[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]
平成3年。 第2句集。 「あじろ」主宰、「晨」同人。 平易な表現で、普通の景が生き生きとしてくる。 実に上手いです。 どこからも離れて一樹朝桜 若葉冷底をたたいて出すみくじ 森の香が夜のてのひらにある端居 合掌は暑に耐ふかたち石ぼとけ (文法的には「耐ふる」だと思いますが) 石仏の拗ねし顔とも藪蚊とぶ ハンカチを卓とし少女ら旅楽し わが書架にわが一書あり白桔梗 ふくさ藁日を得しよりの香を放つ 雪握れば雪泣く音に峡暮るる 川おのが光れる景に春を待つ ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2018.12.19 Wed 21:19
俳句スパイスインターネット句会 12月 兼題「開」 5句選で、うち特選一句お願いします。 最下段の「 Add a coment: 」 より name: にネット俳号 commentos: に句番号と句 ↓ 「コメント送信」をクリック その他選評・感想・質問・意見などご自由にお書き下さい。 選句締切:12月24日(月)午後6時 結果発表:12月26日(水)予定 ************************** 1 歳を知り胸襟開く忘年会 ...
俳句スパイス | 2018.12.18 Tue 18:08
勧めていただいて読んだ本。 365日を1日ずつ船団の方が朝ごはんのエッセイと一句を添えたつくりになっている。 正直、朝ごはんの話は何を食べたという話が基本なので、さほどおもしろくない。 なので途中から俳句のみを読んでいく。 365句のうち、おもしろかったものを挙げてみます。 啓蟄の窓拭く順序モンドリアン 蒲公英の絮吹きながらする話 チューリップ赤とピンクの二刀流 花粉症の女ピカソを真似て泣く 泣く時が見つけられない豆の花 しゃぼん玉犬の鼻まであと二ミリ ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2018.12.17 Mon 22:05
1989年。 「脈」主宰。 第5句集。 正直、おもしろいと思える句が少なかったです。 半分まで読み進めて、「とどまれば蝉声ふゆるばかりなり」でストップ。 中村汀女の「とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな」を思い出して。本歌取りなのかもしれませんが。 木をはなれ落花つぎつぎ飛翔せり 浮遊せる花の遅速のおのづから 汗ばみて少年母に秘密もつ 四辺みな陽炎われも陽炎ふか 無縁の灯ひとつづ殖え千灯会 卯の花や晩年こころ病むことも JUGEMテーマ:俳句 ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2018.12.13 Thu 21:15
俳句ライフ FM Kawaguchi で 紫主宰・山?十生の「俳句ライフ」放送中です。 今週の十生一句(11月22日放送分より) 天 挨拶のきっかけとなれ凩よ 真鏡花 地 木枯らしに負けるものかとペダルこぐ サキママ 人 私の出る幕はなし空っ風 子芋 FM Kawaguchi 85.6 MHz 放送時間 木曜日 午前9時より 再放送は 日曜日 午後12時30分より (インターネットでも聴けます) 番組ではみなさんからの作品募集中です。 ...
俳句スパイス | 2018.12.13 Thu 10:03
昭和27年。 第2句集。 言わずと知れたホトトギスの4Sの一人。 客観写生の極みで、私でも知っている句も。 農事の句は殊にいいなあと。農事に触れていないとできない句ばかり。 前半はほとんどおもしろいと思われなかったが、後半に入るといい句だなあというのが次々と。 一ひらの枯葉に雪のくぼみをり 方丈の大庇より春の蝶 顔を出すバケツの水の濁り鮒 田植女の手にひらひらと鮒あたり ひつぱれる絲まつすぐや甲蟲 昨日今日船便りなし夜光蟲 づかづかと来て踊子にささやける ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2018.12.10 Mon 21:49
俳句ライフ FM Kawaguchi で 紫主宰・山?十生の「俳句ライフ」放送中です。 今週の句紹介(12月6日放送分より) 今週は山?主宰の冬俳句のご紹介です。 ご自身の解説付きで主宰の冬の句を味わいました。 アフガンの冬 青空で飢え凌ぐ ほんたうの恋は片恋霏霏(ひひ)と雪 雪が降っていますね演出久世光彦(くぜてるひこ) 鳰(かいつぶり)離ればなれはいい関係 日曜日 12時30分より再放送があります。 お聞き逃しの方はぜひお聞きください。 ...
俳句スパイス | 2018.12.06 Thu 11:25
紫川口句会 「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 毎月第一日曜日、川口市立西公民館(JR川口駅西口・徒歩5分)で 午後1時から4時30分に開催しています。 各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。 次回は1月6日(日)です。 山崎十生主宰選 天 無垢なほど無敵なんです冬すみれ 友光 地 裸木になるにそれぞれ自分流 紀子 人 寒満月研師がいるに違いない 智恵 秀逸 冬木立けして動ぜず昂ぶらず 都 着ぶくれてやっと...
俳句スパイス | 2018.12.05 Wed 21:51
平成24年。第三句集。 「海程」「未完現実」「木」同人。 著者は味噌蔵の主人のようで、代々タイトルの名前をついでいるとか。 現代俳句は無季や句またがりの破調もあったり、正直川柳だろうというものや、調べとしても好ましくないと思っています。どうしても定型をはみ出さざるを得なかったものは別として。 序文は金子兜太ですが、彼の句も基本的には好きではない。 しかし、伝統を破ることでマンネリを避けて新しいものが見えてくるのもたしか。 好きな句はさほど多くなかったですが、好きな句...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2018.12.04 Tue 21:57
1冊の本を読むより勉強になる、押し売りじゃないけどね、と言われてカレンダーを句会で購入。 カレンダーはうしお&はずくのがあるので使わないんですが読むために。 主宰クラスの方が一人一句を載せているので、たしかに勉強になります。 上手すぎていやになったりもしますが。小中学生の作もあってすごい。 好きな句を載せてみます。 最初はやはり自分の結社の主宰の句を。 <1月> 俎に広がる山野なづな打つ 名村早智子 元旦の海おだやかに命満つ 鍵和田釉子 初明り赤子...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2018.12.03 Mon 23:25
全1000件中 531 - 540 件表示 (54/100 ページ)