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整体師 諸星玄丈 第222話

JUGEMテーマ:連載  第五章 玄丈先生と如雪の対決4 大気活伝協会の本部(14) 女はソファーの上に仰向けの状態で横たわっていたが、薬をかがされているのか、ピクリとも反応せず、ときおり低い声を洩らすだけだった。 女の顔はこちらからは死角に入ってよく見えない。男の方も背中しか見えなかったが、体つきから如雪に間違いないと思った。 如雪はしばらく女の全身を上から舐めるように眺めていたが、もう我慢できないといった様子で腕を伸ばし、女のパジャマの襟あたりをつかんで、ぐいと開いた。女がかすかに「うーん」...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.10.08 Thu 09:50

整体師 諸星玄丈 第221話

JUGEMテーマ:連載 第五章 玄丈先生と如雪の対決4 大気活伝協会の本部(13) とにかく、たいへんなことが起きているらしいことは飲み込めた。ぼくは、このときとっさに言った。「ちょっと待って。スシボンにも声をかけてみる」 一人では手が足りないかもしれないと思ったのだ。 急いで隣室のスシボンを起こしにいったが、スシボンは揺すってもなかなか起きない。思わずぼくは声を荒らげた。「スシボン起きろ。晴美ちゃんがさらわれたぞ!」 そう言うと、スシボンはガバッと眼をあけた。 ぼくたちは寝間着の上にコートを羽織っ...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.10.07 Wed 08:47

整体師 諸星玄丈 第220話

JUGEMテーマ:連載  第五章 玄丈先生と如雪の対決4 大気活伝協会の本部(12) 奉納が終わると夕食となり、食事が終わると会場はそのまま懇親会へと移行した。ぼくたちは来客たちと軽く酒を飲み交わしたが、あまり深入りせずに早々に部屋に戻った。 初めて滝行を体験した晴美はくたくたであった。いや、それ以上にやってられん踊りの出現が、彼女の精神を疲弊させたのかもしれない。晴美は自分の部屋に戻るのをいやがっていたが、十二時ごろそれぞれの部屋に入り寝床についた。 夜中の二時ごろだったろうか、ぼくは物音で眼が覚...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.10.06 Tue 08:57

整体師 諸星玄丈 第219話

JUGEMテーマ:連載第五章 玄丈先生と如雪の対決4 大気活伝協会の本部(11) そのうち如雪はものたりなくなってきたのだろうか、弟子たちに命じた。「全員にいっせいに打ち込んでこい」 声をかけられた弟子たちは、こうなったらとでも思ったのか、互いに息を合わせ一斉に如雪に打ち込もうとした。 ところが、その瞬間であった。如雪は片脚を舞台にトンと打ちつけ、「エイッ」と短く気合いをかけたのだ。 すると、驚いたことに、六人全員がまるで身体の芯を抜かれたかのように一気に足もとから崩れ落ち、こん倒してしまったのである...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.10.05 Mon 09:44

整体師 諸星玄丈 第218話

JUGEMテーマ:連載 第五章 玄丈先生と如雪の対決4 大気活伝協会の本部(10) 舞台の上の如雪は神殿に向かって正座していたが、その表情には激しい気迫がこもっていた。 如雪の後ろには、六人の弟子たちが三人ずつ二列に並んで座っていたが、彼らもまたいつもとは違う緊張の色を顔に浮かべていた。 やがて、機が訪れたとみた如雪は、神殿に向かって頭が床につくほど深々と礼をした。弟子たちも如雪に倣った。 それから、如雪はゆっくりと頭をあげていった。上半身が元の位置に戻ると、如雪はひと呼吸置いて、鋭い気合いをかけた...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.10.03 Sat 09:52

整体師 諸星玄丈 第217話

JUGEMテーマ:連載 第五章 玄丈先生と如雪の対決4 大気活伝協会の本部(9)「私たちも行く?」 ぼくの耳もとで晴美がそっとたずねた。「どうしようか?」 ぼくはスシボンに眼をやった。「後学のためだ。やってみようや」 スシボンがそう言うので、ぼくたちも来客たちに混じって階段を上っていった。階段は遠くで見たよりもはるかに急勾配で、ぼくはインカのピラミッド階段を上っていくような錯覚を覚えた。 階段を上りきり、ほこらの前で拝礼すると、前に行く人たちが次々と花台の横にある井戸をのぞき込むようにしていたので...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.10.02 Fri 09:40

整体師 諸星玄丈 第216話

JUGEMテーマ:連載 第五章 玄丈先生と如雪の対決4 大気活伝協会の本部(8) しばらく休んで時間をつぶしていると、演舞の奉納が始まる時刻になった。 協会本部の敷地のはずれには、野外の能舞台さながらに、ヒノキ造りの舞台が設けられていた。舞台の高さは地面から一メートルくらいあっただろうか。観客は、四方から舞台上にいる演者を見上げる構造になっている。 この舞台の正面からやや離れたところには、舞台を見下ろすかのように神殿が建っていた。この神殿に祭られている神様に対して、演舞は奉じられるのだという。 し...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.10.01 Thu 08:40

整体師 諸星玄丈 第215話

JUGEMテーマ:連載  第五章 玄丈先生と如雪の対決4 大気活伝協会の本部(7) 晴美はぼくの忠告に従って、「檜原温泉センター数馬の湯」につかることにした。 三十分ほど待って出てきた晴美は、血行がよくなったせいだろうか、肌がピンク色に染まり、眩しいくらい艶《いろ》っぽかった。 本部に帰ってくると、麻美が晴美に声をかけた。「あら、晴美さん。滝行が終わったのね。血行がよくなって、ますますおきれいになったわ」「ありがとうございます。麻美さんのような素敵な方に、お世辞でも言っていただけるなんて光栄で...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.09.30 Wed 08:46

整体師 諸星玄丈 第214話

JUGEMテーマ:連載  第五章 玄丈先生と如雪の対決4 大気活伝協会の本部(6) 「すごかったわ!」 晴美は興奮冷めやらぬ顔で言った。「近づくと水しぶきが雨のようにふりかかってきたので、すごく怖くなってしまったわ。水の圧力が強くて、とても滝の奥になんか入れないと思ったもの。でも、エイと滝に向かって気合いを入れたら、なんとか入れたのよ」「そうすか、そうすか」 スシボンは、自分も一緒に滝に入っていくような顔で聞いている。「でもね、滝の中は水圧が強くて、息なんかできないの。もう死ぬかと思った」...

ブログ小説 整体師 諸星玄丈 | 2009.09.29 Tue 08:56

アースルーリンドの騎士外伝。『幼い頃』冒険の旅 26

登場人物紹介  進むにつれ、前方に激しい音を立てて流れ込む滝の水煙が、左手にそびえる岩壁の影を落とす暗い岩肌の道を濡らし、滑る。 滝の爆音はどんどん大きく成り、霧のような水が体を被い、冷んやりとした冷気に包まれる。 左手の岩壁がだんだん高くなり、右手はすとん。と切り取られたような垂直の崖で、その真下は滝壺だった。 その上…進む道は濡れてどんどん、横幅が細くなって行く。 ローフィスが馬から降りるのを目にし、ギュンターは、やっぱり…と吐息を吐いた。 オーガスタスが馬を降りて、前方の友の背に、その大...

アースルーリンドの騎士 | 2009.09.27 Sun 14:38

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