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スピリチュアル関係の小説。ハイヤーセルフの「今」や「過去」を詩篇や小説風に書いたもの。
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【カスタリアのほとり】7〜誘(いざな)い〜

ただ、過去の自分に、どんよりと漂い続けている。今のままでは、何も始まらず、何も終わらない。マーシアは空を見上げた。いつもと変わらず、澄み切った淡い青空に、かすかに雲が漂う。森の木々の切れ間から、それを見上げる瞳は、まるで鏡のようだった。空がざわめく。行かなければならない。そんな気がした。白い背中に、透明な羽が開く。その姿は、水の上から飛び立つ、白い妖精のようだった。時を置かず、青々とした芝生の上に降り立った。見上げる空一面に、新緑の葉が広がる。彼女が立っていたのは、巨木のすぐ傍だった。白い手...

星紡夜話 | 2009.07.08 Wed 21:47

【カスタリアのほとり】6〜正体〜

クリロズでの出版記念ライブが終わった翌日。三次元のひつきは、例によって好転反応で腹を壊していた。そしてなぜか、ひつきの夫も、朝おきぬけにトイレに往復。メイシンは首を傾げていた。昨夜ライブに行ったのは、自分と、ジェレミーの二人だけ。三次元の本体であるひつきが直接クリロズに行くと、おまけで子供までくっついてきて、翌日子供が喘息になるというアクシデントがあったので、今回からはハイヤーであるメイシンに行ってもらおう、という企画だったはずなのだが。何故今度は、夫が具合悪くなるのだ。嫌な予感が、彼女の脳...

星紡夜話 | 2009.07.08 Wed 21:46

【カスタリアのほとり】5〜課題〜

「そういえば、マーシアは?」ポタージュを口に運びながら、メイシンがつぶやいた。彼女はあの泉から離れたくないようだ、とジェレミーが答える。「離れたくないって。。ずっとそこにいるわけ?家に帰らないの?」「家を持とうと思わないのかもしれないよ」心のままに現れる世界だからね、ここは。。青年の呟きに、メイシンは眉をしかめる。自分にはあんなに世話を焼いたくせに。納得いかない様子で不細工なおにぎりをほおばる少女を、守護天使は愛おしく見つめた。メイシンやマーシアが成長するということは、三次元の「本体」が成長...

星紡夜話 | 2009.07.08 Wed 21:45

【カスタリアのほとり】4〜訪問〜

広場で剣を振るっていたメイシンに、そっと近づく気配があった。振り返ると、明るい茶色の癖毛に、アクアマリンの瞳に新緑を写した、優しそうな青年が立っている。「あ〜。。」あんた、守護天使だ。「ひつき」の。メイシンが言葉にせずつぶやくと、青年はくすりと笑って手を差し出した。「ジェレミーだよ。よろしくね」「はぁ、どーも。。」なんとなく反射的に、差し出された手をメイシンは握った。「実はその「ひつき」に頼まれたんだけど、君をクリロズに連れてってほしいって」「クリロズ?」いま「ひつき」が夢中になって行ってる...

星紡夜話 | 2009.07.08 Wed 21:45

【カスタリアのほとり】3〜居場所〜

「で、あたしの住むとこある?」ミカエルが帰ってすぐ、メイシンは濡れるような黒髪を翻した。にっこりと、マーシアが微笑む。「どんなところがいいのかしら」にやり、とメイシンが口元を歪ませた。「ちょっとくらい壊しても、文句言われないとこ」彼女らしい、とマーシアは笑った。「この森の奥に、ぴったりの場所があるわ」言うや否や、彼女たちのいる場所が、ザッと音を立てるように変わった。森が少し開けた場所。広場になったような場所を囲んで、森の木々が彼女らを見下ろす。他には何もない。「いいねぇ」メイシンは上機嫌で、...

星紡夜話 | 2009.07.08 Wed 21:44

【カスタリアのほとり】2〜憧憬〜

「会いに行ってみる」唐突に、メイシンは口走った。目を見張る青い瞳を背にして、”佐守”に焦点を合わせようと振り返ると、目の前に、金髪の大天使が立っていた。大天使は表情を動かさず、琥珀の瞳に言う。「まだ早い」「なんで」「早いと言ってるだろう」「だから何でよっ」「ミカエル様」蒼い髪が、メイシンのすぐ後ろで、ふわりとひざまづいた。「私も、会いたいのです」意外な言葉に、内心驚いたのはメイシンだった。彼女にも、会いたい人がいる。再会のための糸口が、メイシンの「想い人」にあるのなら。彼女の心は、意外なほど真...

星紡夜話 | 2009.07.08 Wed 21:42

【カスタリアのほとり】1〜再会〜

人の気配のない森の中を、メイシンは歩いていた。左手には剣を携え、うっすらと獣道が通る上を、草をならしながら歩く。明るい森だが、ひと際明るく輝く場所へ、その道は続いていた。獣道が開けた先には、小さな泉があった。降り注ぐ光に照らされ、水面は輝く。フェアリーダストのような輝きだ。清らかな泉の傍に、白いドレスの女性が座っていた。メイシンは思わず立ちすくむ。髪は蒼。瞳は空を映したような水色。だが、それ以外は自分に瓜二つの女性が、目の前にいたのだ。白いドレスの女性は、メイシンを見るなり、ふわりと身を起こ...

星紡夜話 | 2009.07.08 Wed 21:41

【桜花】 2 〜剣の盾〜

見透かされた。それが気に食わなかった。自分でも気づかなかった感情に翻弄されながら、剣を振るっている自分が。吐き出すように、彼女は感情の光ごと、大天使に剣をぶつけていた。倒れるまでやる。全て出し尽くすまで。二人を覆う光に、舞い上げられた薄色の花弁が、巻き上げられ煌びやかに舞い続けていた。やがて、薄桃色の絨毯に剣をつきたて、しがみつくように彼女は膝をついた。息切れがひどい。彼女を包んでいた金色の粉は、静かに空へ消えていった。ミカエルは、彼女を見下ろしながら、静かに剣を納めた。桜の根元に、ゆったり...

星紡夜話 | 2009.07.08 Wed 21:40

【桜花】 1 〜解放〜 

 淡い桃色の花弁が、優美にひらめき、舞い散る。桜の巨木の下で、漆黒の少女は立ち尽くした。 なぜ、自分がここにいるのか分からない。 新緑が目に鮮やかな芝の上、薄紅色の絨毯を敷き詰めるように、花弁を降り撒く桜のそばは、自分には似合わない。 闇のような黒髪、男物かもしれない洗いざらしの白いシャツ、すらりとした足にぴたりと寄り添う黒いパンツ。そして黒革のショートブーツ。手には剣があった。使い慣れた銀の柄が手になじむ。その白い顔には、琥珀色の瞳。穏やかで美しい景色の中で、その姿は明らかに異質だった...

星紡夜話 | 2009.07.08 Wed 21:38

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