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JUGEMテーマ:短歌 「この雨が好き」 梅雨のころ、乳色の薔薇の蕾にそっと触れた雨粒、 その静かな瞬間に、まだ名もなき「好き」が芽生えていた。 君が生まれた日にも、きっと雨が降っていた。 この雨が好き——そう言えるあなたへ、二首の短歌を贈ります。 名も知らぬ 蕾にそっと 触れる雨 君が好きだと 言ったこの雨 乳色の 薔薇の蕾の 雨粒が 君が生まれた 時を飾れり 雨が好きなあなたへ——その理由、 生まれた日の空、雨粒に触れ...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.31 Fri 17:55
島守の 比翼の鳥の 片落ちは 海に沈みし 羽を拾はむ * (現代語訳) 島を守る比翼の鳥の片羽である私は、海に沈んだ「あなた」というもう片方の羽を拾いにゆきましょう。 * (解説) 大祝鶴姫をイメージして創作した歌です。
詩花の庭 | 2025.10.30 Thu 17:41
JUGEMテーマ:短歌 花咲びと(はなさかびと) 進む道に確信はなくても、描く手は止まらない。 「花咲びと」と名付けたその人は、枯れ木にも、まだ見ぬ園にも、花を咲かせる。 何かを描き続ける仕事に携わる人生に、そっと灯りをともす短歌です。 物語を描く人へ──その歩みは、もう物語の一部です。 静かな肯定と継続の灯り 枯れ木にも 花を咲かせる 物語 花咲びとは まだ続きおり 祝福と創造の連鎖 花が咲く 人の笑顔の その先に 世界ができる It's wonderful 名指し...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.30 Thu 15:37
JUGEMテーマ:短歌 見えぬ翼を広げるとき 閉ざされた 冬の教室 見えぬ背に 翼の春は もう始まっている 消え残る 言葉の灯り 同じ空 見えぬ翼を 皆広げたり 誰にも言えない孤独や、言葉にならない違和感。 それでも、誰かの言葉が灯りとなって、 見えない翼をそっと広げる瞬間がある。 「助けて」と言えなくても、 「わかってほしい」と叫ばなくても、 同じ空の下で、誰かと並んでいるだけで、 生き抜く力が芽吹いていく。 見えないけれど、確かにある——「翼」の話です。 ...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.29 Wed 18:11
JUGEMテーマ:短歌 「好きの一字が揺れている」 好きという言葉は、いつも少し重たい。 口にすれば傾く何かがあって、言わなければ揺れ続ける何かがある。 風にまかせていた気持ちが、誰かの足音に触れたとき、 その一字は、静かに揺れはじめる。 今夜は、そんな「好きの手前」にある揺れを、三つの情景に託して詠みました。 ゆれながら 今を楽しむ やじろべえ 君待つ方に 少し傾く 好きですと 言えば傾く ブランコの 鎖の音だけ 風にまかせて 二首目を推...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.28 Tue 21:42
JUGEMテーマ:短歌 「放つ」 覆う手を 空に放てば 鳥たちと 君のメロディ 泉をひらく 握る締めていては、何も握れない。生まれた赤子は、掌を結んでは、広げて 繰り返す。見えない何かを掴もうとして、小さな手のひらを見えない空に むけて、声を放つ。 小さな子供は、生きる見本の様だ、生きてきた己の源泉を遡るように見ていて 飽きることがない。 覆う手を空に放つのは、自分を縛っているもの、自分の殻を脱ぎ捨てること。 心が解放される一瞬。そこにメロ...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.27 Mon 18:30
JUGEMテーマ:短歌 「しっとりこん十首」 雨だれの 音に刻んだ 子守歌 背なに触れたる 母の手のひら 雨の日、街は静かに手紙をしたためます。 子供のころ、長靴の先に残った砂のつぶつぶ。 傘の雫に跳ねた雨蛙。 そして、熱を出した夜、母の手のひらが雨だれのリズムを伝えてくれた—— そんな「しっとりこん」の記憶を、短歌にして並べてみました。 第一章:雨の情景と都市の静けさ しっとりと 道々ぬれて 今日は雨 かすかに雲が 泣いてゆれ立つ 大江戸も 小江戸も今は しっと...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.26 Sun 16:53
JUGEMテーマ:短歌 秒で見せてる朝の沈黙 早起きの 人だけ秒で 見せている 変わる朝日の 深い沈黙 早起きの朝、窓辺に立つと、世界がほんの一瞬くらいの間に変わるのを感じることがあります。 それは誰にも告げられず、ただ「秒で」見せられるだけの、静かに繰り返される奇跡。 今日の短歌は、そんな朝の沈黙に耳を澄ませてみたくなる歌。 「秒で見せている」という表現が、時間の刹那と自然の意志を感じさせます。 「深い沈黙」は、世界から問いかけられているそのときです。 誰にも言わずに、ただ見...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.25 Sat 17:25
JUGEMテーマ:短歌 「風が教えてくれたこと」 秋晴れの午後、洗濯物が風に揺れていた。 ふと見上げた空の果てに、誰かの気配を感じた。 風が吹くたび、布が跳ね、影がのびる。 名づけられない感情が、生活の隙間にそっと顔を出す。 空の果て 風さわやかな 秋晴れの 洗濯物が 雲を指してる 風の声 鳥の声聞く 夕暮れに 誰かの帰りを 待ってるベンチ 短歌の練習 わからない ことも楽しむ 事なりき とにかく読んで 見たのが短歌 意味よりも 音が先行 する夜に ページの隙間で 息をしていた わ...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.24 Fri 18:11
JUGEMテーマ:短歌 「デジタルな街」 「信号が 青に変わって 誰れ行かず デジタル音の カッコウが鳴く」 都市の空,動かぬ信号、誰もいない交差点。読者の方の知ってる世界。 模倣の自然音としてカッコウの声が「デジタル音」であることに、現代の孤独と皮肉が込めらて。 詩の中の哲学世界を感じてほしい:届くかどうかわからない、でも誰かの午後に響くかもしれない――そんな詩の姿勢を求めて。 この街の風の音も、鳥の声も、誰かがつくったものかもしれない。 それでも、詩は届くか...
感謝「ありがとう」 | 2025.10.23 Thu 17:49
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