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かんせー！

JUGEMテーマ：連載サイト完成！遅い！これからはもっと頑張って更新しようと心に決めたのであった。疲れたのであった。寝たいけど宿題があった。みんなインフルには気をつけてね！

Nookery of space | 2009.09.18 Fri 18:18

登場人物紹介　先頭を走るローフィスは、遙か前方からの駒音にはっとして目を向ける。黒ずくめの男一人が馬を蹴立てて一行に近づき、オーガスタスは眉を寄せ、ギュンターは腰の剣の柄に、手をそっと添える。が、後方からアイリスが馬を飛ばして駆け付け、その男を出迎える。男はアイリスの真正面でいななく馬を止め、アイリスも同時に手綱を引く。アイリスの視線を受けてローフィスは一つ、頷き速度を落とさず駆け抜ける。オーガスタスもチラリと相手の男を確認し、拍車を掛けて通り過ぎた。ギュンターは吐息を吐くと...

アースルーリンドの騎士 | 2009.09.18 Fri 12:34

整体師　諸星玄丈第206話

JUGEMテーマ：連載第五章　玄丈先生と如雪の対決３　笹木誠一との会談(8)「いえ、いえ」　笹木は如才なく、ぼくの顔を立てるような言い方をした。「月田様の率直なご発言には敬意を表します。いろいろおっしゃっていただければ、あとあと誤解を招くことも少なくなるわけで、私どもとしても大歓迎でございますよ」「若い者が出すぎたことを申しまして、どうかお許しください」　加藤さんが笹木に頭をさげた。「とんでもございません。月田様のご心配は、私どもとしてもありがたく受け止めさせていただきます。ただ、私どもも...

ブログ小説　整体師　諸星玄丈 | 2009.09.18 Fri 08:33

Septcouleur:04

JUGEMテーマ：連載小説の中で過剰な表現や少々グロイ表現があるかもしれません。年齢制限はしたくはありませんので、そこは自己責任でお願いします。

*SKULLNIGHT* | 2009.09.18 Fri 02:42

整体師　諸星玄丈第205話

JUGEMテーマ：連載第五章　玄丈先生と如雪の対決３　笹木誠一との会談(7)　笹木は加藤さんに頭をさげられて気をよくしたのか、強い口調で言った。「私どものグループに加わっていただければ、道場経営は確実に安定すると思います。それに、如雪会長の名前をフルに使うことが可能になりますから、以前より会員を獲得することがはるかに容易になります。どうでしょう、みなさま。悪い話ではないと思いますが」　加藤さんは、笹木の言葉に何度も首を大きく縦に振った。　ここで牡蠣の餅粉揚げがやってきた。笹木は、気分よさそうにむ...

ブログ小説　整体師　諸星玄丈 | 2009.09.17 Thu 08:49

エイジア

　水面が光っている。　エイジアはもうどのくらいそこにそうしているのか忘れた。　樹々生い茂る河のほとりで素足をそこに垂らし、黒い瞳を落としている。　苔のようなにぶい深緑色のからだをして、その流れはあちらから来てこちらへと向かう。　果てなく。尽きることなく。　黒い鳥が渡った。　ようやく顔を上げた。（帰ろう。）　森を抜けて原を越え、また森を抜けて砂丘に出た。　その縁を辿ってゆくと集落の煙りが見えて来る。　砂丘の向こうは海だ。　集落は砂丘の縁に、風を防ぐ樹々に囲まれてこじんまりと豊かにあった。　こど...

Planet | 2009.09.16 Wed 13:11

訪問者

　その晩は時化て、海鳴りがひどかった。　その『船』が漂着したことに誰も気づく者はいなかった。　深い闇の中で、ナダイの家の鳥だけが鳴いた。　ナダイは海鳴りのせいで眠りが浅かったのですぐに目を覚ました。何か、いつもと違う気配を感じてそっと起き上がった。　どこか高ぶるものを押さえながら、ナダイは海岸へと向かった。　砂丘を越えた。　そこには白い砂の上に今まで見たこともないような造りの、船のような巨体が横たわっており、ナダイの大きく見開かれた目に飛び込んで来た。　そっと村に戻り知らせようと振り向いたナ...

Planet | 2009.09.16 Wed 13:09

境人

　村の真ん中にはひとつ大きめの棟があった。村の者が寄り集まって何かするときのもので、そこに住む者はいない。トーダはそこへ案内された。　夜更けと夜明けの境目であったが、村の女が火を焚いて待っていた。　トーダはそこで白くて少し泡のはじける飲み物をふるまわれた。この海岸に生え、風を防ぐ役割もしているトーラの実からとれる酒だった。「じきにみなさんもみえるでしょう。もう少しわけを話してくださらんか？」　老の言葉にトーダはうなずくと、訥々と語り出した。「みなさんはランバーを見たことはないようだ。内陸へと...

Planet | 2009.09.16 Wed 13:08

整体師　諸星玄丈第204話

JUGEMテーマ：連載第五章　玄丈先生と如雪の対決３　笹木誠一との会談(6)　笹木はぼくをはぐらかすかのように口もとを緩ませたが、眼は鋭くぼくの顔に当てたまま言った。「あくまで形式的なことですが、道場のトップには、私どもの協会から派遣された人間がつくことになると思います。もちろん、実質的な運営は今までどおり玄丈先生にお願いいたします。ですから、実態的には従来と変わることはまったくございません」　笹木は道場が協会の支配下に置かれるという事態を小さく見せようとしている。「となると、道場の運営方...

ブログ小説　整体師　諸星玄丈 | 2009.09.16 Wed 09:12

整体師　諸星玄丈第203話

JUGEMテーマ：連載第五章　玄丈先生と如雪の対決３　笹木誠一との会談(5)「如雪会長が常々言っておることですが、小さい団体が殻に閉じこもっているようでは、いつまでたっても大きなことはできません。大きな仕事をするためには規模を大きくしなければいけないと思うのです」「ふむ」「規模が大きくなれば、人材の養成や職員のやりくりなどの面で効率が向上し、利益も大幅にアップすることと思います」「それはそうでしょうな」「ええ。ですから、玄丈先生と手を組ませていただければ、もう鬼に金棒でございます」　笹木は...

ブログ小説　整体師　諸星玄丈 | 2009.09.15 Tue 09:06

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