトファンである周防正行氏(映画監督)と当時の若松監督が行った対談をまとめた本である。若松勉という人がその大打者ぶりに比べてかなり地味な印象があるので、ヤクルトファンでなければおそらくはあまり興味を惹かれないかもしれない。ヤクルトファンである僕でさえ、今回初めて読んだくらいなのだから。僕は監督時代の若松氏につ...
2σの向こうに | 2010.04.14 Wed 11:02
JUGEMテーマ:Book review 「競売ナンバー49の叫び」トマス・ピンチョン(著) 池澤夏樹氏の「世界文学を読みほどく」で取り上げられている作品の1つであり、題名も作家名も聞いたことがなかったのだが、何か気軽に読めそうな現代小説のような感じがして読んでみた。ところ実際に読んでみると、あまり気軽に読めるようなものではなかった。ストーリーは面白いし、そこに描かれている戦後アメリカ社会の風俗に引き込まれて決して退屈したりはしないのだが、抽象的な語彙や表現が多く、文体自体の癖もあって、細かいところは完...
2σの向こうに | 2010.04.12 Mon 18:03
JUGEMテーマ:Book review「もう少し知りたい人のための『ソフィーの世界』哲学ガイド」須田朗(著)1996年、日本放送出版協会 哲学の入門書ということでこれもついでながら読んでみた。既に読んだ「ソフィーの世界」をもう一度簡単に振り返る内容であり、決して詳しいものではなく、また難しいものでもない。この本を読みながら重要なポイントをノートにでもまとめておけば、「ソフィーの世界」を読んで理解したギリシャ哲学から構造主義までの西洋哲学史の流れが頭の中に定着する、といった本である。僕としては、この本を読ん...
2σの向こうに | 2010.04.06 Tue 10:31
JUGEMテーマ:Book review「哲学の教科書」中島義道(著)1995年、講談社 哲学というものを齧ってみたくて「哲学への誘い」と「ソフィーの世界」を読んでみたのだが、哲学史のおおまかな流れはわかったものの肝心の「哲学とは何か?」という基本的な疑問に対する端的な答えが示されておらず、相変わらず何か良い入門書はないものかと探していたところで見つけたのが本書である。この本はまさにそういう僕が求めていた本であった。ここには歴代の哲学者の羅列はなく、ひたすら自分で問いを発し、それについて自分で考え抜くことが...
2σの向こうに | 2010.04.03 Sat 11:00
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