[pear_error: message="Success" code=0 mode=return level=notice prefix="" info=""]

先週の一日、新宿に出たついでに「しんじゅく 一色(いっしき)」へ寄る。 京都の茶道具店については、ときどき月刊誌『なごみ』の特集などで記事を見かけることがあるけれど、これほどの茶道人口がいるというのに、東京の茶道具店の情報は、京都ほどは知られていないように思う。 「しんじゅく 一色」は、新宿の紀伊國屋書店の並びのビルの5階にある大正時代創業の茶道具店。 エレベータでのぼった先の店内は、明るくて入りやすく、しつけの行き届いた店員さんたちが応対してくれる気持ちのよい店だ。 いろんな茶道具店...
一より習ひ | 2008.06.24 Tue 11:19
雨の一日、灰形の自主練習をおこなって疲労する。 「誰が見ているわけでもなし」と気楽にはじめたが、次第に前のめりになって灰と格闘。 息子が「おかあさーん、おやつはー?」と言いにきたものの、母の真剣なまなざしにスゴスゴ退いていく。どんな形相で取り組んでいるのだろう。 自分でも、力んでいる自覚がある。けれど力むほど練習しないと、力を抜くこともできないような気がするのだ。 それでも客観的に「まだ全然ダメだな」と自分の技量の今が見えているのは、少し歳を重ねてきたからかもしれない。 若い頃は、全くわ...
一より習ひ | 2008.06.23 Mon 00:19
2週間ぶりのお茶のお稽古である。 茨城の土浦から通われているAさんが、たくさんの茶花をかかえていらした。さっそく花入に茶花を入れる練習。茶花のお稽古に勤しむHさんが2つに入れ、他のひとつを私が担当した。 この時期の花入は、籠が主である。 わが師のM上先生は、池田瓢阿(ひょうあ)先生の竹芸教室に通っていらっしゃるので、お稽古場に登場する籠は、ほとんど師自作のもの。どれも玄人はだしの唐物写である。 私は、壁床の籠花入に似合いそうな蛍袋、虎の尾、矢筈芒をさっと入れた。のちに、若先生からアドバイスを受...
一より習ひ | 2008.06.21 Sat 21:22
東京在住の竹芸家、池田瓢阿(ひょうあ)父子竹芸展が、日本橋三越ではじまった。本日初日。 三代瓢阿さんとご子息の泰輔さんとの2人展である。 初代瓢阿は、三井物産創設者で数寄者としても名高い益田鈍翁(どんのう)や、三井・三越・王子製紙などの重役を務め、引退後は茶道家として活躍し「大正名器鑑」を編んだ高橋箒庵(そうあん)らと親しく交誼を結んだ人物だったという。 二代目は、本業のかたわら原稿執筆や茶陶も手がけ、『茶会の顛末ー小林白甫茶湯日記』『骨董巷談』など多くの著作を今に遺している才人。晩年は瓢翁...
一より習ひ | 2008.06.17 Tue 23:22
淡交会研究会のために中野サンプラザへ。講師は裏千家業躰(ぎょうてい)の金澤宗維先生だった。業躰とは、家元の側近とでも説明すればよいか。厳しい内弟子時代を経たのちに、家元をサポートしながら茶の湯を生業として生きてゆく人たちである。 好天に恵まれたせいか多くの会員が来場している。今日は約1700人ほどだろう。 研究科目は、風炉の「初炭」「茶碗荘」、そして「貴人清次花月」だった。 研究会とは、淡交会会員のための講習会である。業躰先生が一般会員の点前をじかに見て指導される貴重な機会。 東京は会員数が多...
一より習ひ | 2008.06.16 Mon 00:26
淡交社の灰形教室へ行く。 今日は「向山(むこうやま)」という形を学んだ。「遠山」の形とたいへんよく似ているけれど、遠山の山の頂点はやや風炉の右寄りなのに対して、向山は正面まっすぐの五徳の爪の向こうに山の頂点がくる。 先生の見本「向山」の灰形。 前の授業のときに私がつくった「遠山」の途中段階。今見直しても、かなりヘタ。 さて、向山という灰形は、「中置(なかおき)」という点前のときにのみ使用する灰形だという。 中置とは、風炉の季節(5〜10月)でも、10月初旬から開炉の時期に限っておこなう...
一より習ひ | 2008.06.14 Sat 01:07
2週間ぶりのお茶のお稽古。今日のお稽古は、全員がさらりと切り上げた。 というのも武蔵野市の姉妹都市であるテキサス州ラボック市の人たちが、日本文化の茶道を見学されるためにこちらへいらっしゃるからである。 お稽古場の生徒に、武蔵野市に勤めるSさんがいて、その関係でわが師が任を負うことになった。ちょうど見学日が土曜日とのことで、お稽古場の土曜クラス有志がお手伝いをする。 外国の方5名と武蔵野市の関係者6名、総勢11人を薄茶でおもてなしした後、別棟の小間を見学してもらって、茶道の雰囲気を味わっていただ...
一より習ひ | 2008.06.09 Mon 12:13
裏千家の機関誌『淡交』(淡交社刊)が、昨年1月号より点前を紹介する頁がカラーに変わった。私と同様に喜んでいる人が、たくさんいらっしゃると思う。 長く待たれた改革だった。お茶をまじめに学びたい人に、いまどきモノクロは酷だろう。学びたい気持ちを後押しするにはカラー頁が欲しい。 裏千家の点前を学ぶなら、教科書的存在の『裏千家茶道教科』17巻のシリーズが基本なのだが、点前頁は全ページモノクロ。持ち歩きに便利な『淡交テキスト 新版点前編』36巻も同様に点前頁はモノクロである。 カラー頁で内容もそこそこ充実...
一より習ひ | 2008.05.29 Thu 14:54
親サイトで展覧会のエントリーを書いているうち、 「これは、このままレポートのメモになるんじゃ・・・」という 邪念がふつふつと湧きました。 行ってきたのは、杉本貴志展『水の茶室・鉄の茶室』。 でも、課題が進まなくて苦しいのは勉強不足が原因。 これはこれとして、しばらくあっためておこう・・・。
Pippiチャンネル | 2008.05.28 Wed 00:06
お茶のお稽古日である。単衣の塩沢に南部古代型染の帯を締めて、いかにもお稽古風のきどらない装いで出かける。少々天気が怪しいので、2部式雨コートや草履の雨用カバーを持参。 稽古仲間のHさんが、私と時間差でやってきた。 彼女はこのところ茶花を入れる練習をしていて、来るとすぐに、先生宅の庭で今日生ける花を幾種類か切らせてもらっている。本席と壁床の2カ所に入れる分を用意するのである。 先生が庭で育てている茶花は、花屋で求めるのとは違って楚々とした味わいのものが多い。 その間に私も水屋でこまかな準備をし...
一より習ひ | 2008.05.26 Mon 00:39
全1000件中 941 - 950 件表示 (95/100 ページ)