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平成5。 「赤楊の木」同人。 句歴十年で初句集。卒寿なのでこれが最初で最後か。 今年また命ありけり更衣 この小さき身の置きどころなき炎暑 集金の若者ぼそつと来る寒夜 死ぬ時は死ぬがよろしき秋の風 住み替る命なりけり今朝の秋 河豚鍋や命のことは忘れゐし 新涼や髪刈りあげて男さぶ JUGEMテーマ:俳句
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2019.01.23 Wed 23:07
俳句スパイスインターネット句会 1月 兼題「休」 5句選で、うち特選一句お願いします。 最下段の「 Add a coment: 」 より name: にネット俳号 commentos: に句番号と句 ↓ 「コメント送信」をクリック その他選評・感想・質問・意見などご自由にお書き下さい。 選句締切:1月25日(金)午後6時 結果発表:1月28日(月)予定 1 月光に麗しい雁帰りたる 2 人間ていいものですか冬木問ふ 3 休みたがるこ...
俳句スパイス | 2019.01.22 Tue 10:15
俳句ライフ FM Kawaguchi で 紫主宰・山?十生の「俳句ライフ」放送中です。 1月17日(木)は、いつもと趣向を変えて 句会(紫の「さくら草句会・12月例会」)の 収録を交えての放送でした。 実際に収録した句会の様子を織り交ぜながら、 進め方などが大変わかりやすく説明されています。 以前12月20日には「句楽会」の様子を放送していましたが、 句会と言ってもそれぞれ進め方に違いがあり興味深く聞きました。 主宰を始め、各参加者の選評もたっぷりお聞きいただけます...
俳句スパイス | 2019.01.17 Thu 09:35
2016年。 副題にもあるように著者は建築家であり俳人である。 句集ではなく、各エッセイに一句が添えられている。 句と文は関係がないことはないが、独立に読んだ方が読みやすい。 近代の建築が捨ててきたものを俳句に見、俳句もまたそうなりつつあるのか。 いずれにせよ、建築すなわち俳句だと著者が捉えていることはわかる。 文章は拾い読み程度だが、トイレに関する記述がおもしろい。トイレは「御」不浄。自然の摂理に向き合う場、瞑想の場でもあり、人を囲う空間としてはいちばん小さいと。ゆえに...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2019.01.16 Wed 11:51
昭和59年。 「蘇鉄」同人。歯科医。 妻の句、宿痾の句、ダムの句が多い。 好きな句もあるが、「癒ゆ妻」がやたら出てきて、活用としていかがなものか。 連体形なら「癒ゆる妻」、過去形なら「癒えし妻」で、五音だと句に仕立てやすいが、こういう表記が散見される。 梅雨ふかし処刑の如く吊革に 藪蚊打つ四方海光の流人島 殉教地神父が作る葱大根 玄海のまっ赤な日の出終戦日 蜻蛉の目玉に沼は生きている びっしりと落葉終生職ひとつ 鳥渡る妻の潔癖娘がうけて 田植...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2019.01.14 Mon 23:20
平成10。 「俳句作家」同人。 この結社では現代かなづかいに統一されていたよう。 家族の、とくに夫とのことが主で大景の句はあまりない。 家庭的で解説を必要としない句が多い。 すぐ戻る一年生や蝶の昼 眠る子の足に合わせて足袋を編む 夫に子にだまされ通し四月馬鹿 聖誕樹雪の少ない方が裏 手袋ではめるボタンがもげてしまう クリーニングのニの字の上の燕の巣 船尾まで車ぎっしり月の航 京菓子に似たる椿をてのひらに 蝿取蜘蛛風呂のタイルを桂馬跳び 等身の鏡に映...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2019.01.10 Thu 22:12
俳句ライフ FM Kawaguchi で 紫主宰・山?十生の「俳句ライフ」放送中です。 1月10日(木)放送分より *紫の句会の秀句紹介。 今回は「ミューズ」です。 句会は毎月第2土曜日・午後1時 川口市立幸栄町公民館です。 本心は妥協にあらず浮寝鳥 (表記は俳句スパイスによる) *塗師祥一郎寄贈作品展のご案内 現在川口総合文化センター・リリアの展示ホールにおいて 「塗師(ぬし)祥一郎 寄贈作品展」が行われています。 日本を代表する洋画家、故・塗師...
俳句スパイス | 2019.01.10 Thu 09:30
紫川口句会 「紫」の二つある本部例会のうちのひとつ。 毎月第一日曜日、川口市立西公民館(JR川口駅西口・徒歩5分)で 午後1時から4時30分に開催しています。 各自自由題で3句出句・8句選。会費1,000円。 次回は2月3日(日)です。 山崎十生主宰選 天 特に異論はありません干大根 邦子 地 水鳥の事無きを得し水輪かな 都 人 充電をしていたはずの雪女 都 秀逸 ヘッドホンより銀漢の沍てる音 紀子 凍鶴にあつき血潮のみなぎれり 壽...
俳句スパイス | 2019.01.09 Wed 22:33
昭和60年。 「雲母」主宰。第9句集。 収められた400句のうち、心底いいと思えたものは案外少なかった。 草紅葉してなきがらは一夜のみ 大根抜くときのちからを夢の中 踏み入りしことなき嶺も淑気かな 初夢の濤のとどまるところなし 玉蟲のいろよみがへる風の中 木の実みな熟れてさだめの時を待つ 返り花老師お臍のはなしなど 龍の玉虚子につめたき眼あり 元日の猪年といへる山の顔 湖は山の巨き眼春隣り 櫨紅葉女人その後の旅いかに 元日の山褒貶の外にあり ...
《本の出張買取》京都・全適堂 店主ブログ | 2019.01.07 Mon 21:33
「紫」2019年1月号 大道無門(「紫」1月号抄) 山崎十生 選・評 かんにん袋の空っぽいちめんのコスモス 山?加津子(無門集) FM川口の「俳句ライフ」で紹介させていただいた。二句一章の仕立てが 秀抜である。二句一章の特徴を充分に生かし、その余白の質量が半端ではない。 コスモスの群生は、何もかも忘れさせてくれる程美しい。心の平静の度合いを 暗に示している作品である。 もう少し星を見てたい穴まどひ 小?政子(山紫集) この作品もFM川口の「俳句ライフ...
俳句スパイス | 2019.01.05 Sat 23:23
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