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掌編。超短編。など、名前は様々。
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白いブーツ

JUGEMテーマ:ショート・ショート  白いブーツはビニールの長靴のような安っぽさだった。白いシャツに白いハーフパンツに白い長靴なんて妙な格好で、いかにも目立ちたいけれど、それがおかしな方へ向いてしまったと、恥ずかしげもなく白状しているような物だ。なぜあの白という色は必要以上に光を受けて映えるのだろう。彼の髪と瞳の黒が強すぎるコントラストを生み、異様な雰囲気だった。私は無駄に人の目を引くのが嫌で、一度は彼を無視したが、私に手を振ったときに見せた無邪気な笑顔に負けてしまった。 彼の白く光る変...

Infinity With You | 2009.09.09 Wed 10:52

青い糸

JUGEMテーマ:ショート・ショート硝子壜の中に、青いものが入っている。よくよく観察してみると、くるくる巻かれた糸であるらしい。りん。かすかに、空間がふるえた。気がつけば、青い糸はすでに壜の口から頭を出していた。 昇ってゆく。何もないせいで、果てもない白い空間へ。進む先が「上」であると信じて。途方もなく長く思えたのに、いつの間にか青い糸はすべて外へ出てしまって、尾っぽの先が、硝子壜の頭五つ分くらい上で静止しているのが見える。その変化を感じ取ることは不可能だった。すでに空は青かったから。青い糸が...

名もなき日々を | 2009.09.07 Mon 19:14

なつのひ。

 ゼリービーンズをかじりながら、ソウイチが聞いてきた。ゼリービーンズって何でできてんのって。 コンビニで買ったカラフルな包装のお菓子は、あたしの手のひらの熱で溶け、べたべたしている。  生きることを断念させるような陽射しの夏の日、駅に向かって歩きながら蜃気楼を見た。「あーっ、水がある! あそこに水があるぞっ」 腕を振り回しながらあたしが叫ぶ。それを受けてソウイチは、「ああ、なんと、恵みの水ではないか」 と走り出す。 汗びっしょりで不快なワイシャツが、さらに背中に貼りついてくる。うんざりしたけ...

少年は跳ぶ | 2009.09.06 Sun 09:09

死闘の館 4

JUGEMテーマ:ショート・ショートJUGEMテーマ:日記・一般  あてがわれていたゲストルームに戻ると、妻がベッドで寝息を立てていた。よほど疲れていたのか、私の足音にも気付かないようである。子供たちはここへ来る途中、ホールで見つけて確保した。ゲストルームに戻るように言ったとき、ぐずるかと思っていたが、案外あっさりとついてきた。気になって聞いてみると、この建物を探検するのは早い段階でやめたという。「だってここ怖いの」上の娘が眉をひそめて言った。ちらりと見れば息子のほうはケロリとしているから、探検...

つらつら | 2009.09.04 Fri 20:40

ホット・チョコレート

 JUGEMテーマ:ショート・ショートその日、センが帰宅したのは午前零時を少し回った時刻だった。軍人であるセンは、この日も勤務を終えた後、地下活動の会合に顔を出した。その会合が、思いの外長引いてしまったのだった。酒臭い息を吐いた彼は、外套のポケットから鍵を取り出すと、寝ているであろう妻たちを起こさぬようにそっとドアを開けた。靴を脱ぎ、リビングへと向かった彼は、キッチンでお湯を沸かしていた妻の姿を見止めて苦笑を零した。そしてそんな夫の姿を見て、トゥマはにこりと微笑んだのだった。

Le Figuier Commun | 2009.09.01 Tue 20:27

空の境界線

JUGEMテーマ:ショート・ショートこの前空みておもったこと。っていうか今日は選挙の日だった!あと少しで20なのにいけないなんて・・・;; 

六つの花 | 2009.08.30 Sun 18:09

朝早いのに何やってんだろうな

JUGEMテーマ:ショート・ショート マークスが家を飛び出したのは当然と言えば当然の結果だった。来ない手紙を待つのが嫌だった。昨日とか、去年の6月くらいの事とかを考えると、喉の奥からハイトーンシャウトを出しながら、携帯で手足を殴る事を止められなかった。マークスは、己の精神の弱さを恥じ、それを克服しようと西瓜仙人の弟子になる事にした。家族に別れを告げると、みな曖昧な顔をした。別れを告げる相手の少なさに、マークスは早くも心を打ちのめされた。西瓜仙人の家は呑川(大田区)の水門の所にあった。西瓜仙人は一見た...

牛乳拭いた後の雑巾臭いブログ | 2009.08.30 Sun 05:12

赤い手袋

 紅く染まった楓が公園の地面に散らばっていた。踏んで歩くたびに乾いた音をたてるそれらが、寒さで赤くかじかんだ小さな手のひらのように見える。そう思った老人は、奇妙な罪悪感を覚えて足を止めた。そして、今度は温もりを求める手に囲まれたような気持ちになり、身動きがとれなくなってしまった。 そんな妄想にとりつかれ、立ちすくんでいる老人のすぐ傍を小さな女の子が走り抜けた。暖かそうな白いコートを着ていて、真っ赤な手袋をしている女の子だ。その真っ赤な手袋を目にして、老人は我に返った。楓は楓だ、どうして罪悪感...

カメレオンの憂鬱 | 2009.08.30 Sun 00:17

まどのそと

いつもまどのそとみてるまほーつかいさんまほーつかいさんはきむずかしくてなかなかわたしのはなしにこたえてくれないのわたしがおくりものをわたしてもずっとまどのそとみてる「なにがみえるのですか?」まほーつかいさんはしぶいかおをしてわたしにせをむけたべつのひまほーつかいさんすこしにこにこまほーつかいさんまわりのものピカピカにしてたそのひはまどのそとはみていなかったわたしにまほーつかいさんのいえのはなしをしてくれたたのしそうなまほーつかいさんまたべつのひきょうまほーつかいさんまたまどのそとみてた「なに...

ENT | 2009.08.29 Sat 22:25

本日大変笑顔の忘れ物が多いです。

捜し求めていた景色はカラスの飛び立つ衝撃に備えたたった一瞬の瞬きで終わりを告げたどこまでも広がる空にいつかはたどり着けると信じていたあの頃ははるか昔に封じ込めた記憶の中隣で笑う人に向ける笑顔はいつまでたっても偽者に感じる私の笑顔はどこだろういつ別れたんだろういつまでもどこまでも一緒にいる影とは違ういつかどこかで忘れてきてしまったんだ振り向いた時にはもうどこにもいなかったそう私の笑顔誰かにあげてしまったのだろうかそれならそれでいいそれとも

ペシミスティックと謳われて(β | 2009.08.29 Sat 13:58

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